炒めたり煮込んだりといった調理は手間がかかるものですが、そんな時に役立つのが電気圧力鍋です。
電気圧力鍋があれば、煮物やカレー、シチューなどのさまざまなレシピを手軽に作ることができます。
使い方は簡単なので、ファミリーはもちろん、一人暮らしでも大いに活用できるでしょう。
この記事では、家電ライターのたろっささんの解説を交えながら、電気圧力鍋の選び方を詳しく解説します。容量別におすすめの電気圧力鍋も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 電気圧力鍋なら手間がかかる料理も簡単に調理できる
- 初心者でも使える!電気圧力鍋の選び方
- 安全性で選ぶ|PSCマークやPSEマークの有無を確認
- 容量で選ぶ|満水容量と調理容量の違いに注意
- 加熱方式で選ぶ|コスパ重視ならマイコン式
- 自動調理モードのレシピ数で選ぶ|ボタンを押すだけの簡単調理機能
- 手動調理モードの種類で選ぶ|無水調理や低温調理もできる
- フタの使いやすさで選ぶ|お手入れのしやすさも重要
- 備わっている機能で選ぶ|保温機能やタイマー機能があると便利
- メーカーで選ぶ|ティファール(T-fal)やアイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)など
- 楽天市場の人気ランキングから選ぶ|購入者の口コミも多数!
- おすすめ電気圧力鍋21選|一人暮らし用から大人数向けまで
- 【1~2人向き】3.0L未満の電気圧力鍋7選
- 【2~4人向き】3.0L以上4.0L未満の電気圧力鍋11選
- 【4~6人向き】4.0L以上の電気圧力鍋3選
- まとめ
電気圧力鍋なら手間がかかる料理も簡単に調理できる
電気圧力鍋とは、電気を使用して圧力調理を行う家電です。従来の圧力鍋のようにガスを使用しないため、調理の際に付きっきりになる必要がありません。
具材を入れて「ほったらかし調理」ができるため、圧力調理をしている最中にほかの料理を作ったり洗い物をしたり、または料理以外のことに時間を活用することも可能です。
手間がかかる料理もボタンひとつで調理できるので、作るのが難しい料理にも挑戦できるでしょう。
料理が苦手な方や時短したい方はもちろん、離乳食づくりにも向いているため子どもがいる家庭にもおすすめです。
たろっさ
IT家電ライター
通常の圧力鍋だと蒸気が発生するなどした際に火加減を調節しなければならなかったりと、細かな調整が必要になります。
しかし電気圧力鍋であれば具材を投入してボタンを押すだけでおいしいおかずが完成するというのが最大のメリットといえるでしょう。
初心者でも使える!電気圧力鍋の選び方
ひとくちに電気圧力鍋といっても、容量や加熱方法、デザインなどが異なるさまざまな種類のものがあります。
作りたい料理や家族構成によって選ぶべき商品は異なるため、あらかじめ選び方のポイントを把握しておくことが大事です。
以下では、電気圧力鍋の選び方のポイントについて、詳細に解説します。
安全性で選ぶ|PSCマークやPSEマークの有無を確認
電気圧力鍋を正しく使用しないと、内容物が噴き出る、フタが吹き飛んで火傷するなど、思わぬ事故に繋がる可能性があります。
そのため、安全面を考慮して、必ずPSCマークが付いている商品を選びましょう。PSCマークとは、国が定めた基準に適合している商品に対して付けられるマークです。
ほかにも、認証マークには一般財団法人製品安全協会の登録商標であるSGマーク、JPCC基準認定品マーク、Sマークなどがあります。
| 認証マーク名 | 主なマーク | 特徴 | 
|---|---|---|
| PSCマーク | 消費者に危害を及ぼすリスクがある製品に対し、国が定めた基準に適合していることを示す | |
| SGマーク | 台所用品や乳幼児用品などが対象となっており、一般社団法人製品安全協会が定めたSG基準に適合することを示す | |
| JPCC基準認定品マーク | 圧力なべ協議会により、安全性が認められたことを示す | |
| Sマーク | 安全試験などに関する基準をクリアした製品であることを示す | 
電気圧力鍋の使用による事故を未然に防ぐためにも、安全性を考えて作られた製品を選ぶよう意識しましょう。
容量で選ぶ|満水容量と調理容量の違いに注意
電気圧力鍋は使用人数に応じた容量のものを選ぶことが大事ですが、満水容量と調理容量の違いには注意しなければなりません。
満水容量と調理容量は、それぞれ以下のとおり意味が異なります。
- 満水容量:内鍋が満水になる水の量
- 調理容量:食材を実際に入れられる量
調理容量は満水容量より少なく、3分の2程度になることが多いです。
商品名に含まれるのは満水容量であることが多いため、調理容量もあわせてチェックするよう心がけましょう。
なお、人数別におすすめの満水容量は、おおむね以下のとおりです。
| 満水容量 | 適する人数 | 
|---|---|
| 3.0L未満 | 1~2人 | 
| 3.0L以上4.0L未満 | 2~4人 | 
| 4.0L以上 | 4~6人 | 
ただし、各家庭によって食事量は異なるため、上記はあくまでも目安として考えて、家庭で必要と思われる容量のものを選びましょう。
たろっさ
IT家電ライター
電気圧力鍋の容量目安は基本的に「人数+1L」です。
もちろんメニューによったり個人差があったりとするため一概には言えませんが、あまりに小さすぎると一度に全材料を使用することができない場合もありますし、大きすぎると使い余してしまい、置き場所に困るなどの弊害が出る可能性もあります。
加熱方式で選ぶ|コスパ重視ならマイコン式
電気圧力鍋の加熱方式にはマイコン式とIH式があり、両者の特徴は以下のとおりです。
| 加熱方式 | 特徴 | 
|---|---|
| マイコン式 | 
 | 
| IH式 | 
 | 
マイコン式は数多くの商品が販売されており、比較的低価格の商品も多いため、豊富なラインナップから商品を選びやすいです。
ただし、コスパ重視ならマイコン式がおすすめですが、本格的な味わいにこだわるならIH式も選択肢として検討すると良いでしょう。
たろっさ
IT家電ライター
電気炊飯器と同じく、IHのほうが上位機種である場合が多いです。とくに煮込み料理などの場合は、均一に熱が通らないマイコン式だと中の具材までしっかりと熱が通らない場合もあり、芯が残ったような食感になってしまう場合も。
長く使う・美味しく仕上げたいなどの希望がある場合はIH式が断然おすすめです。
自動調理モードのレシピ数で選ぶ|ボタンを押すだけの簡単調理機能
自動調理モードとは、ボタンを押すだけで該当メニューを簡単に調理できる機能のことです。
自動調理モードで調理できる料理の種類は非常に豊富で、煮込みハンバーグ、ローストビーフ、肉じゃが、ビーフシチューといった手の込んだ料理を作ることができます。
食材や調味料を入れてボタンを押せば、調理時間を自動で設定してくれるため、調理工程を間違う心配もありません。
ただし、なかには下準備や再加熱が必要なものもあるため、実際に調理を始める前に確認しておきましょう。
搭載されているレシピ数は、6種類と少なめなものから、80種類以上と豊富なものまで、商品によってさまざまです。
レシピ数が多いと献立のレパートリーが増えますが、あっても使わないなら意味をなさないため、必要個数の見極めが大事だといえます。
作りたい料理の自動調理モードがあるかも重要なポイントなので、自動調理モードで作りたい料理のレパートリーをピックアップしたうえで商品を確認すれば、より効率的に取捨選択ができるでしょう。
たろっさ
IT家電ライター
中には内蔵の調理レシピが100種類を超えるものもあり、幅広い食材と料理に対応しているモデルもあります。
料理が苦手・何を作っていいかわからないという方こそ高機能のものを選んだほうが満足感は高くなるといえます。
手動調理モードの種類で選ぶ|無水調理や低温調理もできる
手動調理モードとは、圧力レベルや調理時間を自分で設定できる機能です。手動で設定を変えることで、搭載レシピ以外の料理にもチャレンジできます。
具材によって圧力を強くしたり弱めたり、調理時間を調節して好みの柔らかさにすることも可能です。
また、無水調理・煮込み調理・蒸し調理・低温調理・スロー調理など、圧力以外の調理を手動で行えるモードが付いていると、より便利に使えるでしょう。
たろっさ
IT家電ライター
手動調理の場合、あまり通常の圧力鍋と変わらないとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、タイマー機能や火力の調節機能などはしっかり使えるので、通常の圧力鍋より失敗しづらいのがメリットです。
ただし、当然ながら調理難易度は自動より格段に上がるため、注意しましょう。
フタの使いやすさで選ぶ|お手入れのしやすさも重要
電気圧力鍋のフタには、スライド式とプッシュ式があります。
スライド式はくるっとフタを回して取り外せるタイプなので、調理中にフタの裏や細かい部品が汚れても洗いやすいですが、フタの置き場所に困ることがあります。
プッシュ式はボタンを押すとパカッと開くタイプで、片手で開閉できるため便利ですが洗いづらいところがネックです。
なお、プッシュ式の中にはフタが取り外せるものもあります。それぞれ良い面も悪い面もあるため、自分にとって使いやすいほうを選びましょう。
たろっさ
IT家電ライター
お手入れは必ずマメに行うようにしましょう。通常の鍋と同じく、定期的なメンテナンスが必要です。
中には洗える部分が食洗機対応になっているものなどもあるため、楽にお手入れを行いたい方はチェックしておくと良いでしょう。
備わっている機能で選ぶ|保温機能やタイマー機能があると便利
電気圧力鍋の中には、保温機能やタイマー機能をはじめとした便利な機能が備わっているモデルもあります。
保温機能は、料理が完了したら自動で保温してくれる機能で、調理完了後、時間が経過してもアツアツの料理が食べられます。
商品によって保温可能時間が異なるため、保温機能を活用したい場合は事前に確認しましょう。
タイマー機能は、先に調理して保温するタイプと、予約した時間に合わせて調理を開始するタイプがあります。
予約時間に合わせて調理するタイプの場合、調理開始までに時間が空くと食材が腐敗する可能性があるため、作れるメニューに限りがあることが多いです。
タイマー機能を活用したい場合は、適用できるメニューの種類もチェックしておくと良いでしょう。
たろっさ
IT家電ライター
保温機能、再加熱機能はたしかに便利ではありますが、長時間保温をしておくと煮詰まってしまい、味が落ちてしまう懸念があります。
あくまでも補助的なものと割り切り、食べ切れるのであれば食べ切ってしまったほうが美味しいうちに食事をできるということが多いです。
メーカーで選ぶ|ティファール(T-fal)やアイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)など
電気圧力鍋はメーカーによって特徴が異なるため、メーカーに注目して選ぶ方法もあります。
電気圧力鍋の有名メーカーとその特徴を、以下に表でまとめました。
| メーカー | 特徴 | 
|---|---|
| ティファール(T-fal) | 搭載されているレシピが豊富 | 
| リデ ポット(Re・De Pot) | 圧力調理以外の調理機能も搭載している | 
| アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) | 使い方が簡単で初心者でも安心 | 
| シロカ(siroca) | コンパクトなサイズ感で場所をとらない | 
ここで紹介したメーカーだけでなく、ほかにもさまざまなメーカーから電気圧力鍋は発売されています。
上表の内容も参考にしながら、自分に合った特徴を備えているメーカーの電気圧力鍋を選びましょう。
たろっさ
IT家電ライター
他にもパナソニックや象印、シャープなどといった国内の有名メーカーなども参戦しています。
どのメーカーもそこまで大きく技術革新が行われる調理家電ではないため、モデルチェンジが数年に一度と長めなのが特徴です。
楽天市場の人気ランキングから選ぶ|購入者の口コミも多数!
電気圧力鍋は、家電量販店はもちろん、インターネット上でも購入できます。
商品選びに悩んだら、楽天市場の人気ランキングをチェックしてみるのも、ひとつの方法です。楽天市場では、前述した有名メーカーの商品を含め、数多くの電気圧力鍋を販売しています。
楽天市場のランキングは常に更新されているので、最新の人気商品がひと目でわかります。メーカー別やカラー別に商品を絞り込むことも可能なため、きっと希望の商品が見つかるでしょう。
インターネット上で電気圧力鍋の購入を検討しているなら、ぜひ以下の電気圧力鍋ランキングを覗いてみてくださいね。
おすすめ電気圧力鍋21選|一人暮らし用から大人数向けまで
ここからは、楽天市場の週間ランキングより、おすすめの電気圧力鍋を紹介します。
満水容量別に3つのカテゴリーにわけて紹介するので、ご家庭で使用する人数に応じてチェックしてくださいね。
【1~2人向き】3.0L未満の電気圧力鍋7選
一人暮らしの方や、夫婦2人暮らしの方など、少なめの量でも足りる家庭はこちらのサイズがおすすめです。
以下、楽天市場からおすすめの3.0L未満の電気圧力鍋を紹介します。
【2~4人向き】3.0L以上4.0L未満の電気圧力鍋11選
3人家族や4人家族をはじめとして、2~4人分の調理をしたいなら、こちらのサイズがおすすめです。
以下、楽天市場からおすすめの3.0L以上4.0L未満の電気圧力鍋を紹介します。
【4~6人向き】4.0L以上の電気圧力鍋3選
大人数の家族や、友人を集めてのパーティーなどで活用したいなら、こちらのサイズがおすすめです。
以下、楽天市場からおすすめの4.0L以上の電気圧力鍋を紹介します。
まとめ
電気圧力鍋にはいろいろな種類がありますが、安心して利用するためにも、PSCマークやSGマークといった認証マークの有無は必ずチェックしましょう。
さらに、容量や自動調理モードで作れるレシピ数などをもとに比較検討することで、最適な電気圧力鍋を購入しやすくなります。
なお、楽天市場では豊富な種類の電気圧力鍋を取り扱っており、ランキングで人気商品を素早くチェックすることも可能です。
インターネット上で電気圧力鍋を購入したい方は、ぜひ楽天市場の電気圧力鍋ランキングを見てみてくださいね。
たろっさ
IT家電ライター
電気圧力鍋は忙しい現代人にとって調理の大部分を手助けしてくれる心強いツールになること間違いなしです。みなさんもぜひ今回の記事を読んで、あなたに合った電気圧力鍋を見つけてみてくださいね。
※本記事は楽天市場が作成しています。