感動する物語を読みたくなったり、たまには活字の本を読みたくなったりなど、「小説を読もう」と思う理由は人によってさまざまです。
ただ、あまり本を読まないという方は、どうやって小説を選べばいいのか悩むことも多いと思います。
そこで今回編集部では、男女500人を対象にお気に入りの小説についてアンケートを実施しました。
ジャンル人気1位の小説や文学賞受賞作品、話題作もご紹介しますので、ぜひ小説選びの参考にしてください。
- 小説おすすめアンケート|500人が選ぶ人気のジャンルや作家をご紹介
- 小説の選び方|5つのポイントをチェック!
- ベストセラーの小説を選ぶ
- 映画やドラマの原作となった小説を選ぶ
- 芥川賞や直木賞など文学賞の受賞作品を選ぶ
- 友人や知人からおすすめされた小説を選ぶ
- ミステリーや恋愛などジャンルから選ぶ
- 小説おすすめ83選
- 小説おすすめ12選【編集部おすすめ】
- 小説おすすめ5選【泣ける】
- 小説おすすめ5選【どんでん返し】
- 小説おすすめ4選【ドラマ・映画化】
- 小説おすすめ5選【芥川賞・直木賞受賞作品】
- 小説おすすめ5選【子どもに読ませたい】
- 小説おすすめ11選【ミステリー・推理】
- 小説おすすめ10選【青春・恋愛】
- 小説おすすめ6選【ファンタジー】
- 小説おすすめ5選【歴史】
- 小説おすすめ5選【児童】
- 小説おすすめ5選【SF・ホラー】
- 小説おすすめ5選【政治・経済】
- まとめ
小説おすすめアンケート|500人が選ぶ人気のジャンルや作家をご紹介
編集部では10代から60代までの男女500名を対象に、お気に入りの小説に関するアンケートを実施しました。
アンケートの回答者の内訳は、女性が約7割、男性が約3割と女性の割合が多く、年代別では30代(181名)、次いで20代(165名)の割合が多く、20代~30代が全体の約7割を占めていました。
お気に入りの小説をジャンル別で見ると、「ミステリー」部門が2位以下と大差をつけて1位となりました。ジャンル別の内訳は以下の通りです。
1位 ミステリー(131名)
2位 ファンタジー(72名)
3位 青春(69名)
4位 恋愛(66名)
5位 推理(63名)
6位 歴史(31名)
7位 児童(21名)
7位 SF(21名)
9位 ホラー(17名)
10位 経済(6名)
11位 政治(3名)
20代~30代の男女ともに「ミステリー」小説が一番人気でした。どんなに考えてもわからない謎が解き明かされるのはとても快感です。
「なるほど、そういうことだったのか」という心地良い敗北感や、「やはり、思った通りのトリックだ」と謎を解きあてる快感も人気の理由でしょう。
人気作家ランキングTOP3は以下の結果となりました。
- 1位 東野圭吾 (32名)
- 2位 伊坂幸太郎 (17名)
- 3位 湊かなえ (14名)
(敬称略)
数多くのベストセラーを世に送り出した有名作家たちですが、支持される共通の理由としては「登場人物のキャラクターがはっきりしている」「トリックと緻密なストーリーの両立」などがあります。
登場人物がはっきりしていて、意外性のあるストーリーなのにしっかりまとまっていて読みやすいというのが有名作家たる所以でしょう。
また、「小説なら、作家の○○さんの作品が好き!」という、特定の作家のファンになるという方も珍しくありません。
作家ひとりひとりの作風は異なるので、自分の好みに合う作家を見つけて、その作家の作品を好んで買うという方もいます。
小説の選び方|5つのポイントをチェック!
書店へ足を運んでも、平積みにされた本を目の前にすると、「どれがいいのかな……」と迷ってしまうことはありませんか?
そんな時は、次に挙げる5つのポイントを参考に選んでみてください。
- ベストセラーの小説を選ぶ
- 映画やドラマの原作となった小説を選ぶ
- 芥川賞や直木賞など文学賞の受賞作品を選ぶ
- 友人や知人からおすすめされた小説を選ぶ
- ミステリーや恋愛などジャンルから選ぶ
選び方のポイントをひとつずつ詳しく解説します。
ベストセラーの小説を選ぶ
人気の作品を読みたいという方はベストセラーの小説の中から選ぶと良いでしょう。
ベストセラーというのは、数ある本の中でもとくに売れている作品のことを指します。
具体的な部数は定められていませんが、10万部売れると一般的にはベストセラーといわれることが多いです。
売れ方は様々ですが、多くの方が読んでみて「おもしろかった」と共有されていることが共通のポイントです。
映画やドラマの原作となった小説を選ぶ
映画やドラマなどのメディア化は、当然面白くなければ原作に選ばれません。
また、映画監督や俳優などの一流のクリエイターが、文字で描かれた作品の世界を動きや音で再現するため、原作とメディア化作品で違った楽しみ方ができます。
文字を読むのが苦手な方は、まず映画やドラマなどメディア化作品を見てから原作を読むといった楽しみ方もできるのが特徴です。
芥川賞や直木賞など文学賞の受賞作品を選ぶ
クオリティの高い作品を読みたい方は文学賞受賞作品から選ぶことをおすすめします。
文学賞受賞作品は、一流のプロの作家たちが数多くの作品から選考して選んだ優れた作品である証明です。
主に出版社が文学賞を開催しており、純文学の新人に与えられる芥川賞や、新人・中堅作家によるエンターテインメント作品に与えられる直木賞などがあります。
そのほかにも、書店員が選ぶ本屋大賞などもありますが、いずれも本に詳しい方が厳選して決める賞なので、文章・内容・構成がしっかりしているのが特徴です。
友人や知人からおすすめされた小説を選ぶ
また、友人や知人からおすすめしてもらった小説を選ぶのも1つの手です。
お互いに読みあえば共通の話題になりますし、おすすめしてくれた方がどんな作品を好む方なのかを知ることもできるでしょう。
ミステリーや恋愛などジャンルから選ぶ
小説はその内容によって、次の11のジャンルに分類することができます。
・推理
・ミステリー
・青春
・恋愛
・SF
・ファンタジー
・ホラー(怪奇・怪談)
・政治
・経済
・歴史
・児童
トリックや謎を楽しみたい方は「推理」や「ミステリー」。ヒューマンドラマが好きな方は「青春」や「恋愛」から選ぶなど、興味のあるジャンルから小説を探すのもいいでしょう。
小説おすすめ83選
衝撃の展開で話題を集める作品や、映画化決定で注目される作品、今なお長く愛されるロングセラー作品など、様々な形で注目を浴びる小説があります。
読み始めたら止まらない話題の作品やベストセラーになった小説をジャンル別にご紹介します。
小説おすすめ12選【編集部おすすめ】
まずは、編集部おすすめの小説からご紹介します。注目の話題作が目白押しです。
小説おすすめ5選【泣ける】
人気小説の理由のひとつに、「泣ける」ストーリーというジャンルがあります。
思わず胸が締めつけられたり、感動に打ち震えたりして泣けるおすすめの小説をご紹介します。
小説おすすめ5選【どんでん返し】
小説の醍醐味といえば、予想のつかないどんでん返しです。
作品によっては、最後の数ページで物語全体が根本からひっくり返されるなんてこともあります。
そんな衝撃と驚きがちりばめられた「どんでん返し」のあるおすすめの小説をご紹介します。
小説おすすめ4選【ドラマ・映画化】
小説を違う媒体で魅力的に表現するのがメディア化です。原作では感じられなかった情景や場面が、ドラマ化・映画化されることで、より多くの方に見られるので、さらなる話題や人気を集めます。
原作とメディア作品で多少異なるストーリーが描かれることもあるので、2度ストーリーを味わうこともできます。
ここからはメディア化した話題作をご紹介します。
小説おすすめ5選【芥川賞・直木賞受賞作品】
膨大な小説の中で、毎年各数人しか受賞できないのが文学賞です。プロの作家や選考委員会が厳選して選ぶため、文章・構成・内容すべてが一流だという証にもなります。
今回は、文学賞でも代表的な芥川賞(芥川龍之介賞)と直木賞(直木三十五賞)から受賞作品をご紹介します。
小説おすすめ5選【子どもに読ませたい】
子どもの頃、親などからおすすめされた本を読んだ経験がある方もいらっしゃると思います。感性が育つ幼少期だからこそ、読書は素晴らしい体験を与えてくれます。
また、世代を超えて愛される作品を親子で読むことは、子どもの成長や親子間でのコミュニケーションにもつながります。
お子さまへのプレゼントにもおすすめの、「子どもに読ませたい小説」をご紹介します。
小説おすすめ11選【ミステリー・推理】
時代を超えて愛される小説の王道ジャンルといえば「ミステリー」です。
奇想天外なストーリーに散りばめられた謎は、最後の1ページまで読者を翻弄します。
また、ミステリーと似たジャンルで「推理」があります。推理ジャンルの小説は「探偵小説」とも呼ばれ、読みながら読者がトリックを看破して、犯人を推理するという要素がメインです。
これらのジャンルは、謎やトリックを推理するのが好きな方や、予想の付かないロジックに絡められたどんでん返しが好きな方におすすめです。
きっとあなたの予想を裏切って驚かせてくれる小説がたくさんあるでしょう。
小説おすすめ10選【青春・恋愛】
どの時代でも、若者を中心に人気の「青春」ジャンルは、人生の春とも呼ばれる多感な時期に、人間関係や異性、理想や夢などに悩んでいく、等身大の物語が展開されていくのが特徴です。
また、老若男女問わず愛される「恋愛」は、男女間の様々な恋愛模様が描かれているのが大きな特徴です。
これらのジャンルは、数多くの出会いや悩みを通じて成長するヒューマンドラマや、恋愛を通じた人間同士の挫折や成長が好きな方におすすめです。
小説おすすめ6選【ファンタジー】
「実際ありえない」ものを「ありえるならば」で物語が作られているのがファンタジー作品の大きな特徴です。
異世界や魔法という王道のファンタジーに加え、たったひとつの特別な力を題材にしたものまで多種多様なファンタジーがあります。
小説おすすめ5選【歴史】
歴史ジャンルは、様々な実際の歴史上の出来事や時代を舞台にした物語が特徴のジャンルです。
当時の経済や政治の戦い、実際の戦までもが描かれているので、歴史上で起こった出来事に興味がある、歴史における政治や戦に興味があるという方におすすめです。
小説おすすめ5選【児童】
児童ジャンルは、お子さまの教育や教養にもぴったりの、お子さまでも読みやすい小説が集められたジャンルです。
また、比較的読みやすいものが多いので、親子で一緒に本を読んだり、お子さまに本を読ませたりして、お子さまにに教養や知識を身につけさせたい方におすすめです。
教養や知識と言っても難しいものではなく、お子さまが楽しめるようなファンタジーや優しいストーリーの小説などに加え、ときにはお子さまの「なんで?」に答えてくれる、もしくは生み出してくれる小説があります。
お子さまに知らないことを教えてくれるのは小説でもいいのです。
小説おすすめ5選【SF・ホラー】
「SF」ジャンルは、主に近未来をテーマとした作品が多く、科学的な空想にもとづいたフィクションをテーマにしたジャンルです。
科学が高度に発達した舞台が好きという方や、化学が好きな方におすすめです。
私たちの身近に存在する科学を取り扱った作品が多いので、「科学技術でこんな世界がありえるかも」と楽しみながら読むことができます。
「ホラー」ジャンルは、怖いもの見たさの好奇心が強い方におすすめです。なぜなら、ホラーは決してありえないストーリーだけとは限らないからです。
幽霊や殺人鬼、サイコなどが恐怖をもたらすストーリーは、現実と空想の境目である「ホラー」というジャンルだからこそ、常に「もしかしたら」という恐怖感が味わえます。
小説おすすめ5選【政治・経済】
現実世界の政治・経済をテーマにしたジャンルは多くの社会人から支持を得ています。
半沢直樹の大ヒットからも見て取れる通り、その人気はすさまじく、社会を舞台に、政治家や会社員が社会の陰謀に挑む社会派のヒューマンドラマが人気を得ています。
青春やファンタジーもいいけど、大人たちのどろどろした熾烈なやり取りが読みたいという方におすすめです。
まとめ
最新のベストセラーをはじめ、主要なジャンル別に小説をご紹介しましたが、本にはないジャンルは存在しないといわれるほど、さまざまなジャンル・作品があります。
ご自身に合った選び方を試してみて、ぜひ好みのジャンルや作品を見つけてみてください。
文庫サイズなら移動中も読みやすいのでおすすめです。
※「お気に入りの小説」に関する調査(2019年6月実施)
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※アンケート詳細
・10代から60代の男女が対象
・お気に入りの小説