料理やお菓子作りにひとつは持っておきたい泡立て器。効率的に材料に空気を含ませることができるので、生クリームを泡立てたりメレンゲを作ったりする時などに重宝します。
しかし、ひと口に泡立て器と言っても、大きさも使われている素材も様々です。そこで今回は、どんな点に気をつけて泡立て器を選べば良いのか、種類や素材などに着目して選び方のポイントを解説し、楽天市場で人気の泡立て器をご紹介します。
楽天市場 キッチンジャンル担当の佐藤さんにも最新の売れ筋をお聞きしました。ぜひ最適な泡立て器を見つける参考にしてください。
泡立て器の選び方|6つのポイント
まずは泡立て器の選び方を解説します。以下に挙げる6つのポイントに気をつけて選ぶようにしましょう。
ワイヤー部分の形状は「基本型」「コイル型」「回転型」の3種類
ワイヤーの形状は大きく分けて「基本型」「コイル型」「回転型」の3つの種類があります。それぞれの特徴を押さえ、目的にあわせて選びましょう。
手動の泡だて器の「基本型」
名前の通り、最もオーソドックスなタイプが基本型。泡立て器をはじめて購入する場合は、まずはこの基本型を選ぶのがおすすめです。
基本型は複数のワイヤーが根元で束ねられ、先端部分が丸くなっているのが特徴です。3種類のなかでも特に汎用性が高く、料理からお菓子作りまで様々なシーンで使えます。
時短で泡立てたいなら「コイル型」
コイル型の泡立て器の特徴は、スピーディーに泡立てられることです。基本型の泡立て器よりも空気を含みやすく、きめ細かい泡を立てることができます。
またコイル型の泡立て器は、一度に少量を泡立てるのには向いていますが、大量に泡立てるには不向き。まずは基本型の泡立て器を手に入れてからサブ的に使用することをおすすめします。
腕が疲れにくい「回転型」
回転型の泡立て器は、手動でありながらワイヤーがほぼ自動で回転するのが特徴です。ワイヤーの先端をボウルの底に当て、軽く押し込むだけで回転します。
長時間使用しても手に負担がかからず、ハンドミキサーのように使うことができます。右手でも左手でも使えるのもポイントで、慢性的に手や腕に痛みを感じている方にもおすすめです。手をあまり動かさずに済むので、体力の消耗も抑えられます。ただし、商品数が少ないのが残念なポイントです。
佐藤
楽天市場 キッチンジャンル担当
多少の収納スペースは取りますが、汎用性やお手入れのしやすさなどから、オーソドックスな基本型の人気が高いようです。
ワイヤーの太さと本数は用途にあわせて選ぼう
まず着目するのは、泡立て器の使い勝手を大きく左右するワイヤーの部分です。特にワイヤーの太さと本数は、泡立て器を選ぶ上で重要なポイントになります。
素早く泡立てたいならワイヤーが細く本数の多いものを
生クリームやメレンゲを作る際には、ワイヤーが細く本数が多い泡立て器が便利です。ワイヤーが細いほどきめ細かい泡が立ちやすく、本数が多いほどスピーディーに泡立てられます。一般的な泡立て器のワイヤーの数は8本なので、ワイヤーが10本以上の泡立て器を目安に選ぶようにしましょう。
ちなみに、ワイヤーが細いと水や牛乳といった液体を含んだ小麦粉など、生地に固さがあるものを攪拌(かくはん)するのには不向き。攪拌するのに少し苦労します。
また、泡立て器はワイヤーの本数が多いほど重くなりがちで、洗う手間もかかります。このようなデメリットもありますが、生クリームなどを使うお菓子作りでは、ワイヤーが細く本数の多いものが活躍します。
固めの材料を混ぜるならワイヤーが太く頑丈なものを
ワイヤーが太い泡立て器は、頑丈な点がメリットです。「泡立てる」使い方よりも「かき混ぜる」使い方がメインの場合は、ワイヤーが太めの泡立て器がおすすめです。
マッシュポテトなど固めのものを混ぜることもでき、マッシャーのように押しつぶしながらかき混ぜることもできます。
少量を混ぜるならワイヤーの先端が固定されたものを
ソースやドレッシングなど少量のものに使う場合は、ワイヤーの先端が固定された小さめの泡立て器が便利です。余計な泡立ちを発生させることなく攪拌できます。
また、ミニサイズであれば食事の際にテーブル上で使用できるのもメリット。軽量カップや小さな器にドレッシングを入れたまま攪拌できます。
ワイヤー部分の素材にも注目
泡立て器のワイヤーの素材には、ステンレス・シリコン・プラスチックのいずれかが使用されています。素材の違いは使い心地にも影響するため、よく考えて選ぶようにしましょう。
耐久性・耐熱性に優れ長く使える「ステンレス製」
ステンレス製の泡立て器はサビに強く、耐久性・耐熱性にも優れているのが特徴です。長持ちするので一度購入すれば何年も使い続けやすいと言えます。
素材自体が頑丈であるため、固めのものを攪拌するのにも向いています。その反面、ほかの素材より重く、ボウルを傷つける可能性があるのがデメリットです。
容器を傷つけず音も静かな「シリコン製」
シリコンも泡立て器の素材として人気があります。素材自体が柔らかいためボウルを傷つけず、使用中にカチャカチャと音が出にくいのがメリットです。コーティング加工のフライパンにも安心して使えます。
シリコン製のワイヤーを使った泡立て器には、ステンレスワイヤーをシリコンで覆ったタイプと、ワイヤー自体がすべてシリコンで作られているタイプがあります。
前者は使用しているうちにシリコンの皮膜が破れてしまうこともあるため、気になる方は後者のタイプを選ぶようにしましょう。
安価でデザイン性の高い商品もある「プラスチック製」
プラスチック製の泡立て器もシリコン製と同様にボウルを傷つけにくく、軽量な点がポイントです。ステンレス製に比べて耐久性は劣りますが、価格が安いため気軽に購入することができます。
可愛らしい形にデザインされた商品もあり、お子さんに料理のお手伝いをさせるのにもおすすめです。
泡立て器を使う上でサイズや重さも大事
泡立て器はサイズ選びも重要です。サイズで選ぶ際の目安は、あわせて使用するボウルのサイズを基準にしましょう。泡立て器の全長がボウルの直径と同じくらいか、大きくても1.5倍ほどまでにとどめておくのがおすすめです。
ボウルの直径よりも全長が小さい泡立て器を選ぶと、手を離した時に泡立て器がボウルのなかに落ちてしまうことも…。逆にボウルのサイズより大きすぎると、ボウルから転がり落ちてしまう可能性もあります。
また、ソースやドレッシングをかき混ぜる時には小さいサイズの泡立て器が最適です。普通サイズと小さいサイズの泡立て器を2つ持っておくと、使い分けができて便利ですよ。
泡立て器自体の重さもチェックするようにしましょう。重い泡立て器は使っているうちに手が疲れてしまいます。頻繁に使用する場合や泡立てる時間が長い場合は、軽量の商品がおすすめです。
持ち手部分は滑りにくく握りやすいものがおすすめ
泡立て器の持ち手の握りやすさは、使用感や疲れやすさにも影響するため、気をつけたいポイントです。握りやすい形状で、持ち手に滑りにくい素材が使われているものを選びましょう。
持ち手の形状は、一般的にシンプルな棒状のものが多いですが、なかには握りやすいようにカーブを描いたデザインの商品もあります。特に、人間工学に基づいて設計された商品は、手にしっくり馴染む使用感が魅力です。
持ち手の素材にはステンレス・シリコン・プラスチックなどがありますが、このなかで特に滑りにくいのはシリコン製。優れたグリップ力と適度な弾力があり、小さな力でもしっかり握れます。
楽天市場のランキングから最新の人気商品をチェック!
楽天市場では、最新の人気商品をリアルタイムで更新してランキングで掲載しています。ユーザーから高い評価を得た商品がラインナップされているため、参考にすることで良い商品と出会いやすくなります。
佐藤
楽天市場 キッチンジャンル担当
楽天市場で売れている価格帯としては、1,000円以内のものが圧倒的に多く、次いで3,000円以内のものが人気です。購入されている方は年代関係なく、主に女性が購入されています。
ランキングは「リアルタイム」「デイリー」「週間」と3つのカテゴリからチェックすることが可能です。ぜひ、お気に入りの商品を見つけてみてください。
泡立て器おすすめ17選|楽天市場の人気ランキングから紹介!
ここからは楽天市場の人気商品ランキングをもとに、おすすめの泡立て器をご紹介します!手動のものと自動のものに分けて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※商品紹介は泡立て器の週間ランキングをもとに作成しています。
手動の泡立て器おすすめ13選
まずは、手動の泡立て器を紹介します。
バリエーション豊富な商品のなかから、自分の好みに合った形状や使い勝手のものを選びましょう!
ウィスク(小) 74091
握り心地抜群

コシがある8本のワイヤーがスピーディーな泡立てを実現し、少ない力で効率的にきめ細かく泡立てることができます。こちらの小サイズは、味噌を取り出してそのまま鍋に溶かす使い方もおすすめです。
- メーカー名
- オクソー(OXO)
- サイズ
- 幅5cm×高さ23cm
- 重量
- 52g
- タイプ
- 手動
- ワイヤー形状
- 基本型
インジニオ ウィスク K21417
鮮やかデザインが魅力

シリコンをまとったステンレス製のワイヤーは、少々ラフな扱いにも耐えられます。さらに耐熱は230℃まで対応しているため、加熱調理中のフライパンや鍋にも使用できます。
- メーカー名
- グループセブ ジャパン(Groupe SEB)
- サイズ
- 幅7.5cm×高さ29.2cm
- 重量
- 75g
- タイプ
- 手動
- ワイヤー形状
- 基本型
18-10ホイッパー 111022
高耐久のフランス製

握りやすい持ち手は泡立て作業がしやすく、適度な弾力を持つワイヤーはスピーディーで効率的な泡立てを実現します。お菓子作りのプロも認めるハイクオリティなアイテムです。
- メーカー名
- マトファー ジャパン(MATFER)
- サイズ
- 幅6.5cm×高さ25cm
- 重量
- 76g
- タイプ
- 手動
- ワイヤー形状
- 基本型
泡立て 2303300
ワイヤーの多さがポイント

持ち手のゆるやかな曲線が手のひらにフィットし、それほど力を入れずとも確実にホールドできます。また持ち手の後端に穴があるため、フックに吊るしておけるのもポイントです。
- メーカー名
- 柳工業デザイン研究会(YANAGI DESIGN)
- サイズ
- 幅8cm×高さ30cm
- 重量
- 105g
- タイプ
- 手動
- ワイヤー形状
- 基本型
ステンレス製 泡立器 25cm #1710
洗いやすいシンプルデザイン

持ち手に凹凸や溝がないため、洗いやすいのもポイントです。料理やお菓子作りに使用する道具は、メンテナンスのしやすさが大切ですいです。基本型ならではの汎用性の高さも魅力と言えます。
- メーカー名
- タイガークラウン(TIGERCROWN)
- サイズ
- 幅6.6cm×高さ25.8cm
- 重量
- 110g
- タイプ
- 手動
- ワイヤー形状
- 基本型
自動の泡立て器おすすめ4選
続いて、自動の泡立て器を紹介します。
自動の泡立て器は何と言っても、楽に作業が行えるところがメリット。泡立て器を利用する機会が多いのであれば、自動の商品を選ぶのもおすすめです。
まとめ
普段の料理をより効率的にし、お菓子作りにおいては必須のツールともいえる泡立て器。今回ご紹介した商品はどれも高品質で、多くの人に支持される優れものです。
ぜひこの記事を参考に、毎日でも使いたくなるようなお気に入りの1本を見つけてくださいね。
※本記事は楽天市場が作成しています。