炊飯器は容量から機能まで様々なものが販売されています。機能がシンプルで使いやすい炊飯器や、おいしく炊ける炊飯器もあり、どのタイプを選ぶかによって価格も異なるため悩んでしまいますよね。
今回は、家電の専門家、たろっささんが厳選した商品を含む、おすすめの炊飯器をご紹介します。炊飯器の選び方も解説しているので、炊飯器選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
炊飯器の選び方|7つのポイント
まずは、炊飯器を選ぶ時の基準となるポイントをご紹介していきます。
3合、5合、1升など、炊飯量や家族の人数に合わせて選ぶ
炊飯器の大きさは様々なので、一度に炊きたい量や、家族の人数で選びましょう。
1人暮らし、2人暮らしなら3〜3.5合、3〜5人家族なら5〜5.5合、それ以上なら8合〜1升がおすすめです。
炊飯器は規定量よりも少なめの方が美味しく炊き上がると言われているため、少し大きめのサイズを選ぶことがポイントです。
3人など少人数の家庭で5合炊き炊飯器は大きく感じるかもしれませんが、米の美味しさを最大限に引き出せますよ。
加熱方式で選ぶ
炊飯器の加熱方式は主に以下の3つに分けられます。
- IH式
- 圧力IH式
- マイコン式
IH式|ふっくら、やわらかめの炊き上がり
電磁誘導で内釜全体が発熱する方式が「IH式」です。窯全体に熱が均一に届くため、炊きムラがあまり生じないのが嬉しいポイントです。
IH式で炊いた米はしゃっきりとやや硬めの食感に炊き上がります。機能性も価格も、どちらも両立したい方におすすめです。
圧力IH式|米の美味しさにとことんこだわるなら
電磁誘導で内釜そのものが発熱する点はIH式と同じですが、さらに圧力をかけて一気に炊き上げるのが「圧力IH式」です。
高い火力で素早く炊飯するため、やわらかめでふっくらした食感に炊き上がります。少し硬めの米もモチモチに炊けるため、玄米をよく食べる方にもおすすめです。
圧力をかける機能がプラスされることにより、値段はやや高価になります。メーカーによっては、上位モデルに採用していることもあります。
マイコン式|価格帯がお手頃
「マイコン式」は底部分に搭載されたヒーターで、釜を直接熱して米を炊く仕組みです。IH式に比べ火力は劣るため、炊きムラができてしまうこともあります。
機能がシンプルで低価格のため、あまり米を炊かない人や、コストを抑えたい方におすすめです。
たろっさ
家電ライター
圧力IH式を最上位機種に据えているメーカーは多いですが、実を言うと、一部メーカーはあえて最上位にIH式を持ってきています。
保水膜を崩さずに米一粒一粒を潰すことなく、丁寧に炊き上げるため長時間潤いをキープ。お弁当などのご飯に好適です。
内釜の種類で選ぶ
炊飯器の内釜の種類は、金属釜と、土鍋や炭など自然素材の2種類に分けられます。釜の厚みによっても炊き上がりが変わるので、購入前にチェックしましょう。
自然素材の釜は熱が米の中までしっかりと伝わるため、加熱ムラが生じにくく、美味しく炊き上がります。
一方金属釜は、熱の伝導率が高いのが特徴で、素早く炊けるところが魅力的です。米に素早く熱を通すことで、ふっくら柔らかな食感に仕上がります。
たろっさ
家電ライター
鉄釜と土鍋釜、炭釜を採用しているメーカーが多く、鉄釜は炊きムラができづらく短時間でふっくら仕上がるのが特徴です。土鍋釜はもちもちとした食感でおこげも得意。炭釜は蓄熱性が高く、蒸し焼き状態にして一粒一粒が立ったハリのあるご飯になります。
調理コースや炊き分けなど、機能で選ぶ
炊飯器には、炊き込みご飯、ケーキ、パンなど、白米以外の便利な調理機能を搭載しているものも多くあります。白米以外の調理ができる炊飯器は、調理スペースが限られている方にもおすすめです。
そのほか、炊飯器によっては、以下のような機能が搭載されているものもあります。
- 銘柄、玄米、雑穀米など、米の種類に応じて炊き分けできる機能
- 保温機能
- 早炊き機能
- 蒸気レス、蒸気セーブ機能
好みの銘柄が決まっている方なら炊き分け機能、家族で食事時間が異なるなら保温機能があると便利です。生活リズムや食事の習慣などに合わせて、便利な機能を選んでくださいね。
たろっさ
家電ライター
ケーキなどを作れるメニューがある炊飯器も中にはありますが、基本的に炊飯機能しかない炊飯器でほかの料理を行うのはとても危険です。
炊飯コースしかない炊飯器は米を炊くことしか想定していないため、それ以外の分量のものを入れると釜が焦げ付いたり中の調圧孔に具材がくっついてしまい、中身が吹き出したりする危険性も。
炊飯器が故障するだけでなく、怪我や事故に繋がる場合もあるため、絶対にやめましょう。
手入れのしやすさで選ぶ
炊飯器はよく使うものなので、内釜やそのほかのパーツなどの洗いやすさも重要です。庫内の凸凹が少ない形状であれば、毎日の拭き掃除もラクにおこなえます。
取り外して洗うパーツが少ないものであれば、洗い物を減らせます。圧力IH式の炊飯器は機能面で優れている分、パーツが多めな傾向にあるため、お手入れが面倒な方はマイコン式やIH式を選びましょう。
象印、パナソニック、タイガーなど、人気のメーカーで選ぶ
ここまで炊飯器の選び方を解説してきましたが、それでも迷う方は、炊飯器を手掛ける有名メーカーから選ぶのも1つの手です。
象印、パナソニック、タイガー、アイリスオーヤマ、日立、三菱、東芝などのメーカーの商品が人気です。
象印の「炎舞炊」、パナソニックの「おどり炊き」、タイガーの「土鍋ご泡火炊き」など、メーカーによって独自の技術を使用した特徴的な性能がある場合もあります。機能もチェックしつつ、ご自身に合ったメーカーを探してくださいね。
楽天市場の人気ランキングで選ぶ
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炊飯器のおすすめ26選
ここからはおすすめの炊飯器を3合、5合、1升と炊飯量別にご紹介します。家電ライターのたろっささんがピックアップした商品も含みますので、ぜひ参考にしてくださいね。
3合炊きの炊飯器おすすめ10選
まずは、おすすめの3合炊き炊飯器をご紹介します。
5合炊きの炊飯器おすすめ11選
続いて、おすすめの5合炊き炊飯器をご紹介します。
一升炊きの炊飯器おすすめ5選
続いて、おすすめの一升炊飯器を紹介します。
炊飯器で美味しくご飯を炊くコツは?今日から実践!

ここでは、美味しくご飯を炊くための2つのコツをご説明いたします。
- 玄米を精米する
お米にこだわりがあるのなら、お家に玄米を貯蔵しておいて、ご飯を炊く前に精米するのがベストになります。
「精米する」というと手間がかかるように聞こえるかもしれませんが、最近は家庭用精米機という便利な機械があります。
家庭用精米機を使えば、30秒で一気に精米が完了しますので、美味しいお米を食べたいなら、精米機もセットで持っておくのをおすすめします。 - 正しい洗米の仕方を知る
「米を研ぐ」といいますが、お米をゴシゴシと洗う必要はありません。
むしろその逆で、お米を水に浸したら、すぐにサッと1回流すだけで洗米は終了にしましょう。
よく、お米を浸して白く濁った水を、透明にするまで洗おうとしている方がいますが、お米の皮が削れ続けるだけで透明になることはありません。
お米を洗いすぎると、今度は汚れた水をお米が吸ってしまい、一度離れた汚れがまた戻ってきてしまいます。
洗米するときは、1回水に浸したらすぐにサッと流すことがおすすめです。
炊飯器に関するQ&A
ここからは炊飯器に関するQ&Aを紹介していきます。
多層構造の内釜にはステンレスやアルミ、セラミック、ダイヤモンドが使われていることが多いです。それぞれ役割があり、ステンレスは発熱効率を高め、アルミは熱を効率よく拡散させます。
セラミックやダイヤモンドは主に塗装で使用され、釜の見栄えをよくします。
このようにそれぞれの長所を組み合わせると構造は多層になり、その分、価格は高く、重量は増していく傾向にあります。
こだわりの美味しさがあるブランド米なら、格安炊飯器で炊いても美味しく炊きあがりますよ。
逆に、酸化して黄ばんだお米を高級炊飯器で炊いても、美味しいものはできないように、高級炊飯器だからどんなお米でも美味しく炊けるということはありません。
従来だとお米の甘みを引き出すためには、洗米後のお米を長時間水に浸してつけ置きしておく「ひたし」が必要だったのですが、真空状態だと短時間で甘みのあるふっくらとしたお米を炊き上げることが可能に。
炊飯器によって外れる部品が異なるのですが、外れる部品に関してはちゃんと外して、手入れしていきましょう。
お手入れのことを考えると、パーツが少ないものの方が楽です。
内釜は雑に扱われる場面が多いので、内釜のほうが寿命は短いです。金属のヘラなどが当たっても塗装が剥げる原因となりますので、長持ちさせたい方は気をつけましょう。
また、長時間の保温をすると塗装が剥げる原因になるため、内釜のことを考えるとあまりよくありません。
炊飯器の寿命を少しでも長持ちさせたい方は、「内釜を傷つけない」、「無駄に保温をしすぎない」の2点に気をつけてください。
目の前の安さにつられて買ったはいいけど、後日体調を崩して治療費にお金がかかったら、それこそ安物買いの銭失い。
それでも中古で買いたい!というのであれば、せめて内釜や部品だけでも変えることをおすすめします。
まとめ
炊飯方式や大きさをはじめ、炊飯器はメーカーによって機能が異なります。それぞれ炊き上がりやお手入れのしやすさなどが異なるため、ご自身に合った炊飯器を選ぶことが大切です。
炊飯器選びに迷ったら楽天市場のランキングをチェックして、人気や話題の商品を探してみましょう。ぜひ使いやすい炊飯器を見つけてくださいね!
たろっさ
家電ライター
炊飯器は年々進化しており、かまどで炊いたご飯の味を目指して、各メーカーがしのぎを削っている真っ只中です。ご飯はどの炊飯器で炊いても同じという時代ではなく、それぞれの好みに合わせたおいしい炊飯を行える炊飯器がたくさん登場しています。
今回の記事を読んでぜひともご自身に合った美味しいお米が食べられる炊飯器を探してみてください。
※本記事は楽天市場が作成しています。