毎日の朝食作りにトースターは欠かすことのできない存在ですよね。
最近は、ただパンを焼くだけでなく、ほかの調理もできる高機能オーブントースターも大人気。
そこで、「パンをおいしく焼きたい!」「パン以外の調理もしたい!」「置き場所に困らないコンパクトなトースターがほしい!」など、さまざまな要望にあわせてセレクトできるよう、パン研究家・吉永麻衣子さんに選び方のポイントと、おすすめトースターを紹介していただきました。
それぞれのトースターの特色を知って、自分の生活に必要な機能・必要ない機能を見極めましょう!
- トースターとオーブントースターの違いって?
- トースターの種類
- トースターの基本構造
- ヒーターの違いで、焼きあがりに大きな差!
- 加熱方式の違いで、調理できるレシピと美味しさに差!
- トースター選びのポイント《パン研究家が教える!》
- トースターおすすめ3選|パン研究家が厳選して紹介!
- トースターおすすめ17選【機能・デザイン・サイズ別】に編集部が選ぶ
- トースターおすすめ3選【シンプル機能】操作が簡単!
- トースターおすすめ4選【高機能】いろいろな料理を楽しみたい!
- トースターおすすめ3選【おしゃれ】キッチンの主役になる!
- トースターおすすめ3選【縦型&一枚焼きタイプ】一人暮らしに最適!
- トースターおすすめ4選【ポップアップ式】おいしく焼けて場所もとらない!
- 簡単裏技で絶品トーストが完成!
- パンの頭を手前に置くだけで焼きムラが軽減!
- 霧吹きで水をかければ、スチーム式トースターのような焼きあがり!
- 厚みのあるパンは、切り込みを入れるとしっとり感アップ!
- トースターの置き場所に要注意!火災につながる可能性も!?
- おすすめのトースターを比較する
- まとめ
![吉永 麻衣子](https://monoreco.ameba.jp/dist/experts/QjBuscr6vbzehoDM8Sd2.jpg?w=400)
トースターとオーブントースターの違いって?
![](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5c35dc10ef3dc.jpg?877a569&w=800)
パンを焼く(表面に焼き目をつける)ことを主とする商品が「トースター」。
表面に焼き目をつけるだけでなく内部にまでしっかり熱を通す調理ができる商品が「オーブントースター」です。
しかし最近はメーカーによって定義が様々で、その境界線があいまいになりつつあります。
そこで今回は、今回ご紹介する全ての商品を「トースター」とひとくくりにし、構造や選び方のポイントをご紹介いたします。(商品名は各メーカーの公式名を採用)
今回記事を監修していただいたパン研究家の吉永麻衣子さんは誰でも簡単にパンを作れる「ただ材料を混ぜるだけ、発酵は冷蔵庫におまかせ!簡単もちふわドデカパン(新潮社)」などパン作りに関する著書を多数執筆しているのでそちらもぜひチェックしてみてください。
さらに、オーブントースターについてはこちらの記事でも紹介していますので、参考にしてみてください。
トースターの種類
トースターには上で紹介したようにオーブン式のほか、ポップアップ式、そしてホットサンドメーカーもこれに属します。それぞれ3種の特徴は以下の通り。
- オーブン式
もっとも一般的といえるのがこちらのタイプ。食パンなどの食材を並べて配置後、トースター内部のヒーターで熱を通します。庫内の空間を利用してオーブン料理を楽しむことができることができるため、1台あると重宝するアイテム。本記事ではこのタイプをメインにご紹介します。 - ポップアップ式
食パンを縦に挿入して熱を通すポップアップ式。トースターの熱源と食パンの距離が近いため、短時間でこんがりと焼くことができるのが大きな特徴といえます。また、オーブン式と比較するとコンパクトな商品が多いため、設置場所のスペースを多く取らないことも嬉しいポイント。 - ホットサンドメーカー
好みの食材をパンに挟み、ホットサンドメーカーで焼くだけでカフェに出てくるようなおしゃれなホットサンドが作れるトースター。チョイスする際は直火タイプと電気タイプの2種をまずは選択する必要があります。詳しくは以下の記事をチェックしてみましょう。
![吉永 麻衣子](https://monoreco.ameba.jp/dist/experts/QjBuscr6vbzehoDM8Sd2.jpg?w=400)
吉永 麻衣子
パン研究家
トースター選びのポイントは「トースターで何をしたいのか?」をしっかり考えることです。
パンを焼きたいだけなのか、お惣菜をあたためなおしたいのか、ローストビーフを作りたいのか…メニューによって、必要な機能が異なります。
食パンをトーストするだけなら、短い時間で乾燥を防ぎながら焼くことができるポップアップ式がおすすめですが、色々な調理を楽しみたいならオーブン機能を備えたモデルがおすすめです。
トースターの構造を知って、自分に必要な機能を見極めましょう。
トースターの基本構造
![](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5c3d77cb8d014.jpg?3a35245&w=800)
パンなどの食材を内部のヒーターで加熱するのがトースターの基本的な構造
です。
トースターもオーブントースターもポップアップ式トースターもこの仕組みは同じ。
ヒーターの種類や加熱方式の違いで、価格や機能面に大きな差がでます。
ヒーターの違いで、焼きあがりに大きな差!
ヒーターの種類によって、食材への熱の通し方が異なります。
- 低価格帯のトースターに使われているスタンダードなヒーター
- 電熱線が食材の表面を加熱する仕組み
- 表面だけでなく内部までしっかりと加熱することが可能
- 焼きムラが少なく、表面をすばやく焼きあげることができる
- 遠赤外線でじっくり内部を加熱し、近赤外線で表面をカリッと仕上げる
- 温度のコントロールがしやすい
- 遠赤外線の照射量が多いヒーター
- 熱の立ち上がりが早いため、短い時間で香ばしく焼きあげることが可能
加熱方式の違いで、調理できるレシピと美味しさに差!
加熱方式にこだわったモデルなら、食材の内部にまでしっかりムラなく熱を通すことが可能です。
グリル調理やノンフライ調理もできるので、料理のレパートリーが一気に広がります。
- 庫内の反射板がヒーターの熱を食材に伝える仕組み
- 昔ながらのシンプルな構造
- ヒーターで食材を加熱しながら、同時に庫内のファンで熱を対流させる方式
- 庫内の温度を一定に保つことができ、食材をムラなく加熱することが可能
- 庫内にスチームを充満させる新しい方式
- 食材の乾燥を防ぎながらあたためることが可能
トースター選びのポイント《パン研究家が教える!》
ここでは、Q&A方式でトースターの選び方をご紹介します。パン研究家の吉永さんの回答が選び方のポイントになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
熱源が上下にあるタイプなら、短い時間でしっかり中まで火を通すことができます。
機種によっては扉を開けたときに天板の位置が上昇するタイプもあるので、その点も考慮しましょう。
網や受け皿が外せるだけでなく、メーカーによっては扉まで外せるタイプもあります。
トースターは温度がしっかりと上昇するので、5000円未満のお手頃なモデルでも満足できるものが多く、素晴らしい調理家電だと思います!
トースターおすすめ3選|パン研究家が厳選して紹介!
トースターの構造&選び方のポイントをご紹介したあとは、パン研究家のおすすめトースター3商品を発表します!
トースターおすすめ17選【機能・デザイン・サイズ別】に編集部が選ぶ
編集部が選んだおすすめトースターを機能・デザイン・サイズ別にご紹介。
自分のライフスタイルにあった機能や大きさを見極めるのが、失敗しないトースター選びのポイントです!
トースターおすすめ3選【シンプル機能】操作が簡単!
パンを焼くことに使うことがほとんどな方は、ダイヤル操作のみのシンプル機能のトースターを選びましょう。
トースターおすすめ4選【高機能】いろいろな料理を楽しみたい!
パン以外の調理も充実させたいなら、オートメニューボタンのついた高機能トースターがおすすめ。
温度設定の幅が広いので、一台でいろいろな調理を楽しむことができます。
トースターおすすめ3選【おしゃれ】キッチンの主役になる!
ダイニングから丸見えになる位置にトースターを置くなら、おしゃれなデザインを選びたいですよね。
生活感のでないスタイリッシュなデザインは、インテリア性抜群!
結婚祝いや引っ越し祝いにも最適です。
トースターおすすめ3選【縦型&一枚焼きタイプ】一人暮らしに最適!
生活スペースとキッチンが一緒になっているワンルームには、コンパクトなトースターが必須です。
2枚焼くことができる縦型タイプや、驚くほどコンパクトな1枚焼きタイプをご紹介。
デザイン性も高いので、生活感を上手にカバーすることも可能です!
トースターおすすめ4選【ポップアップ式】おいしく焼けて場所もとらない!
ポップアップ式のトースターは、熱源が近いため、パン本来の水分をキープしたままスピーディーに焼くことができる点が人気。
コンパクトなので、食卓に出しっぱなしにすることも、使わないときは棚に収納することも可能です。
簡単裏技で絶品トーストが完成!
安いトースターでも、裏技を使えば高級トースターのようにパンを美味しく焼くことが可能です。
そこで、ご家庭で簡単にできるひと工夫をご紹介いたします!
![](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5c3d58b2bbeb8.jpg?3a35245&w=800)
パンの頭を手前に置くだけで焼きムラが軽減!
オーブントースターは手前よりも奥のほうが温度が上がりやすい傾向があります。
そのため、密度が高い食パンの下側を奥にして入れることで、焼きムラが減少します。
- 角型食パン → 耳の真ん中が折れ、ツルっとしているほうが上
- 山型食パン → 耳がカーブを描いているほうが上
霧吹きで水をかければ、スチーム式トースターのような焼きあがり!
水分がなくなってしまったカサカサのパンをもっちりパンに復活させるには、霧吹きが大活躍!
中はふっくら、外はカリッ、耳は適度に柔らかい理想の焼き上がりに。
細かい霧状の水が出る霧吹きを選ぶのがポイントです。
- パンの表面がしっとり湿るくらい水をかける(側面の耳部分も忘れずに)
- 焼き時間を、いつもの1.5~2倍くらいに設定
- 表面がこんがりキツネ色になれば完成
厚みのあるパンは、切り込みを入れるとしっとり感アップ!
4枚切りの厚みのある食パンは、耳に沿って4辺に切り込みを入れると、断面が増えた分、通常よりパンに早く熱が伝わります。
食パンの乾燥を防ぎながら短時間でしっとり美味しく焼きあげることができますが、厚みのないパンは逆にパサパサになってしまうのでNGです。
トースターの置き場所に要注意!火災につながる可能性も!?
トースターは、購入する前に設置場所の広さを確認しておきましょう。
本体のサイズだけを基準にすると、壁や他の家具・家電にぴったりくっついて危険!なんてことになるので要注意。
![](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5c3d59d484a8b.jpg?3a35245&w=800)
周りに10cm程度のスペースがあれば熱がこもりにくく、壁や家具の変形・変色をおさえることができます。
壁や家具の素材がビニールクロスやプラスチックなどの熱に弱いものだったり、カーテンが近くにある場合は、なるべく距離に余裕をとりましょう。
- 蛇口やコンロの近くは、水や油が飛び散りボディを傷めてしまう可能性大
- 冷蔵庫の上は設置位置が高くなるので、取り出す際の火傷に注意
- 高すぎたり低すぎたりすると庫内が死角になり、お手入れが行き届かない
- 食材の近くに置くと、熱が伝わり食品を傷めてしまう
おすすめのトースターを比較する
まとめ
トースターは値段の差が大きいので、自分の生活に必要な機能・必要ない機能を見極め、価格とのバランスを考えて購入するモデルを決めましょう。
お気に入りの一台を見つけたら、理想の朝食をイメージして、パンやバター、ジャムを準備。
トースターをフル活用して、朝のひと時を充実させてくださいね!
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