毎日の生活に欠かせない冷蔵庫。これから一人暮らしを始めるという方は、生活用品の1つとしてどんな冷蔵庫を購入しようかとお悩みではないでしょうか。
そこで今回は、一人暮らしに最適な冷蔵庫を現役家電販売員のたろっささんが、「100L未満」、「100~200L」、「200L以上」のサイズ別にご紹介します。
安いものからおしゃれなもの、大きめの冷蔵庫まで幅広くラインナップ!これから冷蔵庫を購入するという方は、ぜひチェックしてみてください。
一人暮らし向け冷蔵庫の選び方|5つのポイントで紹介
![冷蔵庫が開いている画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5d79f552519f0.jpg?d74cab1)
選ぶポイントには「容量の目安」、「ドアの開閉方向」、「設置場所と搬入経路」、「霜取り」、「電気代」の5つがあります。これから冷蔵庫を選ぶという場合は、まずはこの5つを確認しておきましょう。
①サイズ(容量)の目安を参考に選ぶ
一人暮らし向け冷蔵庫の容量の目安は、150Lほどでしょう。しかし、自炊をするなら大きめを選ぶ必要があり、200~250L程度がちょうどよいサイズ。
どのくらいの大きさがよいか悩んでいるという場合は、大きめを選びましょう。大きければ食材の買い置きができるため、いざ自炊をしようと思い立っても対応できます。
- 150L以上
- 自炊するなら200~250L
②ドアの開閉方向で選ぶ
ドアの開閉方向には4種類あり、左開き、右開き、観音開き、両開きがあります。開閉方向を間違ってしまえば、使い勝手は非常に悪くなるので、キッチンでの導線を考えて選ぶことが大切です。
観音開きは非常に大きなサイズにしか搭載されていないため、基本は片開きの機種から選択することになります。その中で、「冷蔵庫に対してどの方向に壁があるのか」がドアの開閉方向を決めるポイントになります。右側に壁があるなら「右開き」、左側に壁があるなら「左開き」であれば使い勝手は良くなります。
現在販売されている商品には、左右関係なくドアを付け替えられる種類もあります。しかし、容量が小さいほどこういった選択肢は少なくなるため、部屋の間取りをきちんと把握した上で選んだほうがよいでしょう。
③設置場所と搬入経路で選ぶ
購入前には設置場所と搬入経路、本体の幅、高さ、奥行きを一緒に測っておくことがポイント。一人暮らしでは設置場所に余裕がないことが多いため、まずは置けるかどうかを確認しておきましょう。
設置場所を確認する際に見落としがちなのが奥行き。
100~200Lの2ドア冷蔵庫は小型の部類と言えますが、奥行きが50cm超はあるため設置場所の寸法は事前に測っておくことが大切です。設置場所に余裕がなければドアは開けづらくなり、中身も取り出しにくくなってしまうため注意しましょう。
また、搬入の際には階段やエレベーター、玄関、廊下といった場所をとおります。こういった場所を通るには、本体の大きさ「+10cm」が目安です。
手すりやドアノブが邪魔になることもあるため、こちらも忘れずに測っておきましょう。
たろっさ
家電ライター
玄関から入らない場合は窓からの搬入も選択肢としてはあります。しかしながら窓搬入を行うと配送で追加の料金がかかってきたりするデメリットもありますので、基本は玄関から入る物を選んだほうが無難です。
また、直角に曲がっている廊下などが無いか等もポイントになります。
搬入経路にそういった場所がある場合は思ったよりずっと入るものが限られてしまいます。可能であれば同じくらいの寸法の厚紙を切って貼り合わせ、入るかどうか確認するのも有効な手立てです。
④霜取り機能の有無で選ぶ
![冷蔵庫に霜のついた画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5d79f55d14a26.jpg?d74cab1)
冷却方式には霜取りが必要な「直冷式」と不要な「間冷式」の2種類があるため、それぞれの特徴を見ていきましょう。
直冷式
直冷式は冷却器が庫内に取り付けられているため、冷却能力が高いことがメリット。しかし、霜が付くためこの点がデメリットです。そのまま放っておくと徐々に大きくなってしまうため、定期的に「霜取り」をする必要があります。
- 冷却能力が高い
- 霜取りが必要
間冷式
間冷式は本体の奥に冷却器が取り付けられていて、ファンで冷気を送る仕組みです。直冷式とは違って霜が付かないことがメリット。しかし、直冷式と比べると冷却能力が低いことや、値段が高いことがデメリットと言えます。
- 霜取りが不要
- 冷却能力が低い
- 値段が高い
ベルチェ式
主に40L程度の非常に小さい冷蔵庫に見られる方式で、ペルチェ素子と呼ばれる部分に電流を流して熱を移動させて冷やす方式です。
ホテル等においてある小型冷蔵庫はこのタイプであることが多く、運転音が非常に静かなのが特長ですが、肝心の冷えがそこまで良くないのと排熱と電気代がネックになります。
- 運転音が静か
- 冷えが他のタイプに比べて弱い
- 電気代がかかる
⑤電気代で選ぶ
日本製と海外製を比べた場合、小型のものであれば電気代は海外製のほうが安くなります。小型の商品は利益が少ないために日本のメーカーはあまり力を入れていないことや、モーターの回転を制御する「インバーター」が搭載されていないことがその理由です。
そのため、電気代だけを考えて購入するなら海外製のほうがよいと言えます。
しかし、日本製はサイズが少し大きくなれば「インバーター」が搭載されているため、省エネ性能に優れたものが多くなります。
一人暮らし向け冷蔵庫おすすめ15選|安いものやおしゃれなものなど容量別に紹介!
![冷蔵庫の扉が開いている画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5d79f56e995ef.jpg?d74cab1)
ここからは、一人暮らしにおすすめの冷蔵庫15選を「容量別」に紹介します。「100L未満」、「100~200L」、「200L以上」と3つにカテゴリー分けしていますので、購入をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
一人暮らし向け冷蔵庫おすすめ5選【100L未満】
外食が多いという方であれば、それほど大きなサイズは必要ありません。自炊をする予定がないなら100L未満がちょうどよいサイズです。
ただし、100L未満のサイズになると霜取りが必要な直冷式がほとんどのため、この点は覚えておきましょう。
一人暮らし向け冷蔵庫おすすめ5選【100~200L】
自炊と外食が半々という場合は100~200Lがちょうどよいサイズ。将来的に外食は減らして自炊中心にしていきたという方であれば、大きめのサイズを選びましょう。
一人暮らし向け冷蔵庫おすすめ5選【200L以上】
200L以上は、自炊がほとんどという方にちょうどよいサイズです。自炊が中心になれば食材をまとめ買いして作り置きすることも多くなるため、冷凍室の広さもチェックしておきましょう。
おすすめの一人暮らし向け冷蔵庫を比較する
まとめ
一人暮らしと言っても外食が中心という方や毎日自炊するという方など、生活スタイルは人それぞれ。そして、冷蔵庫にはさまざまな種類があるため、自分の生活スタイルと照らし合わせて選ぶことも大切です。
また、容量が小さくなると霜取りが必要なものもあるため、こまめなお手入れをお忘れなく。今回紹介した商品のなかに気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
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