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2024.08.05

【楽天市場】エアコンにカビが生えると病気に繋がる?健康リスクや掃除方法など徹底解説!

エアコンにカビが生えると病気に繋がる?健康リスクや掃除方法など徹底解説!

エアコンにカビが生えると病気に繋がる?健康リスクや掃除方法など徹底解説!エアコンの臭いが気になり、「もしかしてカビが生えている?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

カビを放置すると健康を害するリスクがあるため、早急に対処を行いたいところです。

しかし、エアコンのカビ取りは大変だというイメージもあり、どのように掃除すれば良いかわからないケースもあるでしょう。

この記事では、エアコンのカビが気になる方に向けて、エアコンに生えたカビが健康に及ぼすリスクを解説しつつ、具体的なカビ取り方法も説明します。

家電ライターたろっささんの解説を交えながら、実際に掃除を行う際の手順も説明するので、ぜひ参考にしてくださいね!  

この記事を監修した専門家
たろっさ
家電ライターたろっさ
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの家電ライター。学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテストなどで表彰された経験も。家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通。家電で分からないことはなく、現在は家電ライターの業務を通して「すべての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力。
  1. エアコンのカビを放置すると病気に繋がるリスクがある
  2. エアコンにカビが生える3つの原因
  3. カビはエアコンのどこに生える?
  4. エアコン内部のカビを自分で掃除するのをおすすめしない理由
  5. 分解するには専門的な知識が必要
  6. 火災や思わぬ事故が発生するリスクがある
  7. 自分でエアコンのカビを退治する掃除方法
  8. フィルター掃除の手順
  9. 吹き出し口・ルーバー掃除の手順
  10. エアコンのカビを防ぐために日頃からできる予防法
  11. 1時間ほど送風運転を行ってカビを防止する
  12. カビの臭いを避けるために換気して湿度を下げる
  13. カビを防ぐために月2回ほどフィルター掃除を行う
  14. エアコン掃除後にはカビ予防アイテムの活用もおすすめ
  15. おすすめのエアコン用カビ予防グッズ3選
  16. 掃除後もカビが気になるなら楽天市場で買い替えよう
  17. まとめ

エアコンのカビを放置すると病気に繋がるリスクがある

エアコン カビ

カビには黒カビや青カビなどいろいろな種類がありますが、エアコンに発生するカビは、黒くポツポツとした「黒カビ」であることが多いです。

エアコンにカビが発生する場合、目に見える吹き出し口やルーバーだけでなく、エアコンの内部にまでカビが生える可能性があるので気を付けなくてはなりません。

カビは、さまざまな健康被害の原因となり得ます。主に挙げられるのは、アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー疾患です。

なお、症状の原因がカビであるかを自分で判断するのは難しいので、気になる症状がある場合には、医療機関を受診して適切な診断を受けましょう。

エアコンにカビが生える3つの原因

エアコン カビ

カビは「温度・湿度・栄養」という3つの条件が揃う場所で生えやすくなります。カビが生えるとされる具体的な環境は、以下のとおりです。

●温度:10℃台~30℃台で繁殖し、特に20~35℃前後で繁殖しやすい
●湿度:70%以上で繁殖しはじめ、湿度が高くなると繁殖率も高くなる
●栄養:ほこり、髪の毛、手垢、食品の食べかす、皮脂など

さまざまな有機物質がカビの栄養分となりますが、エアコンが吸い込む空気には、ほこりや油汚れなど、カビの栄養分になるものがたくさん含まれています。

エアコンの内部は、上記3つの条件を満たした環境になりやすいため、非常にカビが生えやすいのです。

カビはエアコンのどこに生える?

見て分かるところにカビが生えていれば処置もしやすいですが、先ほど少し触れたように、エアコン内部の見えない場所にカビが生えることもあります。

その場合、見た目ではカビが生えていることが分からず、カビの臭いでカビの発生に気付くこともあるでしょう。

エアコンでカビが生えやすいのは、主にフィン・ファン・ドレンパンという部分で、それぞれ以下のような役割を担っています。

エアコン カビ
●フィン:フィルターの奥にある金属棒で、空気の温度を変える役割を果たす
●ファン:筒状の部品で、内部の風を外に送り出す役割を持つ
●ドレンパン:フィンについた結露の受け皿で水漏れを防ぐもの

特に、ドレンパンには水気があるため、カビが生えやすい傾向があります。

たろっさ

たろっさ

家電ライター

最近だと室内機の中の部品がステンレス製になっている製品もあるため、そういったものを選べばカビが発生してしまうリスクを減らすことができます。

しかし、すべての製品がそうなっているわけではないため、やはりプラスチック製のものだと注意が必要。フィン・ファン・ドレンパンにカビが付きやすいのはもちろんですが、使用状況などによっては熱交換器などでもカビが発生することは少なくありません。

エアコン内部のカビを自分で掃除するのをおすすめしない理由

カビが発生しやすいエアコン内部ですが、カビが生えているからと言って自分で掃除するのは、基本的にはおすすめしません。エアコン内部の掃除は、専門の業者に依頼したほうが良いといえます。

その理由について、以下で詳しく説明します。

分解するには専門的な知識が必要

エアコン カビ

フィンやファンなどは奥まった場所にあるため、掃除するにはエアコンを分解しなければなりません。

エアコンの分解は素人が自己流で行うのは難しく、やっとの思いで分解してカビを除去したとしても、元の状態に戻せなくなる可能性もあります。電子部品に誤って水をかけると故障するリスクもあるでしょう。

そもそも、自力で掃除を行ったとしても、カビを完全に除去することは難しいです。

自分で掃除する場合には、フィルターや吹き出し口などの目に見えて取り外せる部分だけに留めて、それ以外の部分は専門の業者に依頼しましょう。

たろっさ

たろっさ

家電ライター

エアコンの室内機は、作り自体はそこまで複雑なものではありませんが、精密機械であることに変わりはありません。一度分解してしまうと収めるべき場所にユニットが収まらなくなったり通電しなくなったり、最悪の場合発煙や発火につながる恐れもあります。

分解清掃は専門の業者に任せ、自分の判断では絶対に行わないようにしましょう。

火災や思わぬ事故が発生するリスクがある

エアコン カビ

熱交換器であるフィンの取り扱いを誤ると、漏電してしまう可能性があります。漏電すると火災に繋がるだけでなく、感電する可能性もあり非常に危険です。

製品評価技術基盤機構(NITE)によると、2016年度~2020年の5年間で、エアコンによる火災事故は247件発生(※)しているとのことです。

エアコン内部に洗浄液を吹きかけた際、端子に付着したことで発熱して火災に発展した例もあり、自力でのエアコン掃除は大きな危険を伴います。

「費用を抑えたい」「依頼の手間が面倒」など、自分でエアコン内部の掃除をしたいと思う方がいるかもしれませんが、火災や事故のリスクを考慮して、エアコン内部の掃除は専門業者に依頼するようにしましょう。

なお、楽天市場ではエアコンクリーニングの代行サービスも提供しているので、依頼する業者に悩んでいる場合はぜひ利用を検討してみてください。

 (※)参考資料:製品評価技術基盤機構(NITE) 製品事故情報 エアコンと携帯用扇風機が大活躍!でも事故で冷や汗はご勘弁~夏に知っておくべき危険~

自分でエアコンのカビを退治する掃除方法

エアコン カビ

エアコン内部の掃除は難しいですが、フィルターや吹き出し口などであれば自分で掃除することも可能です。

ここからは、フィルターの掃除方法、吐き出し口やルーバーの掃除方法について、具体的な手順を説明します。ぜひ以下の方法で掃除を行って、キレイなエアコンで気持ちよく過ごしましょう!

フィルター掃除の手順

まずは、フィルター掃除に必要なものを準備しましょう。フィルターの掃除に必要なものは、以下のとおりです。

●掃除機
●中性洗剤
●柔らかいブラシ(歯ブラシ)
●タオル
●マスク
●ゴム手袋

フィルターを掃除する際は、以下の手順に沿って進めていきます。

Step.1エアコン カビ掃除中にエアコンが動くと危険な上に、電源を付けたままだと漏電の危険があるので、掃除をする前にエアコンの電源を切ってコンセントを取り外してください

アースはそのままでも問題ありませんが、念のため抜いておくと良いでしょう。
Step.2エアコン カビ機種によって変わりますが、大体は前面のカバーを取り外してその上部にフィルターがあるため、取り外します。
Step.3エアコン カビ本体から外したフィルターの表面から掃除機で吸い、フィルターに付いているほこりを除去します。
Step.4エアコン カビフィルターのほこりを除去した後に中性洗剤とブラシを用いて、裏側をこするようにして水洗いをし、残っているほこりやカビを除去しましょう。
Step.5エアコン カビフィルターが濡れたままだと再びカビが発生するリスクがあるため、タオルできちんと拭いて風通しの良い場所で乾燥させてください。以上で、フィルターの掃除は終了です。

なお、掃除をすることで壁や床が汚れることが気になるなら、必要に応じて養生を行っても良いでしょう。
たろっさ

たろっさ

家電ライター

必ずフィルター掃除は丁寧に行うようにしましょう。そこまで破れやすいものではないですが、あまりゴシゴシやりすぎると破けてしまい、ホコリを取るという本来の役割を一切果たせなくなります。

また、お手入れ後は念入りに乾かしましょう。生乾きだと臭いがしますし、カビが発生してしまうリスクが高まります。

吹き出し口・ルーバー掃除の手順

フィルターの掃除が終わったら、吹き出し口やルーバーもキレイにしましょう。吹き出し口・ルーバーの掃除に必要なものは、以下のとおりです。

●雑巾
●お掃除棒
●マスク
●ゴム手袋

吹き出し口・ルーバーを掃除する際は、以下の手順に沿って進めていきます。

Step.1エアコン カビルーバーの向きを調整
Step.2エアコン カビお掃除棒で拭く

まずは掃除を行いやすいように、ルーバーの向きを手で動かして調整します。エアコンの機種によってはルーバーが動かないものもあるので、無理に動かそうとしなくても大丈夫です。

その後、お湯につけて絞ったお掃除棒で、溝や凹みも含めてキレイに拭きましょう。お掃除棒とは、棒の先端にウレタンやマイクロファイバーが付いており、ほこりや汚れを拭き取れる便利なアイテムです。

お掃除棒がない場合は、割りばしに除菌シートや濡れたキッチンペーパーを巻くことでも代用できます。

エアコンのカビを防ぐために日頃からできる予防法

エアコンのカビは、生えてしまったものを除去することも重要ですが、カビが生えてから対処するのではなく、日頃から予防に努めることも大事です。

エアコンのカビを防ぐために日頃からできる予防法について、以下で説明します。

1時間ほど送風運転を行ってカビを防止する

冷房運転を行うとエアコン内部に結露ができ、そのまま電源を切ると水分によってカビが生えやすくなります。

結露によるカビを防ぐためにも、電源を切る前に1時間ほど送風運転を行いましょう。送風運転を行って内部を乾燥させれば、カビの発生を防ぎやすくなります。

なお、春や秋はあまりエアコンを使用しない時期ではありますが、フィルターにほこりなどの汚れが溜まるのを防ぐためにも、月1回ほど送風運転を行うのがおすすめです。

たろっさ

たろっさ

家電ライター

定期的な送風運転はカビが発生するリスクを抑えるだけでなく、エアコン自体に異常がないかを確認しやすくする効果もあります。

月に一度送風運転を行っている際に異音がしたり異臭がしたりする場合、エアコン本体になんらかの異常が発生している可能性が高いため、シーズン外にしっかりと修理をしてシーズンを迎えやすくなります。

カビの臭いを避けるために換気して湿度を下げる

エアコン カビ

エアコンは室内の空気を吸い込んで循環させる仕組みのため、エアコン内部にカビを発生させないためには、住居全体の湿度を下げることも大切です。

こまめに窓を開けて換気を行えば、室内の風通しが良くなり湿度も下がります。

換気することで室内の汚れを外へ排出できるだけでなく、臭いがこもりにくくなる点もメリットです。

カビを防ぐために月2回ほどフィルター掃除を行う

使用するエアコンの種類やメーカーにもよりますが、フィルター掃除は月2回ほど行うのが理想です。

「思ったより頻繁に掃除が必要だな」と思われるかもしれませんが、フィルターにはほこりが溜まりやすいため、こまめな対応が大事です。

月2回の掃除は、サッと簡単に行うもので問題ありません。ただし、エアコンの性能を最大限に発揮するためにも、1~2年に1回ほどは業者に依頼して、エアコンの内部まで徹底的に掃除してもらいましょう。

業者に掃除を依頼するのは、使用頻度が高くなる時期の前、春(3~4月)や秋(9月下旬~11月上旬)がおすすめです。

エアコン掃除後にはカビ予防アイテムの活用もおすすめ

エアコン カビ

エアコン掃除後はキレイな状態を保つことが大切なので、市販のカビ予防アイテムの活用も検討しましょう。

例えば、市販されているカビ予防アイテムには、以下のようなものがあります。

フィン・ドレンパンに噴霧させてカビ臭さを抑制するアイテム
エアコンの吸気口に張り付けるだけの抗菌・防カビアイテム
室内に置いて部屋を密閉・換気して消臭するアイテム

自分が何を重視するかによって、使用するべきアイテムは異なります。

もしカビの臭いを抑えたいならカビ臭さを抑制できるアイテム、とにかくカビの発生を防ぎたいなら抗菌・防カビアイテムなど、必要に応じて適宜使用を検討すると良いでしょう。

おすすめのエアコン用カビ予防グッズ3選

エアコンのカビ防止に使えるおすすめのアイテムを、楽天市場からいくつか紹介します。

カビ防止アイテムには、使用上の注意点もあります。防カビアイテムは、スプレーの水分による漏電に警戒しながら使用することが重要です。

また、エアコン内部の湿気は錆びの原因になるので、使用後にエアコン内部をしっかり乾燥させることを心がけてください。

カビ予防アイテムはあくまでも「エアコンのカビを予防する効果が期待できるアイテム」なので、すでに生えたカビなどをすべて除去できるものではない点には注意しましょう。

なお、各商品の紹介文は、各メーカーの紹介コメントより抜粋しています。

たろっさ

たろっさ

家電ライター

今回は数あるエアコンのカビ予防アイテムの中で特に簡単に使用できる、手間のかからないものを厳選しました。

扱いやすく価格もお求めやすくなっているので、是非とも参考にしてみてください。

「エアコンのカビきれい」は、エアコンの嫌な臭いの原因であるカビや細菌に、貼るだけで対処できるアイテムです。防カビはもちろんのこと、消臭効果もプラスされています。

貼るだけで吸気時に微生物がエアコン内部に作用し、カビや臭いの原因である細菌の繁殖、活発化を抑制しやすくなります。

エアコン1台に対して1個使用し、約3ヶ月が交換の目安です。

エアコン内を掃除してから、必ずエアコンを停止した状態でエアコンの吸気口に設置してください。吹き出し口には設置しないよう注意しましょう。

「エアコンカビトルデス」は、エアコン内部や吹き出し口などのカビをスプレーで除去し、清潔に保てるアイテムです。

微細なミストが奥まで入り込むため、見えないカビまで除去できるたけでなく、防カビ効果も期待できます。

エアコンのほか、空気清浄機・加湿器・浴室乾燥機・除湿器などのフィルター、吹き出し口にも利用可能です。

なお、前述のとおり、スプレーの水分によって漏電など起こさないためにも、十分気を付けながら使用するようにしてください。

「エアコンのカビ ちょうキレイ」は、簡単に抗菌・防カビ対策が行えるアイテムです。両面テープで吸気口に貼れば、エアコンの気になる臭いを抑制できます。

有効期間は使用条件によって異なりますが、約2ヶ月が目安です。吸気口のホコリや汚れをしっかりと拭き取ってから、エアコンを止めた状態で取り付けてください。

なお、エアコン専用アイテムなので、ほかの電化製品には使用しないよう注意しましょう。

掃除後もカビが気になるなら楽天市場で買い替えよう

エアコン カビ

前述のとおり、エアコンの内部を自分で掃除するのは難しいため、フィルターや吹き出し口の掃除をした後も、内部の細かなカビが気になるかもしれません。

その場合は、思い切ってエアコンの買い替えを検討するのも良いでしょう。

楽天市場では、さまざまなメーカーのエアコンをランキング形式(デイリー、週間など)でチェックできます。

商品によってはクーポンを使える場合もあり、料金やメーカー、工事時間などさまざまな要素から好みの商品を選ぶことが可能です。

楽天のエアコンランキングをぜひ参考にして、自分好みのエアコンを見つけましょう!

まとめ

エアコンにカビが生えると、汚れた見た目や臭いが気になるだけでなく、病気に繋がるリスクもあります。

もしエアコンのカビが影響して体に不調があらわれている場合は、「大丈夫」だと自己判断せずに、医療機関を受診して医師の診断を受けましょう。

また、エアコン内部のカビを自分で除去しようとすると、火災などの思わぬ事故に繋がる可能性もあるため、専門の業者に依頼することをおすすめします。

エアコン掃除後のキレイな状態を保つためにも、市販のカビ予防アイテムを活用しても良いでしょう。掃除後もカビが気になるようであれば、思い切ってエアコンを買い替えるのもひとつの手ですよ!

ぜひこの記事で紹介した掃除方法を試して、場合によってはカビ防止アイテムの活用やエアコンの買い替えも検討してみてください。

たろっさ

たろっさ

家電ライター

エアコンは使用せずにただ設置しておくだけでも室内の空気によって劣化していき、段々とカビが発生してしまいます。

数年放置しておくと中はカビだらけで運転を行うと臭いがキツイという場合もしばしば。今回お伝えしたお手入れ方法をこまめに行い、メンテナンスをしっかりしていくようにしましょう。

ただ、どうしても臭いが取れない、カビ臭いといったことがあれば専門のクリーニング業者を頼むことも検討しましょうね。

※本記事は楽天市場が作成しています。

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