車を安全に乗るため、車内を衛生的に使うため、傷から守るためなど、フロアマットはとても重要な役割を果たしています。
また、フロアマットは純正品以外にも自分の好きなデザインやカラーのものにすることができます。
ここでは、個性を出すカー用品としても重要なフロアマットの選び方について紹介いたします。
車のフロアマットを選ぶ際のポイント
車のフロアマットを選ぶ際のポイントはいくつか挙げられます。デザインや価格、サイズ、などありますが、一番重視しなければならない点は、サイズです。
サイズの選び方一つで車の運転の安全性が変わってきます。実際、フロアマットがからむ車の事故も発生しています。
サイズ選びを間違ってしまうと重大な事故にも繋がりかねないため、必ず安全性を重視した選び方をするようにしましょう。
そのうえで、車に合ったデザインや自分の好きなデザインを選ぶようにしましょう。安全第一です。
安全性
フロアマットを選ぶ際は、安全性を重視する必要があります。車のサイズにぴったりとフィットするフロアマットを選ぶようにしましょう。
なぜなら、「フロアマットがアクセルペダルに引っかかり、スピードの制御ができずに衝突」などといった事故が起きているからです。
サイズが合わないフロアマットや、フロアマットの重ね敷きをしてしまうとこのような事故が起こる可能性があります。
また、サイズが合っていたとしてもフロアマットが足元でずれてしまうと危険ですので、動かないように固定するようにしましょう。
アクセルペダルにペダルプレートなどを取り付ける場合は、フロアマットにひっかからないように、注意が必要です。
デザイン・カラー
フロアマットも生地の毛足の長さや素材、柄によってさまざまなタイプのデザインがあります。
無地でシンプルなデザインやチェック柄、ループ柄やアニマル柄、イラスト柄など、ファッション性に富んだフロアマットが多く販売されています。
最初から車に使われている純正品などは、無地タイプが中心です。高級車になると無地タイプで、高級感ある素材が使われています。軽自動車などでは無地タイプも多いですが、柄ものなど可愛いデザインのものも多いです。
新車で車を購入する際は、自動車メーカーがその車種のイメージに合わせたベーシックなフロアマットを純正品として使用しています。
しかし、あくまで自動車メーカーが用意したものになりますので、好きなデザイン・カラーのものを揃えるのも良いでしょう。
フロアマット一つ変えるだけで車内の雰囲気は大きく変わります。ただし、車のイメージとかけ離れたフロアマットにしてしまうと、統一感がなくなってしまうので、車のグレードや色、車種に合わせて選びましょう。
車のフロアマットの種類
フロアマットにも種類があり、純正品、汎用品、社外品と、大きく3つに分かれます。それぞれ作っているメーカーや販売メーカーも異なります。
さらに、デザインも大きく異なるため、特にこれから車を購入しようとしている場合は、これらのフロアマットの違いを認識したうえで選ぶようにしましょう。
純正品
フロアマットの純正品とは、新車を購入した際にオプションなどで購入することができる自動車メーカー純正のフロアマットのことです。
デザインの個性が光るようなものは少ないですが、純正品ならではの格好良さがあります。車のサイズともピッタリ合っていますので、安全性という意味では一番でしょう。
また、高級車の純正品マットは無地ながらも素材が高級感に満ち溢れています。
しかし、デメリットとしては、メーカーによっては価格が高かったり、他の車種にサイズが適さないので使いまわしが利かないというのもあります。
汎用品
汎用品とは自動車メーカーから出されたものではなく、フロアマットを作っているメーカーから出されたフロアマットのことです。どんな車種にも合うように作られており、安い価格でカー用品店などで販売されています。
デザイン性・ファッション性に富んだものも多く、かなりの種類のデザインやカラーのフロアマットが販売されています。多くの車種タイプを扱っているため、しっかりとサイズ合わせをすれば、安全でありながらオリジナリティ溢れるデザインのフロアマットを手に入れることができます。
安価なものも多いため、雨天時のみ汎用品のフロアマットに付け替えるといった使い方もいいかもしれません。車内を個性豊かな空間にしたい場合は、汎用品のフロアマットがおすすめと言えるでしょう。
社外品
社外品とは、その車種にあった専用品を指し、一般メーカーが販売しているフロアマットです。
純正品よりは価格が抑えてあるケースが多く、高品質のフロアマットを販売しているメーカーも多くあります。
車種に合った専用品なのでサイズも合い、安全性も高いものが多いです。
車のフロアマットの重要性
車のフロアマットは、フロアの汚れ防止や傷つき防止のために設置します。特に悪天候時など、外に出たあとに車に乗ると、靴裏についた泥や水などの汚れがフロアに付着してしまいます。
汚れなどが付着することで、滑りやすくなる場合もあり、不快なニオイがついてしまうこともあるので、フロアマットを敷くことで汚れやニオイの付着を防ぎましょう。
また、長い間車に乗っていると、靴とフロアの摩擦によって傷もついてしまいます。
傷がついてしまうと修復が難しいので、車を大切に使うという意味でも傷つき防止のためにフロアマットを敷きましょう。
そして、事故防止の役割としてもとても重要です。足元が滑ったり、ひっかかったりして事故を起こしてしまうようなことがないようにフロアマットは設置し、しっかり選びましょう。
車のフロアマットのおすすめブランド
フロアマットを製造、販売しているメーカーもたくさんあります。
ここでは老舗で実績もあり人気の高いブランドを紹介いたします。
オートバックスセブン
全国規模のカー用品店で有名なオートバックスを運営しているオートバックスセブン。車検なども含めて利用しているドライバーは多いのではないでしょうか。
ラインナップが非常に充実しており、フロアマット以外のカー用品も揃えるドライバーは多いかもしれません。値段も安いものから高いものまで、多くのドライバーに支持されるよう幅広いデザインのフロアマットがたくさん揃っています。
また、オーダーメイドにも対応しているため、世界に1枚のオリジナルフロアマットを作ることもできます。
国内の全国各地に店舗数も多く、セールやキャンペーンなども定期的におこなっているため、お気に入りの商品が安く手に入りやすいでしょう。
ボンフォーム
1950年創業で岐阜県が本社、主要都市に事業所を持つカーインテリアメーカーのボンフォーム。
世界共通の品質基準を保証するISOも取得し、安全面や環境マネジメントに力を入れています。
フロアマットは非常に手頃な価格でさまざまなタイプの商品が揃っています。フロアマット以外にも多くのカーインテリアを揃える老舗メーカーです。
永大化工
1949年創業の大阪市に本社のある永大化工。自動車用品以外にも産業資材を扱っています。車のフロアマットに関しては、当時ゴムや塩化ビニールが主流だった時代にいち早くカーペットマットを開発し、販売しました。
ホンダやスバル、スズキやマツダ、日産など数々の自動車メーカーの純正品として採用されています。メーカー用だけでなく、オリジナルブランドのENASからも生産、販売しています。
シーエー産商
昭和41年創業の愛知県に本社があるカーインテリア、カーアクセサリー用品を総合的に扱うシーエー産商。シェンロンマボアや、マックスPIDERリングパイルバケットなど手頃な価格のフロアマットを揃えています。
黒一色などのシンプルなデザインのもの多く、汎用性の高いデザインとなっています。フロアマット以外にもチャイルドシートやハンドルカバー、ボディカバーなども揃える老舗のカー用品メーカーです。
覚えておくべきフロアマットのお手入れポイント
天気の良い日も雨天時も、常に人の靴が乗るフロアマットは、泥水やホコリ、汚れや菌が付着しています。定期的に手入れをしないと車内自体が不衛生になってしまいます。
フロアマットを洗う際には、気をつけなければいけない点が多々あります。汚れも多く付着し、常に車内にあるものなので、キレイに清潔に手入れをしないと車内を不衛生なものにしてしまいます。
フロアマットのお手入れポイントを確認し、常にキレイで清潔な車内を保つようにしましょう。
1.必ず天気のいい日に天日干し
フロアマットのお手入れをおこなう際は、洗車と同じで必ず天気の良い日におこなうようにしましょう。
足元のマットといえども、洗った後に天日干しをしてしっかりと乾かさないと布団などと一緒でダニが繁殖してしまいます。
また湿気がカビの原因になることもあるので、必ず晴れた日におこなうようにしましょう。
2.掃除機でキレイに
天日干ししたフロアマットを、今度は掃除機でキレイにしましょう。しっかりと隅々まで掃除機を入念にかけてホコリや砂などの細かい汚れを吸い取ります。
ここで手を抜いてしまうと、次の水洗いなどの効果が薄まりますので、吸引力があり、細かいところまで吸い取れるように細いノズルの掃除機を使いしっかりと吸い取るようにしましょう。
3.水洗いと中性洗剤
いよいよここからがフロアマットのお手入れの本番です。
まず、フロアマットを水洗いします。水で洗い流した後に、中性洗剤を使ってブラシでこすって汚れを落としていきます。ここでの目的は特に取れにくい泥汚れを取ることです。最初は水で勢い良く洗い流し、その後に洗剤とブラシを使って洗いましょう。
こするときにタワシなどを使うと、マットにたわしの毛が入り込んでしまいますので、必ずブラシを使うように注意しましょう。最後に泡が出なくなるまで水で洗い流します。
4.散水ノズル、高圧洗浄機ですすぐ
水洗いの際に、ホースの水の出方が弱い場合は、高圧洗浄機を使いましょう。汚れや泡の落ち方が違ってきます。
高圧洗浄機がない場合は、水の出方を変える散水ノズルをホースの先端に取り付けるのも良いでしょう。
これらを使うとフロアマットの素材を傷めることなく、細かい泡や汚れを洗い流してくれます。
5.乾かす
最後に洗った後のフロアマットを日の当たる場所でしっかりと乾かしましょう。
乾きが足りない場合はダニの繁殖やイヤなニオイがついたりしてしまいます。天日干しで入念に時間を取って乾かすようにしましょう。
洗った後の半乾きの状態で車に敷くことはやめましょう。車内にニオイがつき、カビなどの原因にもなります。丸1日天日干しして乾かしておくことをおすすめします。
用意しておくと便利なフロアマットお手入れグッズ5選
フロアマットのお手入れをしっかりとスムーズにおこなうためにも、お手入れグッズを準備するようにしましょう。
中性洗剤
中性洗剤は食器などの油汚れにも効果がありますが、同様に車のフロアマットに付着した油汚れを浮かす働きをしてくれます。
非常に重要な役割を担いますので、中性洗剤は準備しておきたいところです。
洗濯(液体)洗剤、柔軟剤
洗剤を準備する際は、洋服用の洗剤でも構いません。粉末洗剤では粒が残りやすいので、液体洗剤をおすすめします。
使う時は、直接洗剤をフロアマットにかけるのではなく、バケツなどで薄めてから使用するようにしましょう。洗剤の原液を直接フロアマットにかけてしまうと色落ちの原因になってしまいます。
洗濯用柔軟剤はフロアマットを洗ったあとに使うと効果的です。柔軟剤を使わないと、フロアマットはゴワゴワした仕上がりになることもあります。
すすぎが完了した後に、洗濯用柔軟剤入りのバケツにフロアマットを浸すなどしましょう。そして洗い流さずに、その後、天日干しでしっかりと乾かしましょう。
洗い終わったフロアマットの触り心地が全く違ってきます。香りつきなども良いでしょう。
洗車ブラシ
洗車ブラシは、カー用品店で揃えたもので問題ありません。100円均一のブラシでもある程度汚れを落とすことができます。
タワシは、毛がマットに入り込んでしまうので、くれぐれもタワシで洗うのだけはやめましょう。極力専用の洗車ブラシを使うようにしましょう。
サイズはフロアマット用のコンパクトなものを準備しましょう。
高圧洗浄機
高圧洗浄機を持っている方はフロアマットのお手入れ時にも準備するようにしましょう。
高圧洗浄機は細かい水滴でありながらパワフルな水圧なため、細かい汚れやしつこい汚れ、洗剤残りなどをキレイに洗い流してくれます。
また、持っていない場合は散水ノズルを準備すると良いでしょう。
散水ノズル
高圧洗浄機がない場合は、ホース先端に取り付け、水の出方を調整することができる散水ノズルを用意すると良いでしょう。
散水ノズルがあれば、細くストレートな水流にしたり、勢いの良いシャワータイプにしたり、状況によって洗い流し方を自由に変えることができます。
そうすることにより、フロアマットの素材を傷めることなく、細かい泡や汚れを洗い流すことができます。
まとめ
車のフロアマットは、車内の快適さと清潔さを保つために欠かせないアイテムです。選ぶ際には、素材やデザイン、フィット感などを考慮することが大切なので、それぞれの特徴を理解して選ぶと良いでしょう。
また、フロアマットの定期的なお手入れも忘れず行うことが大切です。便利なお手入れグッズを揃えておくと、メンテナンスが一層楽になります。
フロアマットはただのアクセサリーではなく、車内環境を大きく左右する重要なアイテムです。しっかりと選び、適切にお手入れすることで、車内を常に快適で清潔に保つことができます。
これらのポイントを参考に、自分の車にぴったりのフロアマットを見つけて、快適なドライブを楽しんでください。
※本記事は楽天市場が作成しています。
※掲載写真はすべてイメージです。