赤ちゃんは生まれてからしばらくは1日の大半を寝て過ごしますが、赤ちゃんが気持ちよく眠れるために、ベビーベッドの購入を考えている方も多いのではないでしょうか?
ベビーベッドはレギュラーサイズやミニサイズ、折りたたみできるタイプなどさまざまな商品があり、生活スタイルや置き場所によって何を選べばよいかが変わってきます。
そこで今回は、大学病院の産婦人科やNICU勤務を経て現在はフリーランスの助産師として活動する浅井貴子さんを迎え、ベビーベッドの選び方やおすすめの商品を紹介していただきました。
- ベビーベッドはいつからいつまで必要?
- ベビーベッドの選び方|ベテラン助産師がポイントを解説
- レギュラーサイズかミニサイズか?置き場所に合わせて大きさを選ぶ
- 収納性を重視するなら折りたたみできるベビーベッドを選ぶ
- ハイタイプ?ロータイプ?ベビーベッドの高さで選ぶ
- 高さ調節可能なタイプという選択肢も
- ベビーベッドを選ぶときにチェックしたい、その他3つのポイント
- 「移動がラクなのがいい!」という場合はキャスター付きがおすすめ
- 第一優先は安全であること!安全性の基準を知っておこう
- 柵の構造は意外と見逃せないポイント!
- ベビーベッドおすすめ29選|タイプ別に紹介!助産師のおすすめも
- ベビーベッドおすすめ3選|助産師が厳選!
- ベビーベッドおすすめ4選【ミニサイズ】
- ベビーベッドおすすめ3選【レギュラーサイズ】
- ベビーベッドおすすめ9選【折りたたみできる】
- ベビーベッドおすすめ3選【ハイタイプ】
- ベビーベッドおすすめ2選【ロータイプ】
- ベビーベッドおすすめ5選【高さ調節可能】
- おすすめのベビーベッドを比較する
- まとめ
ベビーベッドはいつからいつまで必要?
ベビーベッドはいつからいつまで使用するものなのでしょうか? 助産師の浅井貴子さんに適正時期やアドバイスをしていただきました!
浅井貴子
フリー助産師
新生児から2歳までが多く、コンパクトサイズは寝返りをする6ヶ月頃になると狭く感じることが多いようです。多くの商品は24ヶ月までと記載されています。
24ヶ月までベビーベッドとして使用した後に、ベビーサークルや遊び場としても活用したり、おもちゃ入れに活用したりと用途を変更できるタイプもあります。購入する際は、24ヶ月経った後のことも考えるのをおすすめします。
ベビーベッドの選び方|ベテラン助産師がポイントを解説
初めてベビーベッドを選ぶ際は何をチェックすべきなのか、購入のポイントについて悩む人も多いのでは?
そこで、助産師の浅井貴子さんにベビーベッド選びでチェックすべきポイントについて解説してもらいました。ぜひ、ご購入の際の参考にしてください。
レギュラーサイズかミニサイズか?置き場所に合わせて大きさを選ぶ
ベビーベッドには様々な大きさのモデルがありますが、大きく分けるとレギュラーサイズ、ミニサイズ、折りたたみ式に分類できます。ベビーベッドの大きさは、部屋の広さや利便性で選ぶのがいいでしょう。
【レギュラーサイズ】ベビーベッドのメリット・デメリット
標準的なベビーベッドのサイズ(レギュラーサイズ)は120×70cmで、赤ちゃんも広々と使用することができます。レギュラーサイズのベッドのメリットとデメリットは以下のようにまとめられます。
- 種類が多い
- ベビーベッド以外にもキッズベッドやベビーサークルにも活用できる
- 赤ちゃんが快適に過ごせる
- 狭い部屋には不向き
浅井貴子
フリー助産師
奥ゆきもあるので赤ちゃんだけでなく、ちょっとしたスペースに紙おむつやタオルなどを置けたりしますが、ベッドが大きいので住環境によっては部屋が狭く感じることもあります。
【ミニサイズ】ベビーベッドのメリット・デメリット
ミニサイズのベビーベッドは、90×60cmと標準サイズよりもひと回り小さくコンパクトです。脚がないタイプなど持ち運びしやすいものが多いのも特徴です。
ミニサイズのベッドにも以下のようにメリットとデメリットがあります。
- 設置スペースに困らない
- 折りたたみ式も多い
- 赤ちゃんが成長すると窮屈
浅井貴子
フリー助産師
コンパクトでおむつ替えがしやすく、移動もしやすいので部屋の中のレイアウト変更がしやすいのが特徴です。寝返りが活発な赤ちゃんは、ぶつかりやすく柵をしっかりしないと転落の危険があります。
アパートや狭い部屋にぴったりのミニサイズのベビーベッドですが、赤ちゃんが大きくなると寝返りなどで窮屈さが出てくるため、お昼寝のみの使用というのもアリかもしれないですね。
収納性を重視するなら折りたたみできるベビーベッドを選ぶ
省スペースを重視するのであれば、折りたたんでコンパクトに収納できるタイプのベビーベッドがおすすめ。折りたたみタイプのメリットやデメリットは以下の通りです。
- 使わない時はコンパクトに収納できる
- 移動しやすい
- ビーサークルになるものもあるので汎用性がある
- 組み立てるのが億劫だったり面倒だと思う可能性も
ハイタイプ?ロータイプ?ベビーベッドの高さで選ぶ
ベビーベッドは大きさだけではなく、高さでも2種類に分類できます。選ぶ際のポイントになるように、ハイタイプとロータイプのメリット・デメリットをご紹介します。
赤ちゃんを立ってお世話するのか、座ってお世話するのかなどライフスタイルによって選び方も変わってきます。ママ、パパで相談し合ってお世話のしやすい高さを考えましょう。
【ハイタイプ】ベビーベッドのメリット・デメリット
床からの高さが70cm前後のベビーベッドはハイタイプに分類されます。メリットとデメリットは以下の通りです。
- 身長が160cm以上あるママ向き
で、腰痛になりにくい - いたずら防止になるので、兄弟、ペットがいる家庭にはおすすめ
- ベッドの座面の下のスペースが大きいので、買いだめした紙おむつなどの収納スペースとして活用できる
- ハウスダストから守れる
- 柵をしないと落ちたら危険
【ロータイプ】ベビーベッドのメリット・デメリット
床からの高さが45cm以下のベビーベッドはロータイプに分類されます。メリットとデメリットは以下の通りです。
- 和室などにはロータイプがマッチする
- 両親の寝室に置いても添い寝ができたり、夜間の赤ちゃんのお世話が楽
- 腰痛になりやすい
- 兄弟やペットがのぼってしまう可能性がある
高さ調節可能なタイプという選択肢も
ハイタイプかロータイプかで決めかねるのであれば、高さ調整が可能なベビーベッドにするという選択肢もあります。
湿気が多いときはハイタイプにするなど季節に合わせて調整することも可能ですし、収納スペースが必要になったらハイタイプにしたり、赤ちゃんの夜泣きに合わせてロータイプに変更するなどと調整できるため便利です。
さらに、引っ越しや次の子に使用する場合などに合わせて調整できるのもうれしいポイントですね。
ベビーベッドを選ぶときにチェックしたい、その他3つのポイント
浅井さんによると、ベビーベッド選びにはほかにもたくさんのチェックすべきポイントがあるそうです。そこで、どんな点をチェックすべきか3つに分けて解説します。
「移動がラクなのがいい!」という場合はキャスター付きがおすすめ
まずは、移動に便利なキャスター付きベビーベッドのメリット・デメリットと、使用するにあたっての注意事項をご紹介します。
- 移動が簡単
- 掃除しやすい
- 常に目の届く位置にベビーベッドを置ける
- ストッパーをしないと危険
浅井貴子
フリー助産師
ストッパーをかけないと動きやすいので、固定して使う場合はロックをしましょう。フローリングなどは問題ないですが、畳の部屋だと畳がへこんだりするのでウレタンなどのパッドを敷くなどの配慮が必要です。
第一優先は安全であること!安全性の基準を知っておこう
安全なベビーベッドには2つのマークが付いていることはご存じでしょうか? 安全性の基準となる規格のPSCマークとSGマークについてご紹介します。
- 国が定めた適合性検査を経て、安全な製品であると認定された証
- 日本国内で流通する乳幼児用ベビーベッドは、「製品安全4法」のなかでPSCマーク(消費生活用品の安全マーク)に適合しているものしか販売できない
- 製品安全性協会が定める審査に合格し、安全な製品であると認定された証
- SGマークがついている商品なら、最高1億円までの対人賠償保険が付帯している
浅井貴子
フリー助産師
マークが2つともついていたらかなりの安心設計のベッドといえるでしょう。
柵の構造は意外と見逃せないポイント!
ベビーベッドには柵が付いていますが、その構造もライフスタイルによって重要なものとなりますので慎重に選びましょう。どんなタイプがあるかそれぞれの特徴とともにご紹介します。
- 上下スライド式
簡単に開閉が可能ですが、幼い兄弟がちょろちょろしていると指や手をはさみやすく注意しないと危険です - 手前に柵を倒すタイプ
一度親が後ろに下がらないといけないので、動線的には無駄な動きが発生します - 複数箇所で開閉できるタイプ
赤ちゃんを寝かせる方向によってお世話がしやすく、部屋のレイアウトも選ばないのでおすすめです
ベビーベッドおすすめ29選|タイプ別に紹介!助産師のおすすめも
ここからは助産師の浅井さんおすすめ商品と、編集部が選んだベビーベッドをミニサイズ、レギュラーサイズ、折りたたみできるタイプと種類別でおすすめの商品もご紹介します。
ベビーベッドおすすめ3選|助産師が厳選!
まずは、助産師の浅井さんおすすめのベビーベッドをご紹介します。
浅井貴子
フリー助産師
楕円の形状で角がないのでぶつかっても痛くありません。オプションのパーツを組み合わせれば幼児までのベッドに使え、最後はソファーになるので長く使えます。北欧(ノルウェー)の価値あるものを大切に長く使うというポリシーがベッドのなかに息づいています。インテリアにこだわる人におすすめです。
浅井貴子
フリー助産師
コンパクトなミニタイプでしかもハイタイプなので、マンション生活の人には圧倒的な支持があります。15kgと軽く女性1人でも組み立てが簡単で、消音機能のキャスターがついているのもうれしいポイント。シンプルで飽きのこない定番のベッドになります。
浅井貴子
フリー助産師
このベビーベッドは寝室用やリビング用のセカンドベッドとして使うことができます。4方向メッシュで通気性があるので真夏の育児にも大活躍、おむつ替えテーブルがあるのが非常に便利で毎日のおむつ交換も楽にできます。
1人遊びができるようになればボールやおもちゃを入れてベビーサークルとしても使うことができ、コスパがいいのもうれしいところ。
ベビーベッドおすすめ4選【ミニサイズ】
続いては、編集部が厳選した狭いお部屋にもぴったりのミニサイズのおすすめベビーベッドをご紹介します。
ベビーベッドおすすめ3選【レギュラーサイズ】
次に、広々と使用できるレギュラーサイズのおすすめベビーベッドをご紹介します。
ベビーベッドおすすめ9選【折りたたみできる】
続いて、編集部が厳選したコンパクトに収納できて置き場に困らない、折りたたみできるベビーベッドをご紹介します。
ベビーベッドおすすめ3選【ハイタイプ】
続いては、編集部が厳選した背の高いママやハウスダストの心配がある方にぴったりのハイタイプのベビーベッドのおすすめをご紹介します。
ベビーベッドおすすめ2選【ロータイプ】
続いて、添い寝や夜間のお世話が簡単なロータイプのおすすめベビーベッドをご紹介します。
ベビーベッドおすすめ5選【高さ調節可能】
最後に、ライフスタイルによって高さが調整できるおすすめベビーベッドをご紹介します。
おすすめのベビーベッドを比較する
まとめ
今回はベビーベッドの選び方やおすすめ商品を助産師の浅井貴子さんにご紹介いただきました。
ベビーベッドはどんな機能を重視するか、お世話のしやすさなど、ライフスタイルに合わせてママ・パパで検討しましょう。
赤ちゃんが寝ている姿を想像するだけでも楽しいですよね。あなたにとっても赤ちゃんにとっても快適な1台を見つけ、楽しい育児生活が送れるといいですね!
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