手元は意外と人の視線を集める部分です。爪の先まできれいにしていると、清潔感がアップするため、身だしなみのひとつとして手やネイルのケアを取り入れる人が増えています。
ネイルオイルは、爪や指先の乾燥を防ぎ、健康的な爪の成長をサポートするケアアイテムです。種類が豊富にあるネイルオイルの中から、どうやって自分の爪に合うものを選べば良いかのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで、日本ナチュラル美爪協会代表理事の藤田亜由未さんに、ネイルオイルの効果や役割、選び方のポイントについて解説いただきました。
乾燥が本格的になる季節の前に、ぜひ参考にしてみてください。
- ネイルオイルとは?効果や役割について解説
- ①爪を乾燥から守る
- ②爪の健康をキープする
- ③ネイルを長持ちさせる
- ④自爪をより美しく見せる
- ⑤爪の形を整える
- ネイルオイルの選び方|4つのポイントでご紹介
- ネイルオイルの形状で選ぶ
- ケラチンやビタミンなど配合されている成分で選ぶ
- 自分の好きな香りで選ぶ
- 継続して使うことを考えてコスパで選ぶ
- ネイルオイルおすすめ21選|タイプ別にご紹介
- マニキュアタイプのネイルオイルおすすめ6選
- マーカー・筆ペンタイプのネイルオイルおすすめ6選
- ロールオンタイプのネイルオイルおすすめ5選
- スポイトタイプのネイルオイルおすすめ4選
- ネイルオイルの正しい使い方は?効果的にケアしよう!
- ネイルオイルを使うときの注意点
- まとめ
ネイルオイルとは?効果や役割について解説
ネイルオイルとは爪や指にうるおいを与え、乾燥を防ぐオイルのことです。一般社団法人 日本ナチュラル美爪協会代表理事で、自爪ケア専門サロン ももいろ®ネイル代表の藤田 亜由未さんに、具体的な効果や役割についてポイントを教えていただきました。
①爪を乾燥から守る
日常生活を送っているだけでも、爪周りや甘皮は乾燥するため保湿が大切です。
特にささくれが出やすい方や、水仕事が多い方、爪周りの皮膚が硬くなりがちな方はオイルケアで保湿し、爪を乾燥から守ることが必要です。
また、爪が折れやすい・欠けやすい、2枚爪になる、縦スジが目立つ方もネイルオイルでケアすることがおすすめです。
②爪の健康をキープする
ネイルオイルは、丈夫な爪を育てるために必要な栄養成分が入っている商品が多く、健康的な爪の成長を手助けします。
特に、ビタミンAやビタミンEなどは健康的で丈夫な爪を育てるのに効果的な成分です。爪の根元に塗布することで、ネイルオイルの成分が指先をしっかり保湿します。
爪の栄養分が不足すると、2枚爪になったり、折れやすい・欠けやすいなどのトラブルが出る場合もあるため、日頃からネイルオイルでお手入れしましょう。
③ネイルを長持ちさせる
ジェルネイルの持ちは約3〜4週間ほどです。次にサロンへ行くまでにジェルネイルが取れてしまう方は、土台の自爪に負担がかかり、弱くなっている可能性があります。
土台である自爪に負担がかかり、弱くなっている可能性があります。そのためにも、浸透力の高いネイルオイルでこまめな保湿を心がけましょう。
④自爪をより美しく見せる
ネイルができない方にこそ、オイルケアがおすすめです。
若々しく、うるおいのある手先をキープするためには、適度な油分と水分が不可欠です。指先まで美しさをキープしたいのなら、1日に3回以上オイルケアをしましょう。
オイルケアを習慣化することで、ハリのある艶やかな指先を手に入れることができます。マニキュアやジェルネイルをしない方ほど、ナチュラルでより美しい指先を目指してオイルケアを続けましょう。
⑤爪の形を整える
爪の形が嫌いだったり、爪が小さくて恥ずかしいなど、指先に対するコンプレックスを持っている方は少なくありません。
しかし、正しくオイルケアを続けていると、爪のピンクの部分(ネイルベット)が大きくなることがあります。また、オイルケアを習慣化することで、甘皮周りの角質が出にくくなり、より美しい爪の形に整えることができます。
爪の伸びるスピードは緩やかですが、お手入れを続けることが美爪への第一歩です。
ネイルオイルの選び方|4つのポイントでご紹介
種類が豊富なネイルオイルの中から、どうやって自分の爪に合うものを選べば良いのか悩んでしまいますよね。
そこで、選び方のポイントを藤田さんに教えていただきました。
ネイルオイルの形状で選ぶ
ネイルオイルには大きく分けて「マニキュアタイプ」「マーカー・筆タイプ」「ロールオンタイプ」「スポイトタイプ」の4つのタイプがあります。
ライフスタイルやケアをする場所に合わせて、いくつかのタイプを持っても良いでしょう。
- オーソドックスなタイプ
- ハケタイプでマニキュアと同じ形状
- ボトルから出して指先に塗るので、お家でゆっくりとお手入れできる時に使うのがおすすめ
- スティックタイプで、ペン先からオイルが出る
- ノック式が多く、量の調整が難しい(出る量が少なめ)
- コンパクトサイズが多く、持ち運びに便利
- ペンタイプと同様持ち運びに便利
- ボトル先についたボールで、塗布しながらマッサージ効果が期待できる
- マッサージしながら塗布することでリラクゼーション効果もある
- ボトルの蓋がスポイトタイプになっている
- 直接爪先に塗布できる
- 量をたくさん塗れるので、爪だけでなく手指全体にも保湿やマッサージ効果が期待できる
ケラチンやビタミンなど配合されている成分で選ぶ
爪の健康を保つために必要な栄養素が豊富に含まれているので、指先のダメージの状態などに合わせて必要な成分を選ぶのもおすすめです。
基本的な保湿成分のほか、ジェルダメージにはケラチンやビタミン成分を、肌が敏感な方はオーガニック素材を選びましょう。
自分の好きな香りで選ぶ
ネイルオイルに配合されている香りは、爪先に塗布してほんのり香るのが特徴です。
リラクゼーション効果も期待でき、シーンや気分によって使い分ける楽しみ方もできます。
継続して使うことを考えてコスパで選ぶ
健康的で美しい指先を育てるオイルケアは「継続してお手入れする」ことが何よりも大切です。
そのため、無理なく使い続けられる商品を選ぶこともお手入れが長続きできるポイントです。
コスパの良いお気に入りのネイルオイルを見つけて、楽しくお手入れをしましょう。
ネイルオイルおすすめ21選|タイプ別にご紹介
ここからは、ネイルオイルを「マニキュアタイプ」「マーカー・筆ペンタイプ」「ロールオンタイプ」「スポイトタイプ」に分けてご紹介します。
マニキュアタイプのネイルオイルおすすめ6選
まずは、一般的なネイルオイルのマニキュアタイプからおすすめ商品をご紹介します。
マーカー・筆ペンタイプのネイルオイルおすすめ6選
次に持ち運びしやすく、外出先のケアでも使用しやすい、マーカー・筆ペンタイプのおすすめネイルオイルをご紹介します。
ロールオンタイプのネイルオイルおすすめ5選
続いて、筆&ブラシタイプと同様に持ち運びしやすく、マッサージ効果もあると言われているロールオンタイプをご紹介します。
スポイトタイプのネイルオイルおすすめ4選
最後に、他のタイプよりも量がしっかりとれるスポイトタイプのネイルオイルをご紹介します。
ネイルオイルの正しい使い方は?効果的にケアしよう!
せっかくネイルケアするなら正しい方法で効果的にケアしたいですよね。ここでは、ネイルオイルの正しい使い方をご紹介します。
- 手をきれいにする
汚れや皮脂がついていると、せっかくのオイルの美容成分が爪や指先に行き渡らないこともあります。まずは手を洗ってきれいにしましょう。甘皮もやわらかくなって、ネイルオイルがより塗りやすくなります。 - 爪にネイルオイルをつける
ネイルオイルは爪先の爪と皮膚の間に垂らすように塗ります。爪と皮膚の間につけることで、健康的な爪の成長をサポートします。 - 指先全体をマッサージする
塗ったあとに優しくマッサージすると保湿効果がアップします。血行が良くなり、リラックス効果も得られます。 - 保湿する
最後に、ハンドクリームなどを手全体につけて保湿成分にしっかり蓋をすればより効果が長持ちします。
ネイルオイルを使うときの注意点
こだわりの成分や精油で作られたネイルオイルを最後まで効果的に使うために、藤田さんに注意点についても伺いました。
藤田 亜由未
一般社団法人日本ナチュラル美爪協会代表理事、自爪&ハンドケア専門サロンももいろ®ネイル
オイルは開封後、徐々に酸化します。商品の成分にはよりますが、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
大容量のものよりも、少量ずつ入っているものを選ぶことで、いつでも新鮮な状態で使い切るのがおすすめです。
まとめ
爪の成長は1日約0.1mmと言われ、成長には時間がかかります。ネイルオイルケアを始めてすぐに効果は感じづらいかもしれませんが、長期的に見れば少しずつ変化が見られます。
ご紹介したおすすめのネイルオイルや使い方を参考に、指先まで美しい手を目指しましょう。