日本においても常識となりつつある、デリケートゾーンのケアですが、何を使えばよいのかよく分からない…という方も多いのではないでしょうか。
今回は、デリケートゾーンケアクリームについて詳しくご紹介します。気になる黒ずみやニオイへの効果について、美容ライターの比嘉桃子さんにお話を伺いました。
デリケートゾーンケアクリームの選び方について比嘉さんが解説するほか、編集部が厳選したおすすめ商品もご紹介しています。気になっていてもなかなか周りに相談するのは難しいデリケートゾーンのケア、これを機にスタートしてみませんか?
- デリケートゾーンケアクリームとは?美容ライターが効果について解説
- 【ニオイ対策】蒸れやおりものなどの気になるニオイに
- 【黒ずみ対策】乾燥や摩擦による黒ずみに
- デリケートゾーンケアクリーム使用時の注意点とは?
- デリケートゾーンケアクリームの選び方
- 成分で選ぶ|セラミド・トラネキサム酸入りかどうか
- 使い勝手で選ぶ|塗りやすさや用法もポイント
- 価格で選ぶ|薬局やドラッグストアでも購入できる市販品も
- デリケートゾーンケアクリームおすすめ24選
- ニオイ対策|デリケートゾーンケアクリームおすすめ9選
- 黒ずみ対策|デリケートゾーンケアクリームおすすめ15選
- 美容ライターに聞いたデリケートゾーンケアクリームの正しい使い方・塗り方
- まとめ
デリケートゾーンケアクリームとは?美容ライターが効果について解説

「デリケートゾーンケアクリーム」 は、デリケートゾーンをやさしく保湿をしたり、黒ずみの原因のひとつでもあるメラニンの生成を抑えたりしてくれます。
肌や髪のケアをするように、デリケートゾーンも乾燥や刺激から守ってケアしてあげる必要があります。
デリケートゾーンケアクリームについて、美容ライターの比嘉さんにお話を伺いました。
比嘉桃子
美容ライター
デリケートゾーンは、その名の通り敏感な部位です。乾燥や黒ずみなど、トラブルを起こすことも少なくありません。普段からデリケートゾーンケアクリームなどでケアしましょう。
デリケートゾーンケアクリームのなかには、保湿がメインのクリームが多いですが、黒ずみケアもしたい場合は、美白ケアができるかどうかも確認をしましょう。
ちなみに、クリームタイプはオイルタイプよりベタつかないうえ保湿効果が高く、ローションタイプやミルクタイプよりもしっとりとした使い心地です。乾燥が気になる方はクリームタイプから試すのがおすすめです。
デリケートゾーンケアクリームのメリット・デメリットを以下にまとめました。
- デリケートな部分専用に作られているので肌にやさしい処方
- 脇・肘・膝など、全身をやさしくケアできるものも多い
- 黒ずみケアは効果を実感できるまでに時間がかかる
- さっぱり感が好みの方にはベタつきが気になるものもある
比嘉桃子
美容ライター
デリケートゾーンケアクリームの多くに即効性はありませんが、コツコツ続けることで少しずつ変化を実感できるはずです。ケアは続けることが重要なので、テクスチャーや香りなど、積極的に使いたいと思えるようなアイテム探しを心がけてみてください。
【ニオイ対策】蒸れやおりものなどの気になるニオイに

気になるデリケートゾーンのニオイは、蒸れが原因となることが多いため、しっかりと洗って清潔に保ってあげることが大切です。
ただし、ゴシゴシと洗いすぎてしまうと、かえって膣まわりが乾燥してニオイの原因になってしまうこともあります。
刺激に弱く乾燥しやすい部分に毎日使うからこそ、専用のソープを使用してやさしく洗いましょう。洗った後は専用のアイテムでしっかりと保湿をおこなうことで、気になるニオイを防ぐことができます。
特に生理中はナプキンで蒸れやすくなるので、経血量が少ない日もこまめに替えるなど、普段以上に清潔に保つことを心がけましょう。
比嘉桃子
美容ライター
デリケートゾーンは、ほかのパーツに比べてpH値が酸性に寄っています。ボディソープで洗うと刺激が強く感じることもあるため、専用のソープを使うのがおすすめです。
低刺激な専用アイテムでしっかりと汚れを洗い流し、清潔な状態を保ちましょう。
【黒ずみ対策】乾燥や摩擦による黒ずみに

デリケートゾーンの黒ずみの原因のひとつは、下着との摩擦です。きつい下着やパンツなどと擦れることで摩擦が起こり、黒ずみやくすみが起こりやすくなってしまいます。
摩擦による黒ずみには、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ美白ケア成分の入っているクリームを使うのがおすすめです。
また、乾燥している肌だと余計に摩擦が増してしまい、黒ずみが深刻化してしまうこともあります。乾燥による黒ずみには、毎日の保湿が最も重要です。フェイスケアと同じように、しっかりと保湿をしてあげましょう。
比嘉桃子
美容ライター
デリケートゾーンが乾燥する原因のひとつに、洗いすぎが考えられます。過度な洗浄が黒ずみにつながることもあるので、優しく摩擦が起きないように洗いましょう。
泡タイプの洗浄料を使うと、肌あたりが柔らかくなっておすすめです。洗ったあとはしっかりと保湿して、乾燥を防ぎましょう。
デリケートゾーンケアクリーム使用時の注意点とは?
気になる黒ずみやニオイの対策として、保湿や美白ケアができるデリケートゾーンケアクリームですが、副作用が起きないように注意する点などはあるのでしょうか?美容ライターの比嘉さんに伺いました。
比嘉桃子
美容ライター
デリケートゾーンケアクリームは低刺激なアイテムが多いとはいえ、使い方を誤ればトラブルにつながりかねません。使用方法を必ず確認し、適量を適した部位に使用してください。
新しいアイテムの使いはじめはトラブルが起こりやすいため、普段よりも意識して肌状態を確認することが大切です。
デリケートな部分に使用するものだからこそ、使用前には念のためパッチテストをするのがおすすめです。
使っていて痒みや痛みが出たり、腫れやポツポツができたりした場合は、すぐに使用を中止して専門医に診断してもらうようにしてください。
デリケートゾーンケアクリームの選び方
デリケートゾーンケアクリームを選ぶ際には、どのような点に注目して選べばよいのでしょうか?
詳しい選び方について、美容ライターの比嘉さんに「成分」「使い勝手」「価格」の3つの視点から説明していただきました。
成分で選ぶ|セラミド・トラネキサム酸入りかどうか

デリケートゾーンのケアで重要な成分は主に乾燥からお肌を守ってくれる「セラミド」と、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ美白効果などが期待できる「トラネキサム酸」の2つです。
- セラミド
保湿力が高い成分で、肌内部の水分が外に出るのを防いでくれます。セラミドは年齢とともに減少するため、クリームなどでしっかりと補ってあげることが重要。セラミドを取り入れることでバリア機能が強化されるので、乾燥しがちな部分のケアに向いています。 - トラネキサム酸
アミノ酸の1種で、美白効果が期待できる成分。肌の微弱な炎症を鎮めて肌荒れにもアプローチしてくれます。医薬部外品や医薬品にのみ配合することができる、美白有効成分として承認されている成分です。
比嘉桃子
美容ライター
入っている成分だけでなく、「入っていない成分」にも注目しましょう。アルコールなど、肌に刺激となりやすい成分が入っていると、トラブルの原因になることがあります。
デリケートゾーンは敏感な部分なので、刺激となる成分はなるべく避けましょう。
使い勝手で選ぶ|塗りやすさや用法もポイント

デリケートな部分に塗るものなので、チューブタイプやポンプ式など、清潔に保管できるものを選びましょう。 チューブタイプだと、出す量を調節しやすくておすすめです。
化粧ポーチに入れてもコスメに馴染むような、おしゃれなパッケージのものもたくさん販売されています。お出かけ先でも使いたい場合は、デザインにも注目して選んでみてくださいね。
比嘉桃子
美容ライター
デリケートゾーンのケアを日々続けるためにも、使うたびに気分が上がるようなパッケージや香りのものを選ぶことも視野に入れてみてください。
最近は持ち運びに便利なミニサイズが展開されていることもあるため、旅行時もケアしたい場合は活用してみると良いでしょう。
価格で選ぶ|薬局やドラッグストアでも購入できる市販品も

デリケートゾーンは毎日ケアをしたい場所です。したがって、毎日続けられる価格であることも大切です。ただし、デリケートゾーンは刺激を感じやすい部分なので、安さだけを見るのではなく、しっかりと考慮された処方になっているかどうか確認しましょう。
あまりに安すぎる商品だと、かえって肌にあわず、黒ずみや乾燥が悪化してしまう恐れもあります。成分などをしっかりチェックしたうえで、続けやすい値段のものを選んでください。
比嘉桃子
美容ライター
デリケートゾーンケアクリームは、適量を塗布することが大切です。高いアイテムを買っても、使用量をケチると伸びが悪くなり、摩擦が生じて黒ずみの原因になることもあります。
適量を使っても惜しみないと思える価格帯から選ぶようにしましょう。
デリケートゾーンケアクリームおすすめ24選
ここからは編集部が選んだ、おすすめのデリケートゾーンケアクリームをご紹介します。美容ライターの比嘉さんに教えていただいた選び方をもとに、選りすぐりのアイテムをラインナップしました。
ぜひ、デリケートゾーンケアクリーム選びの参考にしてみてくださいね。
ニオイ対策|デリケートゾーンケアクリームおすすめ9選
まずはニオイ対策に期待できるおすすめ商品をご紹介します。
黒ずみ対策|デリケートゾーンケアクリームおすすめ15選
続いて、黒ずみ対策に期待できる商品をご紹介します。
美容ライターに聞いたデリケートゾーンケアクリームの正しい使い方・塗り方

せっかく効果的な成分や保湿力があっても、正しい使い方をしなければしっかりと効果に結びつきません。デリケートゾーンクリームの正しい使い方・塗り方について、美容ライターの比嘉さんに教えていただきました。
- お風呂上がりにバスタオルで身体を拭く前に、膣まわりに塗ります。水滴が気になる場合は、手で軽く水を払ってから使用しましょう。
- 膣まわりと同時に肛門まわりにもやさしく塗ります。
- 黒ずみやすいVラインにも一緒に塗るのがおすすめです。
デリケートゾーンはとても乾燥しやすいので、お風呂上がりすぐに保湿をすることが大切です。
少し水分がある状態で塗ることで、クリームの成分と水分が混ざりあってより乾燥を防げます。指の腹を使い、爪が当たらないようにやさしく塗布しましょう。
比嘉桃子
美容ライター
塗布する範囲には要注意です。膣内はとてもデリケートであり、クリームが付着するとかゆみや赤みなどの炎症に発展する可能性があります。
塗るときは必ず粘膜部分を避け、肌にのみ塗り広げるようにしましょう。
まとめ

今回は、デリケートゾーンケアクリームの効果や選び方、おすすめの商品をご紹介しました。
大切な場所だからこそ適切なケアをおこないたいですね。乾燥を防ぐためにも、ご自身にあった商品を選びましょう。
今までデリケートゾーンのケアに関心がなかった方も、これを機にデリケートゾーンを労ってケアしてみてくださいね。
比嘉桃子
美容ライター
デリケートゾーンのケアは、自分を労わることにつながります。私自身、ケアをはじめてから、自分をもっと大切にしたいと思えるようになりました。
ぜひお気に入りのケアアイテムを見つけて、癒しのセルフケア時間を過ごしてみてください。