くせっ毛でまとまりにくい、かゆみが気になる、きちんとセットしていても雨が降るとすぐに広がってしまう、硬くてスタイリングがうまくいかない…など、髪や頭皮に関する悩みは年齢や性別、季節や気候など、その要因は人それぞれです。
そこで、髪や頭皮に関する悩みについてアンケートを実施いたしました。
皆さんがどんなことで悩んでいるのかを説明し、そしてその悩み解決のお手伝いができるおすすめのシャンプーを合わせてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 市販シャンプーの選び方
- アミノ酸?ノンシリコン?シャンプーの種類から選ぶ
- よい匂い?無香料?市販シャンプーを香りから選ぶ
- さらさら?しっとり?シャンプーを仕上がりで選ぶ
- シャンプーの種類をご紹介
- 高級アルコール系(石油系)シャンプー
- アミノ酸シャンプー
- 石けん系シャンプー
- ノンシリコンシャンプー
- 100人が答えた!髪と頭皮のお悩みTOP5|女性編
- 悩み別の市販シャンプーおすすめ37選
- 広がりやすい髪におすすめの市販シャンプー5選
- 乾燥してる髪におすすめの市販シャンプー10選
- ダメージで傷んだ髪におすすめの市販シャンプー11選
- くせ毛(癖毛)におすすめの市販シャンプー4選
- べたつきやすい髪におすすめの市販シャンプー7選
- 市販シャンプーと髪について
- まとめ
市販シャンプーの選び方
市販シャンプーをなんとなくで選んでいませんか?
市販シャンプーには、実にさまざまな種類があります。いくつか選ぶときのポイント3つご紹介いたします。
アミノ酸?ノンシリコン?シャンプーの種類から選ぶ

現在では、たくさんのシャンプーが販売されており、購入する際に迷ってしまう方も多いかと思いますが、シャンプーには洗浄成分が異なる、「高級アルコール系(石油系)」「アミノ酸系」「石鹸系」と大きく分けて3つのタイプがあります。
そして、最近よく話題になっている「ノンシリコン系」とは、コーティング剤であるシリコンという成分が入っていないシャンプーのことを指します。
先に挙げた3タイプには、それぞれ「シリコン入り」と「ノンシリコン」の市販シャンプーが存在します。
それぞれについて知ることで、市販シャンプー選びのポイントにもなりますので、後ほど改めてご紹介します。
よい匂い?無香料?市販シャンプーを香りから選ぶ

市販のシャンプーを香りで選ぶ方は多いのではないでしょうか。フローラル系の香りやフルーツ系の香り、ハーブ系の香りなどさまざまなものがあります。
なかには人工的な香りが苦手という方も。そういう方向けに、オーガニックな香料を使用したシャンプーも販売されています。
また、強い香りが苦手という方は、無香料の市販シャンプーというのもあるので、そちらを選んでみるとよいでしょう。
さらさら?しっとり?シャンプーを仕上がりで選ぶ

市販シャンプーは種類によって仕上がりも変わります。前述のとおり、ぺったりとした仕上がりになったり指通りがゴワついたり、軽やかな仕上がりになったりとさまざま。
そして、さらさらになったりしっとりしたりと、商品によっても仕上がりは異なります。自分の好みに合わせて選びましょう。
シャンプーの種類をご紹介
ここからは前述しましたシャンプーの4つの種類を詳しくご紹介していきます。
高級アルコール系(石油系)シャンプー
- 泡立ちがよい
- 洗浄力が高い
- 香りがよい
- 価格が比較的安い
- 刺激が強い
- 頭皮が乾燥しやすい
ドラッグストアなどで一般的に市販されているシャンプーで多いのが、この「高級アルコール系(石油系)」のシャンプーです。
石油からできており、「石油系」と呼ばれることもあります。
そして、「高級」とありますが、これは価格が高いということではなく、炭素数の高さを示しています。炭素数が高いと、洗浄力が高く泡立ちも良くなるとされています。
パッケージの裏側などにある成分名に「ラウリル」や「ラウレス」、「硫酸」と付いている場合は、このタイプの洗浄成分が使用されています。
アミノ酸シャンプー
- 低刺激で優しい
- 程よく皮脂を残した洗い上がり
- 保湿性が高い
- 髪がぺったりする
- 洗浄力が弱い
- 価格が高め
髪や肌を構成しているタンパク質の元となっているのがアミノ酸です。
アミノ酸系シャンプーは、アミノ酸系の成分からできているシャンプーのことです。
「アミノ酸」とつくシャンプーには、アミノ酸配合シャンプーとアミノ酸系シャンプーがあります。
一見同じに見えますが、アミノ酸配合シャンプーの場合、主成分は高級アルコール系で、そこにアミノ酸系の成分を少し足したものになりますので、「アミノ酸系シャンプー」をお探しの方は注意が必要です。
シャンプーなどの成分表示は配合されている成分が多い順に表記されていますので、その部分を確認してみてください。
アミノ酸系シャンプーには、成分表示に「グルタミン酸」「ココイル」「アラニン」「グリシン」などが付いています。
石けん系シャンプー
- 洗浄力が高い
- 髪の根本がふんわり立ち上がる
- 環境に優しい
- 指通りがゴワつく
- キューティクルが開くのでダメージが進む
- カラーリングのもちが良くない
石けん系は、その名の通り洗浄成分が石けんからできているシャンプーになります。
高級アルコール系の洗浄成分が化学物質なのに対し、石けん系は天然界面活性剤が使用されています。
石けん系のシャンプーで洗髪すると、髪がアルカリ性に傾いてしまうので、弱酸性に戻すためにシャンプー後はリンスを使いましょう。
そのため、シャンプーとリンスのシリーズ使いがおすすめです。
石けん系シャンプーの成分名は「石鹸素地」や「脂肪酸」などと表記されています。
ノンシリコンシャンプー
- 髪を素の状態にする
- さっぱりとした洗い心地
- 軽い仕上がり
- 摩擦によってダメージを受けやすい
- 髪がきしむ
- 価格が高い
「ノンシリコンシャンプー」は、その名の通りシリコンが入っていないシャンプーのことです。
シリコンとは、人工化合物のコーティング剤のことで、指通りがなめらかになったり、髪にツヤを与えたり、髪がまとまりやすくなる効果がありますが、この効果は一時的なもので、髪質自体が変わっているわけではありません。
洗浄力が高いシャンプーは必要な油分も奪ってしまうため、手触りが良くなるようにシリコンを配合している商品が多く見られます。
シリコンによくある成分名は「ジメチコン」「シクロメチコン」「シロキシ」「メチコン」になります。
ノンシリコンの市販シャンプーをお探しの際は、上記が成分表に表示されていないかを確認してみてください。

編集部
ちなみに「オーガニックシャンプー」は、必ず有機栽培された植物を使用したシャンプーのことをいい、アミノ酸系にも石鹸系シャンプーにもオーガニックシャンプーはあります。
100人が答えた!髪と頭皮のお悩みTOP5|女性編
雨の日や湿気が多い季節は髪が広がりやすい、年齢と共に髪のボリューム感が減ってしまっているなど、髪や頭皮に関する悩みは、年齢や性別、気候や季節などさまざまな要因によって異なります。
そして、ヘアスタイルのセットがうまくいかなくて一日中そればかり気になってしまったりするような気分的な問題から、痛みやかゆみを伴ってしまうような深刻なものまであります。
そこで、実際どんな問題で悩んでいるのが、10代~60代の男女100人に、髪の悩みについてアンケート調査を行いました。
その中でも女性の回答だけをピックアップしましたので、参考にしてみてください。
- 1位:広がりやすい
- 2位:乾燥
- 3位:ダメージ
- 4位:くせ毛(癖毛)
- 5位:べたつき
女性の悩みは1位は乾燥や湿気、ダメージ、クセなどが原因である「広がりやすい」になり、2位は「乾燥」、3位は「ダメージ」という結果でした。
さらに、4位に「くせ毛(癖毛)」5位には「べたつき」がランクイしていて、髪質で悩んでいる方も多いようです。
男性のアンケート結果についてはこちらのページで説明していますので、興味のある方はぜひ見てみてください。
悩み別の市販シャンプーおすすめ37選
それでは、女性におすすめの市販シャンプーを悩み別にご紹介していきます。
広がりやすい髪におすすめの市販シャンプー5選
第1位である「広がりやすい」という悩みの原因は、主にダメージや乾燥、髪質などがあります。
日々のシャンプーで広がりを抑えることもできますので、以下のおすすめ商品と口コミをぜひ参考にしてみてください。
乾燥してる髪におすすめの市販シャンプー10選
続いて、お悩み第2位にランクインした「乾燥」について説明いたします。
髪の乾燥は髪質にも関わり、水分量が少ないくせっ毛の方や細毛の方は乾燥しやすいです。
そのほかの要因としては、髪を濡れたままにしてしまう、シャンプーの仕方が間違っている、ドライヤーやコテなどで過度な熱を与えている、紫外線、静電気などが挙げられます。
これらの要因は髪にダメージを与える原因とも共通していますので、乾燥を放っておくと、ダメージヘアになってしまう可能性が大きいので、早めにケアするのがおすすめです。
それでは、乾燥におすすめの市販シャンプーをご紹介します。
ダメージで傷んだ髪におすすめの市販シャンプー11選
お悩み第3位は「ダメージ」になります。
髪は表皮細胞にケラチンが沈着して硬くなる角化した細胞、つまり死んだ細胞からできています。そのため、一度ダメージを受けると自力で修復することができず、痛みが広がってしまいます。
なるべく髪を傷めない、傷みが進まないためのヘアケアが重要となり、毎日の洗髪でも髪を傷めないシャンプー選びが大切になってきます。
くせ毛(癖毛)におすすめの市販シャンプー4選
続いて、お悩み第4位にランクインした「くせ毛(癖毛)」におすすめの市販シャンプーをご紹介します。
くせ毛の原因は大きく二つに分けて、遺伝や頭皮の毛穴の形、髪の毛の内部構造などの生まれつきのもと、加齢やダメージなどの生活習慣によるものがあります。
ヘアケア方法を見直し、ご自身でもできる対策方法を見つけてみましょう。
べたつきやすい髪におすすめの市販シャンプー7選
それでは最後に、お悩み第5位にランクインした「ベタつき」はどうでしょうか?
かゆみやフケまでいかないものの、頭皮が脂っぽくベタベタしてしまっていることに悩んでいる方も多いようです。
ベタつきの原因はシャンプーが行き届いていないことや逆にシャンプーのしすぎなど、シャンプー選びやシャンプーの仕方が間違っていることもあります。
また、偏った食生活や運動不足など、普段の生活にも大きく関わってくるので、不規則な生活が続いている方も要注意です。
市販シャンプーと髪について
普段、何気なく市販シャンプーを使って髪を洗っていますが、シャンプー選びやシャンプーの仕方によって、頭皮や髪の毛に与える影響が大きく変わることをご存じですか?
髪の毛は芯となるメデュラ、その周りを囲んでいるコルテックス、そして表面となるキューティクルの3重構造になっています。
コルテックスは繊維状になっており、髪の色が決まるメラニン色素はここに含まれます。
シャンプーのCMなどでよく耳にするキューティクルは魚の鱗のように上から下に向かって重なっており、そのキューティクルが何らかの原因によって欠けたり剥がれたりすることで、髪の内部が傷つき、傷んでしまいます。
また、髪の毛は頭皮にある毛根で作られており、健康な髪は健康な頭皮によって生まれます。
頭皮はほかの部分の皮膚と同じようにターンオーバーを繰り返していますが、顔や腕などに比べて皮脂腺が多く、さらに髪の毛があるので簡単に洗いにくくなっています。
そこで、清潔な頭皮を保つために大切なのがシャンプーでしっかり洗うこと。
しかし、洗いすぎてしまったり、ゴシゴシとこすりすぎてしまうのも却って頭皮にとって負担となってしまうのです。
まとめ

髪や頭皮の悩みは人それぞれで、深刻なものからちょっと気になるくらいの軽いものまでさまざまです。できれば自宅で簡単にケアすることで、悩みが少しでも解消できれば嬉しいですよね。
市販されているシャンプーの中には、効果が高く、髪質が改善される商品がたくさん販売されているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、悩みや髪質が改善しない場合は、美容師さんやお医者さんに相談するようにしましょう。
※「髪と頭皮に関する悩み」に関する調査(2019年5月実施)
※クラウドソーシングサイト・CrowdWorksにて、髪と頭皮に悩みがある10代から60代の男女にアンケートを実施。有効な回答を得られた100人の意見をもとに記事を作成。
※アンケート詳細
・髪と頭皮に悩みがある方が対象
・髪と頭皮に関する悩み