「丸顔だからもっとシュッとさせたい」「面長なのが気になる」「もう少し顔が小さかったら…」など、顔の骨格や大きさに関する悩みを抱えている方に、ぜひ注目してほしいのが「シェーディング」。
シェーディングとは、顔の気になる部分に肌色よりも暗めな色をつけることで影を作り、顔を小さく見せたり、立体感のある顔立ちに見せることができるメイク方法です。
今回は、元韓国コスメショップ店員で、現在はタレントとして活躍されている定岡ゆう歩さんに、シェーディングの選び方やおすすめの商品、やり方について聞いてみました。
また、編集部が選んだおすすめ商品も紹介しているので、シェーディングを選ぶ際の参考にしてみてください。
シェーディングを選ぶときのポイント
顔に立体感を出すことで小顔に見せたり彫りを深く見せたりできるシェーディングは、とっても魅力的なアイテム。
定岡ゆう歩
タレント
シェーディングを入れるのと入れないとでは、メイクの仕上がりが全く違います!
顔の形、大きさ、エラなどのコンプレックスを簡単にカバーすることができ、顔の骨格を手軽に自分で作ってしまえるのがシェーディングのいいところです。
シェーディングを購入する際、たくさんの種類の中からどれが自分に合っているのか探せないという人も多いはず。
どんなことに注目してシェーディングを選べば失敗しないのか、定岡ゆう歩さんが種類、肌の色、入っている色数、価格帯で選ぶポイントを教えてくれました。
種類で選ぶ【パウダー/リキッド/スティック/クリーム】
シェーディングには、パウダータイプ、リキッドタイプ、スティックタイプ、クリームタイプと、大きく分けて4種類のタイプがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ナチュラルに仕上げたいのならパウダータイプを
パウダータイプは濃くつきすぎてしまう失敗も少なく、骨格をよりナチュラルに、理想通りに見せてくれるのが特徴。
薄づきで扱いやすく、少しずつブラシでのせながら濃さを調節することができるので、初心者の人におすすめ。お出かけ先でもブラシでささっとメイクの上からお直しができます。
ノーズシャドウなど細かい部位に使うときは細いブラシを、頬や生え際などの広い範囲に使うときは、大きめで毛量の多いブラシを使うとつけすぎることなくきれいに仕上がります。
定岡ゆう歩
タレント
僕は普段パウダータイプのシェーディングをよく使っています。パウダー信者です!
ササっと塗れて、サラサラ感を損なわずに、ある程度汗を吸収してくれるところが気に入っています。
ヘルシーで若々しい印象を演出したいならリキッドタイプを
リキッドタイプは小量でもよく伸び、なじませやすく使いやすいのが特徴です。
リキッドはパウダーに比べて色がつきやすく、使うのが難しいイメージを持つ人もいますが、肌なじみがよく軽い使用感なので、簡単に立体感をつけることができます。
また、肌にツヤが出るのでヘルシーで若々しい印象を演出できます。ツヤ感をしっかりキープしたい場合は、パールの入ったタイプを使うとテクニックいらずできれいに仕上がります。
定岡ゆう歩
タレント
リキッドタイプのシェーディングは、顔の要所に入れてスポンジでぼかしながら使います。
なじませる際にスポンジで叩きすぎると、ファンデーションが取れてしまうので注意が必要です。
狙った部分へダイレクトに影をつけるならスティックタイプを
スティックタイプは、影をつけたい部分をダイレクトに狙えるので、しっかりと色がつけられるのが特徴です。
肌に直接線を描いて、スポンジなどでぼかすだけで影をつけることが可能。1度塗りでも十分なくらい発色がよいものが多いので、つけすぎには注意が必要です。
定岡ゆう歩
タレント
スティックタイプのシェーディングもリキッドタイプと同じくスポンジでポンポンとなじませて使います。
スティックタイプは裏にハイライトがついていて、1本でシェーディングとハイライトが完成させられるものが多く便利です。
しかし、パウダーに比べてしっかりと発色するため、難易度が高いアイテムでもあります。
長時間シェーディングを持たせたいならクリームタイプを
クリームタイプは油分が多いのでより肌になじみやすく、密着性が高いのが特徴。
しっとりとした質感なので、シェーディングやコンシーラーを肌にのせたときに乾燥が気になる人におすすめ。またその密着性から、長時間シェーディングを持たせたい人にもぴったりです。
しかし、パウダータイプなどに比べて、ファンデーションの上から使用するとよれやすいため、ファンデーションの前に仕込みとして使用する方がきれいに仕上がります。
定岡ゆう歩
タレント
クリームタイプのシェーディングは、クッションファンデーションを使用するときのように、肌にポンポンと叩き込むようにのせていくのがきれいに仕上げるポイントです。
肌の色で選ぶ【ブルベかイエベか】
まず1つ目に、自分の肌がブルべかイエベかによって商品を絞ることができます。そもそも、ブルベとイエベとはどう違うのでしょうか?
- ブルーベースの略で、青みがかかった肌の人やピンクみがかかった肌の人が該当します。
ブルべの人は地毛の色や瞳の色が真っ黒で、日焼けをすると肌が赤くなり、しばらくすると元の肌の色に戻る人が多いのが特徴です。
ブルべは「エレガント」「クール」といった印象を持たれやすく、似合う色もブルー系や寒色系のカラー、アクセサリーはシルバーのものがよく似合います。
- イエローベースの略で、黄みがかかった肌の人やピンク系のコスメをつけるとくすみやすい肌色の人が該当します。
イエベの人は地毛の色や瞳の色が元からブラウン系で、日焼けをすると肌が黒くなり、小麦肌になりやすい人が多いのが特徴です。
イエベは「キュート」「健康的」といった印象を持たれやすく、似合う色も元気でポップなカラー、アクセサリーはゴールドのものがよく似合います。
ブルべとイエベは上記のようにそれぞれ特徴があるので、シェーディングを選ぶ際もブルべの人はピンクがかったカラーを、イエベの人は黄みがかったカラーを選ぶとよいです。
定岡ゆう歩
タレント
僕の肌はイエベなので、濃いめの色を使っています。白っぽい色が入っているシェーディングもありますが、イエベの人が使うと少し白浮きしてしまうので注意。
また、色白な人が多いブルベ肌は、シェーディングを入れすぎるとバランスが悪くなることも。薄めのカラーをサッと塗ると自然に仕上がります。ブルべの人には単色のシェーディングも使いやすくておすすめ。
入っている色の数で選ぶ【単色かグラデーションか】
シェーディングには単色のものと、複数色がグラデーションに入っているものがあります。それぞれ特徴がありますので、自分に合ったものを選びましょう。
- しっかりと色味を出したい人におすすめ。単色を重ね付けすることで、より骨格を引き出して立体感を出すことができます。
カラー選びのポイントは、自分の肌より2トーン暗いものを選ぶこと。より自然な影を描くことが可能に。
- ふんわりと自然に仕上げたい人におすすめ。何色か混ぜてブラシでふんわりとのせることによって自然に仕上がり、初心者でも簡単に使うことができます。
また、自分の肌色に合う単色のシェーディングが分からない人でも、何色かを混ぜて使うことができるので色味が浮きません。
定岡ゆう歩
タレント
僕はグラデーションのシェーディングを使用しています。単色もいいのですが、グラデーションの方がより肌になじむので、簡単に立体的な顔を作ることができます。
頬骨の下に1番濃い色をつけて、そこからグラデーションになるようにつけています。ノーズシャドーを入れるときは、薄めの色を使うときれいに仕上がります。
価格帯で選ぶ【デパコスかプチプラか】
デパコス、プチプラともにたくさんの種類のシェーディングが展開されています。デパコス、プチプラそれぞれの特徴を見ていきますので、自分に合ったシェーディングを選ぶ参考にしてみてください。
- 品質を重視したい人におすすめ。デパコスのシェーディングは、粒子が細かかったり肌により自然に溶け込むよう工夫されていたりと、よりきれいに仕上がるポイントが満載。
またプチプラに比べてカラーの展開が豊富なものも多いので、より自分に合ったカラーを探したい人やこだわりの強い人は是非デパコスのシェーディングを試してみてください。
少し値段が張ってしまいますが、自分にぴったりなシェーディングに出会えるはず。
- まだあまりシェーディングを試したことがないという人におすすめ。プチプラの1番の利点は気になる商品を気軽に購入できるというところ。
パウダータイプ、リキッドタイプなど、タイプごとに使い比べてもお財布に優しいので、どのタイプが自分に合っているか模索中の人はプチプラで試してみてください。
安いからと言って品質が悪いわけではなく、機能性に優れた商品も数多くあるので、シェーディングに初めて挑戦する際はプチプラから選ぶとよいでしょう。
また、近頃日本でも気軽に購入できるようになっている韓国コスメも、プチプラなのに優秀なアイテムが盛りだくさん。女子ウケ間違いなしの可愛いパッケージに機能性が高いアイテムが多いので必見です。
定岡ゆう歩
タレント
デパコスで3色入りだと少し価格が上がりますが、プチプラなら単色の安いもので600円くらいから購入も可能。
意外とシェーディングが似合わない人もいらっしゃるので、シェーディング初心者の方はまずはお試しでプチプラ商品を購入してみてください。
シェーディングおすすめ6選|元韓国コスメショップ店員がセレクト!
ここからは、元韓国コスメショップ店員の定岡ゆう歩さんがセレクトした、韓国コスメのおすすめシェーディング6商品を紹介します。
韓国コスメ好きの方もまだ使ったことがない方も、なりたい自分を叶えることができるシェーディング選びの参考にしてみてください。
シェーディングおすすめ12選|編集部が種類別にセレクト!
ここからは編集部が厳選したおすすめのシェーディングをご紹介!
「パウダータイプ」「リキッドタイプ」「スティックタイプ」「クリームタイプ」の種類別に計12個ご紹介していきます。
シェーディングおすすめ3選【パウダータイプ】
さらさらに仕上がり、なおかつ顔にメリハリをつけてくれる「パウダータイプ」は、べたつきが気になる方やシェーディング初心者の方におすすめです。
シェーディングおすすめ2選【リキッドタイプ】
次に、ツヤ感を残しつつ、保湿もしながら顔を引き締めてくれる「リキッドタイプ」のシェーディングをご紹介します。
シェーディングおすすめ4選【スティックタイプ】
続いてご紹介するのは、そのまま肌にのせることができ、時短になるので朝忙しい人にもおすすめな「スティックタイプ」のシェーディングです。
シェーディングおすすめ3選【クリームタイプ】
しっとりとした使用感で高密着な「クリームタイプ」は、乾燥肌の人にもってこい。朝メイクして長時間崩れ知らずなのも嬉しいところです。
おすすめのシェーディングを比較する
まとめ
本記事では元コスメショップ店員で現在はタレントとしてご活躍されている定岡ゆう歩さんにシェーディングの種類や選び方、顔の形別の塗り方などをお伺いしました。
シェーディングを使えば、どんな骨格の人でも簡単に理想の立体感のある小顔になれます。
色々なタイプのテクスチャーのシェーディングがあるので、自分にあったシェーディングがどれなのか分からず悩んでいる人も、定岡ゆう歩さんのおすすめを参考にしてみてくださいね!
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