ニキビで悩む方のスキンケアには、ニキビのことを考えて作られたニキビケア化粧水がおすすめです。ニキビケア化粧水は薬ではないため治療はできませんが、毎日使うことでニキビ対策に繋がります。
この記事では、ニキビケア化粧水の購入を考えている方に向けて、ニキビができる原因やニキビケア化粧水の選び方、スキンケアのポイントをわかりやすく解説します。
まずはニキビができる原因を知り、皮膚科医のアドバイスも参考にしながら、ご自身に合った化粧水を探しましょう。
※本記事は医師が特定の商品を推奨するものではありません
ニキビができるのはなぜ?
そもそもなぜニキビができるのか、原因を知ってからニキビのお手入れをはじめましょう。ここでは、ニキビができる原因とニキビの種類を解説します。
ニキビができる原因
ニキビができる原因はさまざまありますが、主な原因は以下の通りです。
肌の汚れや皮脂が毛穴に詰まるとアクネ菌が増殖しやすくなり、炎症を起こしてニキビができることがあります。また、ホルモンバランスの乱れや生活習慣の影響も、ニキビの原因のひとつです。
さらに、洗顔時に洗い残しがあると肌に残った洗顔料が毛穴を塞ぐので、ニキビの原因になることがあります。
ニキビ対策としてニキビケア化粧水を使いたいと考える方は多いと思いますが、化粧水などのニキビケア商品は、あくまで肌を清潔に保ち予防する目的で使うものであり、治療用の物品ではないことを踏まえて使用する必要があります。
ニキビが気になる時は、ニキビケア化粧水を使うだけでなく、生活習慣や洗顔方法の見直しも大切です。ニキビが悪化している時は自己流でケアせず、皮膚科で医師に相談して治療することをおすすめします。
吉岡 容子
高梨医院 院長
朝の洗顔に洗顔料を使わず、水やお湯のみでしている方は要注意です。寝ている間に皮膚からは皮脂や老廃物が排出されているので、これがニキビの原因となることもあります。朝も洗顔料を使用してしっかり洗顔しましょう。
思春期ニキビと大人ニキビの違い
ニキビには、大きく分けて「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」の2種類があります。
中学生や高校生など、主に10代の方にできるニキビは「思春期ニキビ」と呼ばれます。皮脂の分泌が多い鼻や額にできることが多く、主な原因は成長ホルモンによる皮脂の過剰分泌です。
思春期ニキビは、成長ホルモンのバランスが安定してくる20代になると自然に治る傾向にあります。
一方、「大人ニキビ」は20代以降の方にできるニキビを指し、「吹き出物」とも言われます。頬や口の周辺にできやすく、首やデコルテまで広がることもあります。
大人ニキビの原因は、肌の代謝(ターンオーバー)の乱れや不規則な生活、ストレスなどさまざまで、皮脂以外の原因も多い点が思春期ニキビとの大きな違いです。
吉岡 容子
高梨医院 院長
大人ニキビは思春期のニキビと同じ治療をしても改善しないどころか、悪化してしまうこともあります。大人ニキビを治すためには、まず生活習慣を整え、ストレスを溜めず、睡眠不足や暴飲暴食を控えましょう。
メンズの肌にニキビができやすい理由
個人差はありますが、男性は皮脂の分泌が活発な方が多く、肌がテカりやすい傾向にあります。男性の皮脂量は女性の約3倍とされ、60歳頃まで皮脂量が多い状態が続きます。
ニキビができるメカニズムに男女で違いはありませんが、メンズニキビができやすい理由としては以下の3点が考えられます。
- 皮脂の分泌が多い
- 男性の肌はアクネ菌が増殖しやすい
- 髭剃りによる肌への刺激
皮脂の分泌には男性ホルモンが関係しており、男性は皮脂の分泌量が多いため、アクネ菌が増殖しやすい環境になっています。また、髭剃りが肌の刺激となり、ニキビの原因になることもあります。
ニキビを予防するには、男性も毎日スキンケアをすることが大切です。男性におすすめの化粧水や選び方については、以下の記事をご覧ください。
吉岡 容子
高梨医院 院長
男性ホルモンであるアンドロゲンが過剰に分泌されることは、ニキビの原因のひとつです。アンドロゲンの分泌過剰を抑制するためには、生活習慣を整え、ストレスや睡眠不足を解消しましょう。また、髭剃りが原因でニキビができる場合は、脱毛も検討すると良いでしょう。
化粧水の選び方のポイント
ここからは、ニキビケア化粧水を選ぶ時のポイントをご紹介します。肌質やニキビの種類など、ひとつひとつチェックしてみてください。
肌質で選ぶ|乾燥肌や敏感肌、脂性肌など
ニキビケア化粧水を選ぶ時は、ご自身の肌質に合ったものを選びましょう。
乾燥肌や敏感肌の方には、保湿成分が豊富に含まれた化粧水がおすすめです。ニキビに保湿は不要と考える方もいるかもしれませんが、健やかな肌を目指すには、保湿して肌を整えることが重要です。
一方、肌のベタつきが気になる脂性肌の方には、さっぱりとした使用感の化粧水が向いています。ただし、保湿を怠ると皮脂の過剰分泌につながることがあるため、化粧水できちんと保湿する必要があります。
また、混合肌の方は肌のバランスが崩れやすいため、保湿力がある化粧水を使って肌を整えましょう。特に皮脂が多い部分には、さらっとした使用感の化粧水を使うとベタつきが気になりません。
ニキビの種類で選ぶ|中学生・高校生・大人など年齢に応じたケアを
先ほど説明したように、思春期ニキビと大人ニキビは原因が異なるため、年齢に応じた化粧水を選ぶ必要があります。
中学生や高校生に多い思春期ニキビは、皮脂の過剰分泌が原因であることが多いため、皮脂のバランスを整えるものを選びましょう。油分が多いものは避けると、肌のバランスが整いやすくなります。
一方、大人ニキビが気になる方は、適度な保湿力がある化粧水を選びましょう。思春期ニキビ用のさっぱりとしたものは避け、肌に必要なうるおいをしっかり補いましょう。
なお、10代の方が大人ニキビ用の化粧水を使うと、保湿力や油分が多すぎて肌に合わない場合があるため注意してください。
吉岡 容子
高梨医院 院長
皮脂の分泌が多いTゾーンにはさっぱりとしたテクスチャーの化粧水を、乾燥しやすい目周囲や口周囲には保湿力の高い化粧水を使うなど、部位ごとにスキンケアアイテムを使い分けるのもおすすめです。
ニキビに配慮した商品を選ぶ|ノンコメドジェニックテスト済みか確認
ニキビケア化粧水を選ぶ時は、ノンコメドジェニックテスト済みのものを選ぶことをおすすめします。ノンコメドジェニックテスト済みとは、その商品がコメド(ニキビのもと)を発生しにくい商品であると証明する試験です。
ただし、ノンコメドジェニックテスト済みと表示されていても、すべての方にニキビができないわけではありません。あくまでもニキビが発生しにくいだけであり、化粧水はニキビ治療薬ではないことに注意しましょう。
吉岡 容子
高梨医院 院長
大人ニキビに悩む方は、ノンコメドジェニックテスト済みの化粧品を意識して選ぶ必要があります。適度な保湿力のある、ご自身の肌に合ったスキンケア商品を選びましょう。
楽天市場の人気ランキングから選ぶ|プチプラ商品を手軽に探せる!
どのようなニキビケア化粧水が売れているのか気になる方は、ぜひ楽天市場の人気ランキングをチェックしてみてください。
ランキングはさまざまな条件で絞り込んで検索することができ、お悩みを「ニキビ」に設定して絞り込むと、ニキビケアに適した商品が一覧で表示されます。レビューを記載している商品も多く、実際に使った方の感想を知ることも可能です。
楽天市場では、プチプラからデパコスまで幅広い商品を取り扱っており、時間を気にせずいつでも買い物ができるメリットがあります。ニキビケア化粧水を探す時は、ぜひ楽天市場をご活用ください。
ニキビケア化粧水おすすめ19選
ここからは、ニキビケア化粧水のおすすめ商品を「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」に分けてご紹介します。ニキビの種類に合った商品をチェックして、ぜひご自身の肌に合う商品をみつけてみてください。
思春期ニキビケア化粧水おすすめ9選
まず、思春期ニキビをケアしたい方向けのおすすめ化粧水をご紹介します。皮脂の過剰分泌を抑える効果が期待できる商品を選んで、健やかな肌を目指しましょう。
大人ニキビケア化粧水おすすめ10選
続いて、大人ニキビをケアしたい方向けのおすすめ化粧水をご紹介します。大人ニキビや肌の乾燥など、20代以降の幅広い悩みに対応できる商品を厳選しました。
化粧水や乳液でスキンケアしてもニキビができる理由は?
毎日スキンケアしているのに、なぜかニキビができると感じたことがあるかもしれませんが、スキンケアアイテムの使い方が間違っていると、かえってニキビの原因になることがあります。
保湿はニキビ予防に重要ですが、化粧水をつけすぎると肌が過度に潤い、肌のバリア機能が低下することがあります。バリア機能が低下すると、肌の水分と油分のバランスが崩れ、ニキビの発生や肌の乾燥などの肌トラブルに繋がります。
また、乳液やクリームは肌のうるおいを閉じ込めるために必要なものですが、油分を与えすぎるとニキビの原因になる場合もあります。
次の項目で説明するスキンケアの手順を参考にして、適切なスキンケアを心掛けましょう。
吉岡 容子
高梨医院 院長
肌に良い成分だからといって、スキンケアアイテムを何個も使用するのは逆効果です。肌への摩擦が増え、負担をかけてしまします。使うアイテムは3種類程度にすると良いです。
ニキビケア化粧水を使う時のポイント
ニキビ肌のスキンケアをする時は、以下の順番でニキビケア化粧水を使用しましょう。
洗顔後は肌が乾燥しやすいため、できる限り早く化粧水や乳液で保湿することが大切です。
化粧水をつけるときにコットンで肌を拭き取ると刺激になるため、手のひらで優しくなじませるのがおすすめです。また、化粧水のあとはニキビがあっても乳液を使い、肌の水分が逃げないようにしましょう。
吉岡 容子
高梨医院 院長
ニキビができやすい肌や敏感肌の場合、コットンを使用したふき取り化粧水は避けましょう。摩擦が刺激になるだけでなく、ニキビの原因となるアクネ菌がほかの部位に付着してしまいます。化粧水は手のひらで優しくプレスするように塗布しましょう。
まとめ
ニキビが気になる方は、ニキビケア化粧水を使って毎日スキンケアすることをおすすめします。ただし、ニキビが悪化している場合は、皮膚科で医師に相談し、適切な治療を受けましょう。
ニキビケア化粧水を購入する際は、楽天市場をぜひご活用ください。忙しくてドラッグストアに行く時間がなくても、スマホでいつでも買いものができて便利です。
楽天市場では、幅広いブランドの商品を取り扱っているので、ぜひチェックして、ご自身にピッタリの化粧水をみつけてみてください。
吉岡 容子
高梨医院 院長
ニキビの原因は多岐にわたります。ストレス、食生活の乱れ、質の悪い睡眠などはホルモンバランスを乱し、ニキビの原因となるホルモンを増加させます。
また、ニキビ跡(クレーター)になってしまうと治すのは非常に困難です。生活習慣の見直しと正しいスキンケアを行っても改善しない場合は自己判断せず、専門医に相談しましょう。
※本記事は楽天市場が作成しています。