薄型テレビが主流となり進化している今、テレビ購入時にすべきなのが転倒防止対策です。
重みのある昔のテレビと比べて、薄型テレビが倒れやすいのは仕方のないこと。地震や不意のアクシデントなどにより、テレビが落下し破損するケースは多く、子どもが側にいればケガをする危険性もあります。
本記事では、手軽に買えて取り付けも簡単なテレビの転倒防止グッズについて解説します。種類別の特長や選び方、取り付け方、おすすめ商品も紹介するので、テレビの転倒防止対策をまだしていない人は要チェックです!
テレビの転倒防止グッズの選び方
![店のテレビを見て驚いている男女の画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5fc717d39b891.jpg?0fbe341&w=800)
テレビの転倒防止グッズは住居環境や設置場所によって適するタイプは異なります。器具を用いて固定するタイプや、貼るタイプなどいろいろな種類があり、テレビの型や重量に応じてサイズや必要数も変わってきます。
テレビの転倒防止グッズの主な目的は地震対策なので、耐震性は重視したいポイント。また子どもやペットのいる家庭なら接触による転倒にも備えて商品を検討することも大事です。
以下では種類、耐震性、子どもやペットへの影響といった3つのポイントに焦点をあて、テレビの転倒防止グッズの選び方を解説します。
種類で選ぶ|穴あけ不要で手軽なタイプも
![3種類のテレビ転倒防止グッズが並んでいる画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5fe9a0fbde923.jpg?5b86efc&w=800)
100均のパーツなどを用いて、自作でテレビの転倒防止策をおこなう人もいますが、コスパがよく高品質な商品をぜひ活用しましょう。
DIYが必要なものもありますが、穴あけ不要で取り付け簡単な製品も充実しています。
テレビの転倒防止グッズには、金具やねじなどで壁に取り付ける「壁面固定タイプ」や、シール状で貼るだけの「マットタイプ」、テレビとテレビ台をつなげて固定する「ベルトタイプ」などがあります。
それぞれに耐久性や長所は異なりますが、設置するテレビの形状や、住まいの環境、家族構成などもふまえつつ、効果的かつ設置可能な商品を選ぶのがポイントです。
壁に固定する壁面設置タイプ
テレビを壁掛けスタイルにでき、なおかつ落下・防止対策もしてくれるのが、壁面設置タイプのテレビ転倒防止グッズ。
配線を後ろに隠せてスッキリ見せられる点やスタイリッシュさでも人気です。
プレートにテレビを設置するタイプで、壁にネジを打つものが多いですが、跡が目立たないホッチキスで取り付けられるタイプも登場しています。設置に少し手間はかかりますが、パワフルな耐荷重を備えており、耐震性も十分。
また子どもやペットがいる家庭では、手の届かないところに設置することにより接触防止対策もできます。
貼るだけで簡単のマットタイプ
マットタイプのテレビ転倒防止グッズには各メーカーからさまざまな商品が揃っており、耐震度7を備えた製品も増えています。
厚さ5mm程のマット素材をテレビ底面に貼るだけでOKという、取り付簡単な点が最大の魅力。穴あけ不要で跡も残らないので賃貸利用者にも人気です。
テレビのサイズや重量に応じたサイズ展開があるほか、形状やサイズに合わせて自由にカットして使用できる製品もあります。洗って再利用できるコスパのよさもメリットです。
テレビ台と固定するベルトタイプ
ベルトタイプのテレビ転倒防止グッズは、テレビをベルト器具でつないでテレビ台や壁に固定する耐震アイテムです。テレビの背面に壁掛け用のネジ穴(VESA規格穴)がある製品なら取り付けられます。
壁やテレビ台へのベルト固定方法は製品によってさまざまで、ネジで留めるタイプのほか、穴あけ不要のタイプも登場しています。
貼るだけのマットタイプだけでは不安という場合にも、ベルトタイプを併用すればより高い安心感を得られます。
耐震性で選ぶ|激しい揺れにも!地震への備え
![地震で女性が机の下に隠れている画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5fc712cda9a52.jpg?0fbe341&w=800)
テレビの転倒防止グッズに記載されている耐震度もチェックしたいポイント。最も耐性の強いのものだと耐震度7まであり、強い揺れが起きても転倒の心配がなく安心です。
日本ではここ10年ほどで地震発生頻度が上がっており、震度5以上の地震が全国各地で、年間計10回以上起きることも珍しくなくなっています。
地震発生時テレビは大事な情報源にもなるので、破損による情報の遮断を避ける意味でも転倒防止グッズはとても有効な地震対策アイテムです。
子どもやペットへの影響で選ぶ|まさかの事故を防ぐために
子どもやペットのいる家庭では、遊んだり走ったりしているときに接触や追突してテレビが転倒する可能性も。またそれがケガや事故につながることもあるので、安全性も考慮したうえで転倒防止グッズを選ぶ必要があります。
遊び盛りの子どもがいる家庭なら、マットタイプとベルトタイプを併用して耐久性を上げるのも効果的です。テレビの転倒防止グッスは、家族構成や、ライフスタイルによるさまざまな状況を想定し、工夫しながら活用しましょう。
テレビの転倒防止グッズおすすめ20選|種類別に厳選紹介!地震対策にも◎
テレビの転倒防止グッズのおすすめ商品を紹介します。取り付け簡単で人気のマットタイプ、ベルトタイプは商品も充実。固定力の高い壁面設置タイプや、そのほかの型、耐震性の高いタイプも揃うので、環境に合わせて選べます。
テレビの転倒防止グッズおすすめ2選【壁面設置タイプ】
十分な耐荷重を備え、テレビ台に固定するより耐震性に優れているといわれる壁面設置タイプ。消耗品ではないため1度設置したら長く愛用できるのも利点です。経年劣化はあるので耐用年数は価格相応と見て商品を選びましょう。
テレビの転倒防止グッズおすすめ8選【マットタイプ】
マットタイプには、さまざまな素材や色、サイズの商品が揃い、テレビのサイズや重量、形状に応じて使い分けられます。同じ耐震度7でも製品により基準は異なり、耐用年数も5〜8年などさまざまなので十分に比較・検討を。
テレビの転倒防止グッズおすすめ6選【ベルトタイプ】
ベルトタイプは固定方法が製品によって異なるほか、対応サイズが限られていることもあるので、確認のうえ安心できる強度をもつものを選びましょう。耐用年数は8年前後ですが、ベルトの劣化に気づいたら交換を。
テレビの転倒防止グッズおすすめ4選【その他】
既出の3タイプ以外にもテレビの転倒防止グッズにはバラエティ豊かな商品が揃っています。少数派とはいえ、信頼できる品質の商品が充実。どのタイプがいいか決めかねている人も気にいる製品が見つかるかもしれませんよ。
テレビの転倒防止グッズの使い方と注意点を解説!
![部屋でテレビを持ち上げて運ぶ男性の画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5fc714ab4fda9.jpg?0fbe341&w=800)
テレビ転倒防止グッズの適切な使い方と、気をつけることをまとめてみましたので、種類別にそれぞれ確認してみましょう。
おすすめ商品でご紹介した、壁面設置タイプと、その他のタイプは特別注意点はありませんので、取扱説明書に沿ってそのままお使いください。
では、まずはマットタイプのテレビ転倒防止グッズについて説明します。取り付け方は、両面テープの要領でシール部を片面ずつはがして貼るだけと簡単です。
また洗うことで粘着性が復活するのも利点なので、汚れを感じたらクリーニングするのも有効なメンテナンスです。
- 埃や汚れが残っていると粘着力や耐性が落ちるため、貼る面をきれいに拭いてから貼る
- 洗って繰り返し使えるが、製品に記載されている耐用年数を目安に交換する
ベルトタイプのテレビ転倒防止グッズを選ぶときには、まず手元のテレビが対応可能な製品かの確認を。大半のテレビには国際基準VESA規格に沿ったネジ穴がありますが、これがないテレビは適用外となります。
テレビ台や壁へのベルト固定方法にもいくつか種類があるので注意が必要です。住宅環境に合うものを選びましょう。
- ネジ式だと穴あけが必要になり、天板をはさんで留めるクランプ式は設置できる台が限られている
自身の利用環境などを配慮したとき、使用できないタイプの製品もいくつか出てくるかもしれません。それらを消去法で選択肢から除いていけば、結果的に住まいにぴったりの転倒防止グッズを見つけられますよ。
おすすめのテレビの転倒防止グッズを比較する
まとめ
地震対策におすすめのテレビの転倒防止グッズのタイプ別の特徴や選び方、おすすめ商品を紹介しました。
近年、防災に対する意識が高まっていることもあって、対策商品も実に多種多様に。それぞれに利点は異なるので、信頼できる耐震性を備えていることを大前提に、住環境や家族との相性がよい有効な商品を選びましょう。
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