嫌いな家事の上位にランクインすることの多い「食器洗い」、食洗機を取り入れているご家庭も増えてきていますが、手洗い派の方もまだまだ多いですよね。
食器用洗剤を購入するとき、「CMで見たことがあるから」「安売りしてたから」「パッケージが目についたから」など、なんとなく選んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、食器用洗剤について選び方のポイントをはじめ、おすすめ商品をタイプ別にご紹介します。
今までパッケージにしっかり目を通したことがなかった方も、それぞれの商品の違いを知って、自分好みの食器用洗剤を見つけましょう!
食器用洗剤の選び方のポイント
「汚れ落ちの強さ」「肌への優しさ」「除菌力」どれを重視するかによって、選び方に大きな差があります。
液性だけでなく、含まれている成分にも注目して、自分好みの食器用洗剤を選びましょう。
![泡がついたカラフルなスポンジの画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5c0f574848517.jpg?c65fee5&w=800)
界面活性剤の数値の高さで選ぶ
界面活性剤とは、水と油の反発しあう力を弱め、汚れを包み込んで引き離す成分のこと。
界面活性剤の配合が多ければ洗浄力がアップしますが、手肌への負担もその分大きくなるので気をつけて選びましょう。
除菌パワーの有り無しで選ぶ
菌の繁殖を抑制してくれる除菌タイプの食器用洗剤は、まな板やスポンジの除菌だけでなく、排水溝のお手入れにも活躍してくれます。
ニオイ対策にもなるので、衛生面が気になる方におすすめです。
天然由来成分や無添加タイプを選ぶ
成分が天然由来のものや無添加商品を選べば、肌への負担が少なくすみます。
さらにナチュラルなものを選びたい方は、着色料や人工香料、化学増粘剤などが含まれていないかどうかもチェックしましょう。
パッケージデザインで選ぶ
リビングからキッチンが丸見えになってしまうご家庭は、インテリアに馴染むおしゃれなデザインボトルを選びましょう。
中身を入れ替えてボトルを再利用することもできるので、初回だけパッケージ買いしてみるのもおすすめです。
食器用洗剤おすすめ13選【油汚れの落ち具合検証つき】
編集部が厳選した食器用洗剤13商品を「レギュラータイプ」「除菌タイプ」「マイルドタイプ」「おしゃれタイプ」の4つに分類。
それぞれのタイプ別で、油汚れに強い最強の1本はどれか検証しました。
![食器用洗剤が並んでいる画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5c076f4d2d680.jpg?316fc1e&w=800)
【検証方法】
小皿に薄くカレーのルーを塗り、表面が乾燥するまで(1時間程度)放置。
その後、スポンジで十分に泡立てた泡をルーの上にのせる。
10分後、表面の泡だけがなくなるよう水で流す。
![泡が乗った汚れたお皿が複数ある画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5c07716a40bf9.jpg?316fc1e&w=800)
【結果一覧】
全13商品の汚れ落ち具合がひと目で分かる結果がこちら!
![食器用洗剤 汚れ落ち比較表](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5c10a2aaa3c22.jpg?c65fee5&w=800)
ここからは、編集部セレクトのおすすめ商品をそれぞれ詳しく解説。
各洗剤ごとの「検証コメント」は必読です!
食器用洗剤おすすめ4選【レギュラータイプ】
揚げ物やケチャップ料理をよく作るご家庭は、洗浄力の高いレギュラータイプの食器用洗剤がおすすめです。
編集部がセレクトした4商品の中で、最も検証結果が良かった商品は…
LIONのママレモンでした!
![食器用洗剤ママレモンと汚れた食器の画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5c0799dbeff4b.jpg?316fc1e&w=800)
食器用洗剤おすすめ3選【除菌タイプ】
汚れ落ちはもちろん衛生面も気になる方は、除菌タイプがおすすめです。
キッチン道具や排水溝などをクリーンに保つことができつつ、汚れもしっかり落としたい。
そんな願いを叶えてくれる最強の1本は…
P&Gの除菌ジョイコンパクトでした!
![食器用洗剤除菌ジョイコンパクトと汚れたお皿の画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5c07a2e090232.jpg?316fc1e&w=800)
食器用洗剤おすすめ3選【マイルドタイプ】
手荒れが気になる方は、肌に優しい成分でできているマイルドタイプがおすすめです。
とはいえ、手肌に優しくても汚れが落ちないようでは困ってしまいますよね。
肌への刺激が少ない3商品のなかでもっとも洗浄力が高かった商品は…
東邦のウタマロキッチンでした!
![食器用洗剤ウタマロと汚れたお皿の画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5c07ae3c7710d.jpg?316fc1e&w=800)
食器用洗剤おすすめ3選【おしゃれタイプ】
キッチンに生活感をあまり出したくない方は、コスメのようなおしゃれなデザインの食器用洗剤がおすすめです。
見た目だけでなく実用性も兼ね備えた洗剤が欲しい。
そんな方にぴったりな商品は…
SARAYAのヤシノミ洗剤プレミアムパワーでした!
![食器用洗剤ヤシノミ洗剤プレミアムパワーと汚れたお皿の画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5c07b552a2e28.jpg?580414d&w=800)
食器用洗剤を洗車に使ってもいいの?
食器用洗剤について調べていると、カーシャンプーの代用として食器用洗剤を使用している人がたくさんいることに驚きます。
でもそれって本当に大丈夫?車へのダメージはないの?
そこで、食器用洗剤を洗車に使用することへのメリットとデメリット、さらに注意点をご紹介。
![洗車をしている人と車の画像](https://static.es.cyberowl.jp/images/article/original/5c07bcfd9af0f.jpg?580414d&w=800)
- スーパーやコンビニで手軽に購入できる
- カーシャンプーよりも安い
- 車にこびりついた水垢や油汚れが簡単に落とせる
- 洗車で使わなくなっても食器洗いに使いまわすことができる
- 洗剤を流し切るのに時間がかかる
- 洗剤が残っているとワックスやコーティングののりが悪くなる
- ゴム材は洗剤に弱いので傷んでしまう危険性がある
洗車で使用する際の注意点
カーシャンプーのほとんどが中性なので、食器用洗剤も中性タイプを選びましょう。
洗浄力が強いため、泡を放置することなく、すばやくしっかりと洗い流すことが重要です。
柑橘系の香りがついているものは植物性の酸が混入している場合があるので要注意。
洗剤の酸が金属パーツを劣化させてしまう場合があるため、無香料タイプを選ぶのがおすすめです。
タイヤを中性洗剤で洗うとひび割れや亀裂の原因になることも!
食器用洗剤を使用する場合は、窓ガラスやボディだけにしておきましょう。
食器用洗剤の洗浄力の強さを左右する「液性」とは?
液性は、家庭用品品質表示法により、pH値を尺度とします。
【弱酸性】3~6未満
【中性】6~8未満
【弱アルカリ性】8~11未満
液性の種類によって洗浄力の強さが違うため、目的に合わせて選ぶことが大切です。
油汚れに強い「弱アルカリ性」
弱アルカリ性は洗浄力の強さが魅力です。
油の分解を得意とし、調理器具についた油脂汚れをしっかり落としてくれます。
その反面、手肌の油分も分解してしまうデメリットもあるので、肌荒れが気になる方は注意が必要です。
手肌をいたわる「弱酸性」
人の手肌に近い弱酸性は、肌への負担が少ない優しい処方です。
頑固な油汚れには弱いため、洗浄力に物足りなさを感じる場合もあります。
汚れ落ちと肌へのやさしさが両立する「中性」
多くの台所用洗剤が、弱アルカリ性と弱酸性の中間に位置する中性タイプです。
油汚れを落としつつ手肌の潤いも守る、バランスのとれた使い心地が多くの方に支持されています。
おすすめの食器用洗剤を比較する
まとめ
今までそこまで深く考えずに食器用洗剤を購入していた方も多いと思いますが、液性や成分を知ることで自分に合った商品を選ぶことができるようになったはず。
好みの食器用洗剤を使って、お皿洗いの負担を少しでも軽減してくださいね。
powered by モノレコ