アイロンがけの際に、少しでも効率良くきれいなアイロンがけをおこなうために便利なのが「アイロン台」です。
ひと口にアイロン台と言っても、コンパクトサイズのものから高さのあるスタンド式のものまで、その種類はさまざまで、どれが自分にあうのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
毎日シャツをアイロンがけする人と、たまにハンカチをアイロンがけする人、服やかばん作りでアイロン台を多用する人とでは、使う頻度が異なります。
できれば手軽に、身体に負担がかかることなくアイロン台を使って、綺麗にアイロンがけしたいですよね。
そこで今回は、生活品評論家の東海 左由留(とうかい さゆる)さんがアイロン台の種類や選び方を伺いました。後半ではおすすめのアイロン台もご紹介します。
ぜひアイロン台選びの参考にしてみてください。
アイロン台の選び方
まずはアイロン台を選ぶポイントからご紹介します。
- かけ面カバーがアルミコート
素早くシワを伸ばし、水分を飛ばすには、アイロン台かけ面のカバーがアルミコートになっているものがおすすめです。アルミコート部分が加熱されて高温になり、アイロン面と両方で挟むことでシワが格段的に伸ばしやすくなります。 - アイロンを置く場所の形状
コードレスアイロンの場合、充電器を兼ねたアイロンケースのサイズがまちまちで大型化が進んでいます。そのため、アイロンを置く場所が斜めになっていたり小さかったりすると、アイロンを置いた時にアイロンが不安定になってしまうことがあります。購入前に確認するようにしましょう。 - アイロン台の保管場所
アイロン台を購入する前に、アイロン台の保管場所と保管する場所のサイズを把握しておくようにしましょう。保管場所はできるだけ出しやすい場所に。出しにくいとアイロンがけが面倒くさくなって、使用頻度が減ってしまいます。また、保管場所サイズを把握していないと、出しにくい場所に置いてしまい、結果として使わなくなることもあるかもしれません。
東海 左由留
生活品評論家
アイロンをかける服やアイテムで一番何が多いのかを把握しておくことも、アイロン台選びでは重要な要素になります。
ワイシャツやベッドリネンをアイロンがけすることが多いなら、アイロン台かけ面の面積が広いほうが服や布をずらす回数が減り、アイロンがけの時間を短縮することができますよ。
アイロン台の種類
アイロン台の種類は大きく分けて「スタンド式」と「卓上式」の2種類があります。生活スタイルや部屋の間取りや大きさ、使用目的に合わせて適切なタイプを選ぶようにしましょう。
スタンド式
まずはスタンド式の特徴をご紹介します。実際に使われている東海さんの使用感も参考にしてみてださい。
- 折りたたみ式で立ったままアイロンがけできる
- 身長に合わせて高さの調整が可能
- アイロンを置く場所がアルミなどの金属製なので、アイロンを置き間違えてもアイロンの熱でテーブルなどの表面を傷つけずに済む
東海 左由留
生活品評論家
個人的には立ってかけられる高さのスタンド式の方が圧倒的におすすめです。理由のひとつは、座ってかけるよりも立ってかける方が、服を動かしやすく、かけたい位置が決まるからです。
アイロンをかける服やアイテムに限らず、圧倒的に扱いが楽です!座っているよりも腕と体幹部の可動域が広がるので、体を動かしやすく、アイロンがけの負担が少なく済みます。
卓上式
次に卓上式の特徴をご紹介します。
- スタンド式よりもコンパクト
- 食卓やリビングのテーブル、床などアイロン台を置く場所を選ばない
東海 左由留
生活品評論家
卓上式のメリットは何と言ってもコンパクトさです。そして軽量なのも嬉しいポイントではあります。しまう場所が省スペースで済みますしね。
あまり頻繁にアイロンがけをしない方や、一人暮らしでスペースの狭い部屋で生活している方にもおすすめです。
アイロン台おすすめ17選
それでは実際におすすめのアイロン台はどのような製品なのでしょうか。生活品評論家の東海さんのおすすめアイロン台を、具体的なメリットとともにご紹介していきます。
アイロン台おすすめ4選【スタンド式】
メリットの多いスタンド式は、アイロンがけが楽しくなるような使いやすい製品が目白押しです。
アイロン台おすすめ4選【卓上式】
省スペースで気軽に使うことができる卓上式のアイロン台は折りたたんでコンパクトにしまえるので、一人暮らしの方や、さっと取り出して気軽に使いたい方にぴったりです。
アイロン台おすすめ4選【コンパクト】
アイロン台は場所をとるもの…というイメージは誰しもが持っていらっしゃるのではないでしょうか。ここからは機能性があって、なおかつコンパクトに使えるアイロン台をご紹介します。
アイロン台おすすめ5選【おしゃれ】
インテリアにこだわる方なら、アイロン台もおしゃれなものを求めるのではないでしょうか。
ここからはインテリアの一部としても成り立つような、おしゃれなアイロン台をご紹介します。
アイロン台での基本的なシャツのかけ方
洗濯の際に頑固なシワがつくと、ハイパワースチームのアイロンでも熱効率のいいアイロン台でも伸ばすのは大変です。
ここではアイロン台を使った基本的なシャツのかけ方をご紹介します。
- シワなしが美しいシャツなどの衣類やベッドリネンの洗濯では、脱水を1〜2分に設定します。干す前に振り払ってシワを伸ばしておくのも大切です。 水分が多いと乾くまでの時間がかかってしまいますが、自重でシワが伸びてアイロンがけがラクになります。
- アイロンをかける前には、アイロン台に衣類を広げ、手のひらでかける面を撫でて整えます。事前にやっておくと、アイロンが綺麗にかかりますし時短に繋がります。
- アイロンをかける前には洗濯表示のタグを必ず確認し、その衣類にあった適温でかけましょう。適温でかけることが衣類を傷めないコツです。
- 温かい状態のままだと、すぐにまたシワがついてしまうので、アイロンをかけたら冷めるまでハンガーにかけたり、折りたたんでおくようにしましょう。
まとめ
今回の記事では生活品評論家の東海さんのアドバイスをもとに、おすすめのアイロン台やきれいにアイロンを仕上げるコツなどをご紹介しました。
アイロンがけは何かと面倒なものですが、お気に入りのアイロン台に出会えばアイロンがけがちょっと楽しい作業になるかもしれません。この記事を参考に、自分の生活スタイルにあったアイロン台を選んでみてはいかがでしょうか。
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