懐中電灯は、突然電気が落ちたり、停電になったりすると防災グッズとして、また、キャンプや釣りなどのアウトドアイベントでは、街灯のない暗い夜道を歩く時などに役立ちます。
今回は防災アドバイザーと家電YouTuber監修のもと、懐中電灯の選び方やおすすめの商品をご紹介していきます。
また、おすすめ商品をご紹介していきます!
懐中電灯の選び方のポイントは?懐中電灯は全部同じではない!
「懐中電灯は全て同じ」だと思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか。ですが、懐中電灯の種類が違うと、明るさや光の大きさはこんなにも異なります。
懐中電灯を選ぶ際は、利用する目的や用途にあった商品を選ぶことがポイントです。ここでは懐中電灯を選ぶ上でどのようなポイントに注目すれば良いかをご紹介していきます。
懐中電灯の明るさ
「ルーメン」とは明るさのことであり、懐中電灯選びの大事なポイントのひとつです。明るさは「ワット」と思われる方が多いかもしれませんが、「ワット」に代わって明るさの指標として登場したのが「ルーメン」です。
日本語にすると「光束(こうそく)」となり、字のごとく光の束(たば)のことです。ですが、厳密に言うとこの「ルーメン」とは光の総量であり、値が大きければ明るいのですが、それと結びついて照らす距離が遠いというわけではありません。
例えば、自転車のダイナモライトは大体30ルーメンほどであり、車のヘッドライトは3,000ルーメンほどと言われています。必ずしも明るさと照射距離は比例しないということになりますのでご注意ください。
懐中電灯の点灯時間
連続して使用できる点灯時間の長さも、懐中電灯選びに欠かせないポイントです。
点灯時間は近年のLEDライトの登場により、飛躍的に向上しており、点灯時間が長い商品になると48時間以上(丸2日以上)も稼働します。
ご自身の用途に合わせて、点灯時間にも着目しておくと、必要な時に点灯しなくなってしまうといったトラブルを防げます。
懐中電灯を選ぶポイント
ここからは、防災用とアウトドア用に分けて懐中電灯を選ぶポイントをご紹介していきます。
【防災用】懐中電灯を選ぶポイント
日本は地震大国です。毎年中程度の地震が多く、大規模な地震も近年は数年に一回のペースで起きています。豪雨や豪雪などの異常気象も多くあり、地域によっては停電してしまう場所もあります。
防ぐことができない自然災害に備えて、一家に1つは懐中電灯を用意しておきたいところですよね。
そこで、防災のプロである高荷さんに懐中電灯を選ぶポイントをお伺いしました。
懐中電灯を用いるシチュエーションで選ぶ
自分がいつどこで懐中電灯を必要とする可能性があるのか、そのシチュエーションを考えて選ぶのが重要です。
外出中に何かあった際にすぐに使いたい、寝ている間に何かあってもすぐに使いたいなど、自分にあったシチュエーションによって選ぶようにしましょう。
高荷 智也
備え・防災アドバイザー
室内で使うのか避難中に使うのか、備蓄用なのか持ち歩き用なのか。
懐中電灯選びは、ライトを用いるシチュエーションを考えることがポイントです。
電池のサイズで選ぶ
他の防災グッズと電池を統一しておくと、他の電池がなくなってしまったときに共有できるというメリットがあります。
そのため、他の防災グッズの電池を共有できる懐中電灯を選ぶのがポイントです。
高荷 智也
備え・防災アドバイザー
具体的には入手しやすい単3電池にあわせるのがよいでしょう。
【アウトドア用】懐中電灯を選ぶポイント
懐中電灯は、夜釣り・キャンプ・夜の登山・日が暮れてからのウォーキングなど、様々なシチュエーションで使用できます。
続いて、家電YouTuberとしても活躍している現役家電量販店店員のせすさんに、アウトドアに持っていくための懐中電灯の選び方をお伺いしました。
懐中電灯の大きさで選ぶ
懐中電灯のサイズが大きすぎたり、小さすぎたりするのが原因で使い勝手が悪いともったいないですよね。
実際に手に持って試すのが一番良いのですが、それができない方は購入前にサイズを確認することを忘れないでください。
青森 せす
家電Youtuber
手にフィットしないと使いづらいのでサイズを確認することが必要。
また、持ち歩く場合はコンパクトな方が持ち運びしやすいですね!
電池式か充電式かで選ぶ
電池を交換すればすぐ使える電池式と、充電さえすれば何回でも使用できる充電式があります。ご自身が使い勝手が良い方を選びましょう。
青森 せす
家電Youtuber
ここに関しては人によると思いますので、好きな方にしましょう!
シチュエーションで選ぶ
アウトドアでは水に濡れたり、またぶら下げて使ったりと色々なシチュエーションがあります。
それぞれのシチュエーションにおいて、一番使いやすいものを選ぶようにしましょう。
青森 せす
家電Youtuber
防水防塵性も重要で、雨にぬれても大丈夫かなども見ておく必要があります。また、通常の懐中電灯だけではなく、ランタンタイプであればテント内や周辺を照らすこともできます。
懐中電灯おすすめ17選
ここからは、おすすめの懐中電灯をご紹介します。
防災用、アウトドア用、そして用途問わずおすすめの商品を編集部が厳選しました。
【防災用】懐中電灯おすすめ5選
ここからは、防災用の懐中電灯をご紹介していきます。
防災グッズとして懐中電灯をご購入予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。
高荷 智也
備え・防災アドバイザー
通勤通学時の被災に備えてライトを持ち歩く際は、すぐに使える状態で持ち歩くことが重要です。カバンの奥底にしまっている場合、停電した状態ではそもそもライトを見つけることができなかったり、危険を避けるためにもすぐ点灯させたりする必要があるからです。そのため、カバンの外、リュックのショルダー部など、すぐ触れる場所にぶら下げるのがベストです。
高荷 智也
備え・防災アドバイザー
防災用に乾電池式のグッズを準備する際は、電池のサイズを統一すると使い回しができるため便利です。
この懐中電灯は、片手でもつのにちょうど良いサイズのオーソドックスな形をした手持ち式タイプ。そして、特筆すべきはその明るさです。
【アウトドア用】懐中電灯おすすめ3選
ここからはアウトドア用のおすすめ懐中電灯をご紹介します。
どんな懐中電灯をアウトドアイベントに持っていけば良いかお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
【用途問わず】懐中電灯おすすめ9選
ここからは、用途を限定しないおすすめの懐中電灯をご紹介していきます。
懐中電灯を使う上での注意点
懐中電灯を使う上でいくつか注意事項があります。
まず、液漏れを予防するには、電池を抜いて別の場所に保管しておくと良いですが、懐中電灯だとそうもいきません。そこで入れたまま保管したい場合は、端子部分に紙切れを挟んでおけば放電しない為、液漏れも予防する事ができます。
また、電池の交換においても新しいものと古いものを同時に使うと、電力が弱くなってしまうので、交換する時は全てまとめて交換する必要があります。交換の時期は半年から1年を目安にすると安心です。
他にも、飛行機に乗る時に懐中電灯を持ち込む場合は、電池を外した方が良いと言われていますが、市販されている普通のものであれば特に外す必要はありません。
ただ、入れっぱなしにして飛行機に乗ると、振動で電源が入ってしまい、電灯がつきっぱなしになり、最悪の場合発火する恐れもあるので、心配な方は念の為に外しておいた方が無難です。
まとめ
懐中電灯は、停電時のほか、災害が発生した際やアウトドアで非常に役立つアイテムです。
ぜひ、あなたのニーズにピッタリの懐中電灯を探してみてください。