昨今の「うちカフェ」ブームやキャンプブームの影響で、自分でコーヒーを淹れる方が増えてきています。
しかし、ただ何となく淹れているという方も多いのではないでしょうか。せっかくコーヒーを淹れるなら美味しい一杯を楽しみたいところです。
そこで、今回はワールドバリスタチャンピオンの井崎英典さんに、コーヒーの淹れ方を解説していただきました。
編集部おすすめのコーヒーグッズもご紹介するので、コーヒー好きの方はぜひ参考にしてみてください。

美味しいコーヒーの淹れ方|ワールドバリスタチャンピオンが解説
コーヒーの淹れ方は、大きく分けてドリッパー式とフレンチプレス式の2つです。
今回は、ハンドドリップと言われるドリッパー式の淹れ方で抽出量300mL(g)の場合のポイントを、ワールドバリスタチャンピオンの井崎さんに教えていただきました。

井崎 英典
第15代ワールド・バリスタ・チャンピオン、株式会社QAHWA代表取締役、バリスタハッスルジャパン共同代表
美味しいコーヒーを淹れる最大のコツは、なんとなくではなく、量と時間をきっちり守ることです。量をきちんと守れば、自分で淹れる一杯がグッと美味しくなります。
STEP1 水・豆の量を量る
水100mlに対して豆8gの割合になるように、材料を量ります。
STEP2 豆を挽く
グラインダーで豆を挽きます。荒めに挽くのがおすすめです。細かすぎるとえぐみが出やすくなってしまいます。
STEP3 器具を温める
抽出前に、器具を温めましょう。沸騰したお湯を、ドリッパーに注ぎます。しっかり温めないと、抽出温度が上がらず未抽出になってしまいます。
その際、フィルターも同時に湯通しすることで、紙特有のニオイを除去することができます。
STEP4 お湯を注ぐ
温めたドリッパーに豆を入れます。ドリッパーをくるくる回して、粉の層(コーヒーベッド)を平らに整えます。
お湯の量を20%(60mLのお湯)、40%(1回目と合わせて120mL)、60%(1回目と2回目と合わせて180mL)と3回に分けて抽出します。
最初は蒸らしのため、ゆっくりとまんべんなく粉全体に注ぎます。側面にもお湯をかけてください。
60mLのお湯を淹れたら1分蒸らします。2回目は、60mLのお湯を注ぎ、30秒蒸らします。
3回目に残りの60mLのお湯を注ぎます。2分経ったら、残りのお湯を一気に注ぎます。お湯が少し落ちてきた段階で、ドリッパーをぐるっと回し均一に抽出させます。
とにかく簡単!フレンチプレス式とは
金属のフィルターで濾すのが、フレンチプレス式です。
コーヒーの油分まで余すことなく抽出できるので、豆本来の香りや風味を存分に楽しめる淹れ方です。
粉やお湯の量や温度、蒸らす時間を調整して、自分好みのコーヒーと出会ったら、あとは繰り返し同じ味を再現できるところもフレンチプレスの魅力のひとつです。

井崎 英典
第15代ワールド・バリスタ・チャンピオン、株式会社QAHWA代表取締役、バリスタハッスルジャパン共同代表
とにかく簡単な淹れ方です。お湯を入れて放置しておけば、美味しいコーヒーができるので、時間のない朝にもピッタリです。
正直、フレンチプレス式コーヒーメーカーの商品による機能的な差はそこまでありません。好きなデザインや容量で選ぶのがいいかと思います。
大は小を兼ねるので、ひとつ大き目のサイズを選んでおけば、来客時にも対応できるのでおすすめです。
コーヒーグッズおすすめ28選
ここからは、編集部が厳選した自宅での至福のコーヒータイムを支えてくれるおすすめコーヒーグッズをご紹介します。
ドリッパーグッズおすすめ5選
まずは、ドリッパーグッズをご紹介します。
フレンチプレス式おすすめコーヒーメーカー2選
続いて、フレンチプレス式のコーヒーメーカーをご紹介します。
ケトル&スケールおすすめ5選
自分で淹れる一杯をグッと美味しくするために、水や豆の量を測るケトルやスケールのおすすめ商品をご紹介します。
グラインダーおすすめ5選
グラインダーでコーヒー豆を挽くと、音やハンドルから伝わる豆の感覚、思わず目を閉じて堪能したくなるコーヒーの香りを味わえます。
おしゃれなコーヒーグッズおすすめ6選
コーヒーグッズには、おしゃれなデザインのものが多くあります。
屋外使用に最適なコーヒーグッズおすすめ5選
最後にキャンプ気分を盛り上げるコーヒーグッズをご紹介します。
普段はコーヒーをあまり飲まない方も、キャンプで火を囲みながらコーヒー片手にゆったりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ワールドバリスタチャンピオンの井崎英典さんに、コーヒーの淹れ方を解説していただきました。
美味しいコーヒーを淹れる最大のコツは、量と時間を守ることです。
ぜひ、ご紹介したおすすめのコーヒーグッズを参考に、自分好みのコーヒーを淹れてみてください。