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レディースファッション
2024.12.18

【楽天市場】パンプスのおすすめの選び方|歩きやすい高さや形は?サポートグッズもご紹介

パンプスおすすめ37選|歩きやすい靴の選び方とは?ヒールの高さ別に厳選【2022年】

パンプスは女性の足を美しく見せてくれる魅力的なファッションアイテムです。本来なら試し履きをして選ぶのがいちばんですが、本当に欲しいデザインのパンプスが店舗にあるとは限りません。そうなると便利なのがインターネット通販です。

しかし、ネットでパンプスを購入することに抵抗があったり、デザインが気に入ったとしても足に合うかな?と心配な方も多いでしょう。

そのような心配を解消するため、シューフィッター(靴合わせの専門家)の資格を持つ猪瀬多恵子さんにパンプスの種類や選び方を解説していただきました。

ぜひ参考にしてみてください。

  1. 歩きやすいパンプスの選び方とは?
  2. サイズ・つま先の形状で選ぶ|自分の足にあっているかどうか
  3. エジプト型
  4. ギリシャ型
  5. スクエア型
  6. ヒールの高さ・形で選ぶ|安定感もポイント
  7. ヒールの高さで選ぶ
  8. ヒールの形で選ぶ
  9. パンプスのトゥ(つま先)の形で選ぶ|足を美しく見せる効果も
  10. ポインテッドトゥ
  11. ラウンドトゥ
  12. アーモンドトゥ
  13. スクエアトゥ
  14. オープントゥ
  15. ピープトゥ
  16. シーンにあわせて選ぶ|カジュアルからフォーマルまで
  17. 万が一のときも安心!パンプスサポートグッズ4選
  18. つま先用クッション
  19. 靴ずれ防止パッド
  20. 土踏まずサポーター
  21. シューズストラップ
  22. まとめ
この記事を監修した専門家
猪瀬 多恵子
義肢装具士、上級シューフィッター猪瀬 多恵子
幼少期よりものづくりが好きで、高校生のときにテレビで義肢装具士という職業を知り、これしかない!と思い、この道に進む。足に悩みや問題を抱える方のための靴を製作する会社に入社し働くなかで、より足と靴の知識を深めたいと2017年にフットケア指導士、2019年に上級シューフィッターの資格を取得。現在はドイツ整形外科靴マイスターとともに、より多くの方々に経営理念である「歩く喜びをあなたに」を届けられるよう知識・技術を高めています。また、仕事と同時進行で日本初の義肢装具士でありながら、マスターオブシューフィッターのダブルライセンス取得を目指し奮闘中。

歩きやすいパンプスの選び方とは?

いろいろな形のパンプスの画像

パンプスは見た目で選ぶのも大事ですが、ご自身の足にあったものを選んでこそ、歩きやすく快適に過ごせます。

靴合わせの専門家だからこそ知っている、歩きやすいパンプスの選び方を猪瀬多恵子さんに教えていただきました。

サイズ・つま先の形状で選ぶ|自分の足にあっているかどうか

足のつま先の形のイラスト画像

足のサイズとつま先の形状で選ぶ場合には、どのようなポイントに気をつければよいのかを猪瀬さんに解説していただきます。

猪瀬 多恵子

猪瀬 多恵子

義肢装具士、上級シューフィッター

ご自身の足に合っているかを確かめる際には、捨て寸の長さとつま先の形に注目しましょう。

まず「捨て寸」とは、自分の足のつま先から靴の先端までの距離のことです。一般的には1cm以上あればよいと言われていますが、トゥ(つま先)のデザインによって理想的な捨て寸は異なります。

たとえば、とがった形状のポインテッドトゥは捨て寸が長めに取られています。その理由は、歩いていると足の形状が変化するうえ、足が前後に動いてつま先がぶつかりやすいからです。

サイズを選ぶときは自分の足のサイズだけでなく、トゥの形状も考慮しましょう。

足のつま先の形については、「エジプト型」・「ギリシャ型」・「スクエア型」の3つのタイプに分けられます。それぞれのタイプによって、向いているパンプスのトゥの形が異なります。

エジプト型

足の親指が1番長いのが特徴で、ラウンドトゥやスクエアトゥが向いています。

ギリシャ型

足の人さし指が1番長いのが特徴で、ラウンドトゥやポインテッドトゥが向いています。

スクエア型

親指から中指までの長さが同じくらいで、全体的に四角いのが特徴です。

ラウンドトゥやスクエアトゥが向いています。

猪瀬 多恵子

猪瀬 多恵子

義肢装具士、上級シューフィッター

これらはあくまで目安です。足の幅や厚さでも相性は異なるので、トゥの形状に迷ったら、シューフィッターのいるお店でアドバイスしてもらうことをおすすめします。

ヒールの高さ・形で選ぶ|安定感もポイント

続いて、ヒールの高さや形で選ぶ場合に気をつけるポイントを解説していただきます。

ヒールの高さで選ぶ

ヒールの高さのイラスト画像
猪瀬 多恵子

猪瀬 多恵子

義肢装具士、上級シューフィッター

一般的には3㎝未満をローヒール3cm~6cm程度をミドルヒール7cm以上をハイヒールと呼ぶことが多いです。

ヒールの高さが高くなるほど、足の土踏まずや足の甲が高くなることが多く、フィット感も変わります。また足の裏の接地面積が狭くなるため、接地している部分の負担が大きくなるという特徴もあります。

とくに6㎝以上のヒールではつま先にかかる負担が大きくなり、足首をひねりやすくなってしまいます。

歩く距離が長い場合やパンプスに慣れていない方、外反母趾など足のトラブルがある方の場合は、3㎝程度のヒールの方が足の負担は少ないでしょう。

普段から履くパンプスは、安定感も大事です。長時間歩いたり立ったりする日は、太いヒールのほうがよいでしょう。チャンキーヒールのような太いヒールは、接地面積が広くて安定感があります。

一方でヒールが細いパンプスでも、ヒールが取り付けられている位置や形状によって、かかとがぐらつきにくいものもあります。

そのようなパンプスが欲しい場合には、横から見たときにやや土踏まず寄り(かかとの中心あたり)にヒールがついているものを選びましょう。ヒールの高さにもよりますが、目安にはなります。

ヒールの形で選ぶ

ヒールの形のイラスト画像

パンプスのヒールは、主に「チャンキーヒール」・「コーンヒール」・「キトゥンヒール」・「ピンヒール」の4つのタイプに分けられます。

猪瀬 多恵子

猪瀬 多恵子

義肢装具士、上級シューフィッター

ちなみにピンヒールは、ほかのヒールに比べて安定感がなく、足への負担も大きいので、長い時間歩くのには向きません。

移動の際はほかの靴を履き、パーティーや結婚式などの会場だけで履くなどの工夫をした方がよいでしょう。

チャンキーヒール

チャンキー(chunky)とは「ずんぐりとした」という意味で、通常のものより太めのヒールのことです。

チャンキーヒールはヒールにある程度の太さや大きさがあるので、存在感があるのが特徴です。
パンプスだけではなくブーツやサンダルにも使われており、カジュアルな印象を与えます。

また、地面と接する面積が広くて安定感があり、比較的歩きやすいです。

コーンヒール

アイスクリームのコーンのような形のヒールを指します。

地面に向かって円錐状に細くなっているのが特徴で、チャンキーヒールほどではないですがが、ピンヒールよりも安定感があります。

キトゥンヒール

子猫を意味する「キトゥン(kitten)」と「ヒール」を組み合わせた言葉で、子猫のように小さくて可愛らしいヒールのことです。

細くカーブした形状が特徴で、ヒールの高さは一般的に3cm~5㎝くらいです。

ピンヒールに比べ安定感があり、つま先部分や腰への負担が少なく済みます。

ピンヒール

針のように細く、華奢な雰囲気を持っているヒールです。

足を長く、美しく見せてくれますが、ヒールが細いため安定感がなく、足への負担が大きいです。

パンプスのトゥ(つま先)の形で選ぶ|足を美しく見せる効果も

トゥの形のイラスト画像

トゥの形状は、一般的に「ポインテッドトゥ」・「ラウンドトゥ」・「アーモンドトゥ」・「スクエアトゥ」・「オープントゥ」・「ピープトゥ」の6つのタイプがあります。

ポインテッドトゥ

ポインテッドとは「とがった」という意味で、つま先が細くとがっています。パンプスに多く用いられるデザインで、足首から甲の部分を美しく見せる効果があります。

スタイリッシュで綺麗な雰囲気の靴に多いデザインです。

ラウンドトゥ

つま先が丸みを帯びた形となっています。

フラットシューズやバレエシューズなど、かわいらしい印象の靴多く採用されています。

アーモンドトゥ

名前のとおり、アーモンドのようなほっそりとした形状です。

パンプスのほかにブーツなどにもよく見られるデザインです。

スクエアトゥ

つま先の形状が台形に近いデザインです。ほかのトゥに比べてつま先の圧迫が少なく、比較的履きやすいです。

マニッシュ(男性的)なスタイルによく使用されているデザインです。

オープントゥ

つま先の部分が開いていて、足の指が外から見えるデザインです。通気性がよいので夏でも履きやすいです。

次にご紹介するピープトゥよりもつま先部分が大きく開いているため、かなりカジュアルな雰囲気です。

ピープトゥ

ピープ(peep)とは、「のぞく」または「のぞき見る」という意味で、つま先部分が小さく開いているデザインです。

オープントゥよりも開きが小さいのが特徴です。

シーンにあわせて選ぶ|カジュアルからフォーマルまで

オフィスでパンプスを履いている女性の画像

パンプスを使用するシーンを考慮するのも大切です。オープントゥやピープトゥなど、つま先が見えるデザインはフォーマルな場面には適さないので注意しましょう。

パンプスに近い形状の靴にミュールというものがありますが、本来は寝室などで用いられる室内履きの一種ですので、こちらもフォーマルな場面には適しません。

また、葬儀などの際はエナメル製のものやゴールドの飾りがついたもの、爬虫類の皮革素材でできているもの、ヒールが極端に高いものは避けるようにしましょう。

フォーマル・カジュアルどちらの場合も、相手の服装や場所、時間帯も考慮して選ぶのが重要です。

猪瀬 多恵子

猪瀬 多恵子

義肢装具士、上級シューフィッター

足のサイズや形状は変化します。また、パンプスも底がすり減ったり革が伸びて緩くなるなど、形が変わっていくことを忘れてはいけません。

定期的に足のサイズを計測したり、靴底の修理や調整などのメンテナンスをおこなうことが大切です。

万が一のときも安心!パンプスサポートグッズ4選

パンプスで足を痛めた画像

パンプスはヒールのない靴と比べると、靴ずれや指先の痛みなどトラブルが心配になります。

そのようなトラブルを回避するため、事前に用意しておくと便利なサポートグッズをシューフィッターの猪瀬さんがご紹介します。

つま先用クッション

パンプスがゆるくて足が前に滑ってしまうときや、クッション性が欲しいときなどに使用するグッズです。左右で足の大きさが違うときにも使えます。

厚さや素材のバリエーションがたくさんあるので、状態に応じて使い分けてください。

靴ずれ防止パッド

靴ずれを起こしやすいかかとや、指が当たる部分、鼻緒やストラップなどに貼り付けて痛みを緩和させるグッズです。

土踏まずサポーター

土踏まずの隙間を埋めることによって、痛みが出やすいつま先や、かかとの負担を減らすことができます。

シューズストラップ

ストラップ付きのパンプスが欲しくても気に入ったデザインのものがない場合や、すでに持っているパンプスを履きやすくするために使用できます。

取り外しができるので、移動中は取り付けて、目的地に着いたら外すといった使い分けも可能です。

まとめ

ピンクのパンプスを履いている足の画像

女性の足を長く、そして美しく見せてくれるパンプスは魅力的なアイテムですが、トゥやヒールの形状ごとの特徴を知っておかないと、ご自身のイメージとあわないパンプスを買ってしまう可能性があります。

シューフィッターの猪瀬さんが解説してくれた選び方をもとに、毎日歩くのが楽しくなるようなパンプスを見つけてみてください。

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