ひな祭りが近づくと「お雛様はいつ出すべき?」「早く出しすぎると良くない?」と悩む方も多いはずです。
飾る時期に厳格な決まりはありませんが、昔からの言い伝えや人形に適した時期は存在します。
この記事では、2026年のカレンダーに基づいたベストな飾る日・片付ける日から、場所選びや並べ方のマナーまでを解説します。心置きなくひな祭りを楽しむための準備を始めてみてください。
- 雛人形はいつから飾る?ベストな時期と縁起の良い日
- 雛人形を出すのは、基本立春(2月4日頃)から2月中旬まで
- 良縁に恵まれる?雨水の日とは
- 2026年の大安・友引カレンダー
- 雛人形はいつ片付ける?片付け遅いと婚期が遅れる?
- 3月3日が終わったら早めに片付けるのが基本
- 片付けは天気が良く乾燥した日がおすすめ
- 旧暦(4月3日)まで飾る地域もある
- 雛人形を飾る・片付ける際のポイント
- どこに飾ると良い?
- 片付ける際の注意点
- 雛人形の飾り方
- 関東風(現代式) |向かって左が男雛、右が女雛
- 京都風(古式)|向かって右が男雛、左が女雛
- 雛人形について良くある質問
- 雛人形はお子様の厄災を引き受けるお守り
- 購入時期はいつ?誰が買うのが正解?
- まとめ
雛人形はいつから飾る?ベストな時期と縁起の良い日
雛人形を飾るのに早すぎるということはありませんが、一般的に、この期間に出すのが良いとされる目安があります。
季節の変わり目や、縁起の良い日を選んで、気持ちよく飾り付けを行いましょう。
雛人形を出すのは、基本立春(2月4日頃)から2月中旬まで
最も一般的なのは、節分の翌日である立春から2月中旬にかけて飾るパターンです。
2月3日の節分で豆まきをして鬼(厄)を払った後、春の訪れと共に雛人形を飾ることで、清々しい気持ちで桃の節句を迎えられるとされています。
2026年の立春は2月4日(水)です。遅くとも、ひな祭り当日の1週間前である2月24日頃までには飾り終えるようにしましょう。
3月2日などの前日に慌てて飾ることは一夜飾りと呼ばれ、お葬式の準備を連想させるため縁起が悪いとされています。
雛人形はお子様の厄を引き受けてくれるお守りですので、余裕を持って飾ってあげることが大切です。
良縁に恵まれる?雨水の日とは
二十四節気の一つである雨水の日に飾ると、良縁に恵まれるという言い伝えがあります。
雨水とは、降っていた雪が雨に変わり、氷が溶けて水になり始める時期のことを言います。
農耕の準備を始める目安でもあり、生命の水をつかさどる水神様は安産や子宝の神様でもあることから、この日に雛人形を飾ると良いとされています。
2026年の雨水の日は2月19日(木)です。
2026年の大安・友引カレンダー
せっかくならお日柄の良い日に飾りたいという方のために、2026年2月の大安・友引の日程をまとめました。
- 2月4日(水・立春): 先負(午後が吉)
- 2月5日(木): 仏滅
- 2月6日(金): 大安
- 2月9日(月): 友引
- 2月11日(水・祝): 仏滅
- 2月12日(木): 大安
- 2月15日(日): 友引
- 2月18日(水): 大安
- 2月19日(木・雨水): 赤口
- 2月21日(土): 友引
- 2月24日(火): 大安
週末に家族で飾るなら、2月15日(日)や2月21日(土)が候補になります。
雛人形はいつ片付ける?片付け遅いと婚期が遅れる?
飾る時期と同じくらい、あるいはそれ以上に気になるのが片付けのタイミングではないでしょうか。あの有名な迷信についても解説します。
3月3日が終わったら早めに片付けるのが基本
3月3日のひな祭りが過ぎたら、できるだけ早めに片付けるのが理想です。
よく、片付けが遅れるとお嫁に行き遅れる・婚期が遅れると言われますが、これに科学的な根拠はありません。
片付けを後回しにする=だらしない=良いお嫁さんになれないという、昔ながらのしつけ・戒めの意味で生まれた言葉です。
なので、3月4日にしまわないと手遅れだと焦る必要はありません。大切なのは、季節の区切りをつけることです。
片付けは天気が良く乾燥した日がおすすめ
日付よりも何倍も重要なのが、天気です。
雛人形にとって最大の敵は湿気です。雨の日や湿度の高い日に片付けると、箱の中に湿気を閉じ込めてしまい、翌年出した時にカビが生えたり、シミができる原因になります。
二十四節気の啓蟄(けいちつ・3月6日頃)を目安にしつつ、晴れて乾燥した日を選んで片付けましょう。これこそが、大切な人形を長く美しく保つための最大の秘訣です。
旧暦(4月3日)まで飾る地域もある
お住まいの地域によっては、旧暦のひな祭りまで飾る風習がある場合もあります。現在の4月3日頃になります。
北陸や東北、甲信越などの寒冷地では、3月だとまだ冬の寒さが残っているため、春らしくなる4月にお祝いをする月遅れの習慣が残っています。
周りの家や地元の習慣に合わせて、4月上旬まで飾っていても全く問題ありません。
雛人形を飾る・片付ける際のポイント
いざ飾ろうとした際に迷うのが、場所と保管方法です。
人形を傷めないための環境づくりと、来年もきれいに飾るためのコツを押さえておきましょう。
どこに飾ると良い?
雛人形を飾るのに適した場所は、直射日光が当たらず、エアコンの風が直接当たらない場所です。直射日光やエアコンの風は人形に当てないようにしましょう。
- 直射日光
紫外線は着物の色褪せ(変色)や、顔の黄ばみの原因になるため、窓際はできるだけ避ける - エアコンの風
極度な乾燥は、人形の顔や道具のひび割れ、反りの原因につながる
おすすめは、家族が集まるリビングや和室の、直射日光が当たらない壁際です。
また、床に直置きするよりも、チェストやローボードの上など、少し高い位置に飾る方がほこりが被りにくく、見栄えも良くなります。
片付ける際の注意点
片付ける際は、以下の手順を守ることでカビや虫食いを防げます。
- ホコリを払う
・羽根はたきや柔らかい筆を使い、顔や着物のホコリを丁寧に払い落とす
・手脂がつかないよう、手袋をするのがベスト - 顔を保護する
・顔をティッシュなどの柔らかい紙や布で優しく包む - 防虫剤を入れる
・人形用防虫剤を箱に入れる
・入れすぎは化学反応で変色の原因になるため、適量を守るようにする
・異なる種類の防虫剤を混ぜるのもNG - 保管場所
・湿気が少なく、寒暖差の少ない押し入れの上段やクローゼットの上棚などが適している
雛人形の飾り方
お内裏様とお雛様、どっちが右だっけ?飾り付けの際によくある疑問です。実は、地域によって並べ方が異なります。
どちらが正解・不正解ということはありません。お住まいの地域の風習に合わせるか、あるいはご自身の好みで飾っても問題ありません。大切なのは、心を込めて飾ることです。
関東風(現代式) |向かって左が男雛、右が女雛
現在の結婚式と同じ並び順です。
国際的なマナーの右上位(向かって左が上位)に倣い、大正天皇の即位の礼以降、関東を中心に広まりました。全国的に主流なのはこちらです。
京都風(古式)|向かって右が男雛、左が女雛
日本の古来の伝統の左上位(帝から見て左、つまり向かって右が上位)を守った並べ方です。京都や関西の一部地域ではこのスタイルが一般的です。
雛人形について良くある質問
最後に、雛人形にまつわるよくある疑問や、知っておきたい豆知識をご紹介します。
雛人形はお子様の厄災を引き受けるお守り
「自分が使っていた雛人形を、娘に譲ってもいい?」これはよくある質問ですが、本来の意味からすると新調するのが望ましいとされています。
雛人形は単なる飾りではなく、生まれたお子様に降りかかる病気や事故などの災厄を代わりに引き受けてくれる形代(かたしろ=身代わり)だからです。
つまり、母親の雛人形は母親の厄を引き受けてくれているため、娘には娘専用の新しいお守り(人形)を用意してあげるのが基本の考え方です。
購入時期はいつ?誰が買うのが正解?
人気の作家物や限定品は、前年の12月頃から予約が始まり、早々に完売することもあります。種類が豊富な1月中旬までに検討するのがおすすめです。
昔は雛人形は母方の実家が用意するという風習がありましたが、現在は両家で費用を折半したり、若夫婦が自分たちの好みのものを選んで購入したりするケースも増えています。
誰が買うかよりも、みんなでお子様の成長を祝う気持ちが大切です。こちらのページではコンパクトな雛人形をご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、雛人形を飾る時期や片付けるタイミングについて解説しました。
2026年の場合は、2月4日(立春)以降の大安や友引、または2月19日(雨水)を目安に飾るのがおすすめです。片付けは3月3日を過ぎたら、晴れて乾燥した日を選んで行いましょう。
雛人形を飾ることは、単なる行事の準備ではなく、お子様の健やかな成長を願い、家族の絆を深める大切な時間です。ぜひ、ご家族みんなで楽しみながら飾り付けをして、素敵なひな祭りを迎えてください。
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