年齢を重ねるごとに気になってくる、歯の黄ばみ、口臭、そして歯周病。これらを予防して健やかな口内環境を保つには、歯磨き粉選びが重要です。それぞれの問題に対してケアできる成分を含む歯磨き粉を選びましょう。
しかし、いざ歯磨き粉を買おうと思っても、種類が多くて迷ってしまいますよね。そして目についた商品をなんとなく手に取って購入してしまう…。そんな経験はありませんか?
そこで今回は、歯磨き粉選びで重要な5つのポイントを解説。楽天市場の日用品ジャンル担当の中田さんにも人気商品の傾向や、おすすめ商品をお聞きしました。
人気ランキングからおすすめの歯磨き粉をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
歯磨き粉の選び方|5つのポイントにわけて紹介
まずは、歯磨き粉を選ぶ際に注目してほしいポイントをご紹介します。
ホワイトニング・口臭予防・歯周病予防などの目的で選ぶ
歯磨き粉選びで特に重要なのが、自分が抱えている悩みや問題を明確にする点です。そしてその問題に対して、ケアできる成分を含む歯磨き粉を選ぶことです。
歯に関する悩みで特に多いのが、黄ばみ・口臭・歯周病の3つ。これらの悩みに対して効果を期待できる成分をご紹介します。
ホワイトニング(黄ばみ・ヤニの除去)の効果を期待できる成分
ホワイトニング効果を期待できるのが、「ピロリン酸ナトリウム」「ポリエチレングリコール」「ポリビニルピロリドン」。コーヒーやワインなどによって付着した着色汚れを除去する作用を持っています。
また、歯の細かい傷を埋めてくれる「ハイドロキシアパタイト」も有効です。歯の表面を滑らかにすると、着色汚れが定着しにくい口内環境になっていきます。
なお、重曹で歯を磨くと歯が白くなると聞いたことがあるかもしれません。重曹には歯の汚れを落とす作用があるため、重曹で歯磨きすることで歯が白く見えることがあるようです。
しかし、重曹が持つ研磨作用によって歯のエナメル質が削られるといったリスクもあるとされるため、使用を検討しているのであれば、使用前に一度歯科医に相談することをおすすめします。
口臭予防の効果を期待できる成分
口臭予防に効果的な成分としては、「イソプロピルメチルフェノール」「塩化セチルピリジニウム」「塩化ベンゼトニウム」「ラウロイルサルコシンナトリウム」などが挙げられます。
いずれの成分も殺菌作用を持ち、ニオイの原因となる菌を除去し、歯周病予防に対しても効果を期待できます。
歯周病予防の効果を期待できる成分
口臭予防に効果的な成分として挙げた4つの成分に加えて、「クロルヘキシジン」も歯周病予防に有効。こちらも優れた殺菌作用を持っており、歯周病を引き起こす菌を除去するはたらきがあります。
さらに、抗炎症作用を持つ「トラネキサム酸」や「グリチルリチン酸ジカリウム」、血行促進作用がある「ビタミンE(酢酸トコフェロール)」が含まれている歯磨き粉もおすすめです。
研磨剤の有無で選ぶ|電動歯ブラシには研磨剤なしの歯磨き粉を
研磨剤入りと研磨剤なしの歯磨き粉、どちらを選ぶかも重要なポイント。研磨剤には「酸化チタン」「無水ケイ酸」「炭酸カルシウム」「シリカ」などがあり、歯の黄ばみや着色汚れの除去に効果的な成分です。
ただし、研磨剤が多く含まれていたり、粒子が大きい研磨剤を配合したりしている歯磨き粉は要注意です。継続的に使用すると、歯の表面が削れて再生が追いつかなくなる可能性があります。
特に電動歯ブラシを使用している場合は、研磨剤なしの歯磨き粉を選びましょう。電動歯ブラシで研磨剤入りの歯磨き粉を使用すると、エナメル質が削られ、虫歯や知覚過敏の原因になってしまいます。
フッ素入りかどうかで選ぶ|虫歯予防にも効果的
フッ素は、虫歯予防の効果を期待できる成分です。虫歯菌による酸の生成を抑制し、再石灰化を促進します。それにより、酸に溶かされにくい口内環境へと導きます。
ただし、小さなお子さんの場合、使用量には注意が必要です。
厚生労働省が運営する健康情報サイト「e-ヘルスネット」によると、2歳までのお子さんには「切った爪程度の少量」、3〜5歳は「5mm以下」が適正量であるとしています。
また、フッ素の濃度(ppm)も、少なめのものを選びましょう。5歳までのお子さんの場合、泡立つタイプの歯磨き粉であれば1000ppm以下、研磨成分を含まないジェル状の歯磨き粉なら500ppm以下が目安です。
コンクールやコルゲートなど人気のブランドから選ぶ
歯磨き粉選びに迷ってしまったら、人気のブランドで選ぶのもひとつの手。数ある歯磨き粉のなかでも、以下のブランドの商品は特に人気があります。
- コンクール
- コルゲート
- チェックアップ
- シュミテクト
- クリニカ
- ガム
楽天市場の人気ランキングから選ぶ|最新の人気商品をチェック
楽天市場にはランキング機能があることをご存知でしたか?ランキングは常に更新されているため、高い評価を得ている人気商品がひと目でわかります。レビューの数も多いので、参考になりますよ!
中田
楽天市場 日用品ジャンル担当
デンタル用品は全体的に昨年より売上が伸びていて(※)、特に歯ブラシやデンタルフロス、ホワイトニング関連アイテムが伸びています。
デンタルケアアイテムは女性の30代、40代の購入が多く、特にデンタルフロスと歯ブラシに関して女性の率が高いです。1000円~3000円の商品が最も購入されていて単体よりもセット商品が良く売れているようです。
(※)2021年7月取材時
そして今回ご紹介する歯磨き粉は、この楽天市場の人気ランキングをもとにしています。商品ごとの特徴を簡潔にまとめているので、ぜひご覧ください。
そのなかで気になったものを、楽天市場のサイトでより詳しく調べてみましょう!
歯磨き粉おすすめ26選|楽天市場の人気ランキングから紹介!
ここからは楽天市場の人気ランキングより、おすすめの歯磨き粉をご紹介します。
※商品紹介は、歯磨き粉の週間ランキングをもとに作成しています。
ホワイトニングにおすすめの歯磨き粉10選
口臭予防におすすめの歯磨き粉7選
歯周病予防におすすめの歯磨き粉9選
歯磨き粉に使用期限はある?
歯磨き粉は口のなかに入れて使うものなので、できる限り安全に使いたいと考える方は多いと思います。
歯磨き粉が未開封の場合、パッケージや箱に使用期限が記載されていれば、そちらに記載された使用期限を目安に使いましょう。
もし使用期限の記載がない場合は、基本的に製造年月日から3年が使用期限の目安となります。
これは医薬品医療機器等法という法律により、適切な環境で保存した場合、3年を超えて安全性に問題がなく品質が安定であると確認されたら、使用期限を記載しなくて良いとされているためです。
開封後の歯磨き粉については、開封してから半年~1年が目安となりますが、早めに使い切ることが望ましいとされています。
ただし、未開封・開封後を問わず、使用期限に満たなくても中身に異常が見られた場合には、使うのをやめましょう。
まとめ
今回は楽天市場の人気ランキングから、おすすめの歯磨き粉をご紹介しました。
自分や家族の歯の健康を維持するためにも、歯磨き粉選びにはこだわりたいもの。選び方も参考に、最適な商品を見つける参考にしてください。
※本記事は楽天市場が作成しています。