グリセリンは化粧水の保湿成分として広く使われていますが、皮脂量が多い脂性肌にはニキビの原因となることもあります。ニキビや毛穴の開きが気になる方は、最近注目されているグリセリンフリー化粧水をチェックしてみましょう。
この記事では、医師にアドバイスを伺いながらグリセリンフリー化粧水の選び方をわかりやすく解説します。
さらに、ドラッグストアで買えるプチプラやこだわりのデパコスなど、楽天市場の人気ランキングからおすすめ商品を厳選してご紹介します。ぜひ最後までチェックして、ご自身にぴったりの1本をみつけてみてください。
※本記事は医師が特定の商品を推奨するものではありません
グリセリンフリー化粧水とは？
グリセリンフリー化粧水とは、グリセリンを配合していない化粧水のことです。
グリセリンは無色透明のアルコールの一種で、化粧品や医薬品、食品などさまざまなものに使用されています。グリセリンは水分を引き寄せて保持する性質があり、グリセリン入りの化粧水には保湿・保水効果が期待できます。
しかし、グリセリンはニキビの原因となるアクネ菌の餌になるとも言われることがあります。
必ずしもグリセリンがニキビの原因になるわけではありませんが、皮脂量が多い脂性肌の方、ニキビや毛穴が気になる方は、グリセリンが入っていない「グリセリンフリー」の化粧水を使うことをおすすめします。
グリセリンフリー化粧水かどうかは、商品のパッケージの成分表を確認しましょう。
グリセリンフリー化粧水のメリット・デメリット
グリセリンは保湿・保水効果が高く、刺激が少ないため多くの化粧水に使用されています。グリセリンフリー化粧水を使用する前に、グリセリンフリー化粧水のメリットとデメリットを把握しておきましょう。
グリセリンフリー化粧水の主なメリットとデメリットは以下の通りです。
- ニキビの原因となるアクネ菌の餌を増やしにくい
- さっぱりとしてベタつきにくい
- 他に保湿成分が入っていないと肌が乾燥しやすい
- 選べる商品が少ない
グリセリンフリー化粧水はさっぱりとした使用感が魅力ですが、保湿成分が豊富に含まれていないと乾燥しやすい点に注意が必要です。
佐藤 玲史
美容外科専門医
グリセリンは一般的な保湿成分ですが、肌質によってはベタつきや毛穴の開きの原因になることがあります。
そのため、グリセリンフリーの化粧水は、特に脂性肌やニキビができやすい肌質の方に人気があります。
グリセリンフリー化粧水の選び方
ここからは、グリセリンフリー化粧水を選ぶ際のポイントをご紹介します。医師によるアドバイスも参考にしながら、ご自身に合った商品を探してみましょう。
保湿力で選ぶ｜セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなど
グリセリンフリー化粧水を選ぶ際は、グリセリンの代わりとなる保湿成分が含まれているものを選ぶことが大切です。ご自身の肌に合わせて十分に保湿ができる化粧水を選ばないと、肌が乾燥する可能性があるため注意しましょう。
化粧水に使用されることが多い保湿成分とその特徴を、以下にまとめました。
| 保湿成分 | 特徴 |
|---|---|
| セラミド | 外部の刺激から肌を守るバリア機能に優れている |
| ヒアルロン酸 | 水分を抱え込む能力が高い |
| コラーゲン | 肌にうるおいと弾力を与えてハリ感のある肌に導く
|
| 天然保湿因子(NMF) | 肌の水分を保持して乾燥を防ぐ |
グリセリンフリー化粧水の成分表をチェックして、上記のような保湿成分が含まれている商品を選びましょう。
佐藤 玲史
美容外科専門医
グリセリンフリーの化粧水はさっぱりしたものが多いですが、とろみのあるタイプを選ぶと保湿力が高い傾向にあるので、テクスチャーも考慮して選びましょう。
また、アルコールが含まれていると乾燥しやすくなるため、アルコールフリーのものを選ぶと、より保湿力を維持しやすくなります。
肌の悩みで選ぶ｜ニキビや毛穴、敏感肌に合う成分をチェック
肌の悩みがある場合、グリセリンフリー化粧水を選ぶ際には、その悩みと合う成分が配合されているかチェックしましょう。
よくある肌の悩みと、その悩みにおすすめの化粧水の特徴と成分を以下にまとめました。
| 肌の悩み | おすすめの化粧水の特徴と成分 |
|---|---|
| ニキビ | ・ニキビ予防と書いてあるもの ・ノンコメドジェニックテスト済みのもの |
| 毛穴 | ・皮脂のバランスを整えられるもの |
| シミ・そばかす | ・美白(※)有効成分が含まれたもの
・ビタミンC誘導体・トラネキサム酸・プラセンタ・アルブチンをチェック |
※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと
ノンコメドジェニックテストとは、化粧品がニキビの原因となるコメドを誘発しにくいかを確認する試験のことです。
敏感肌の方は、アルコールやエタノール、合成香料など肌への刺激になりやすい成分が含まれているものは避けましょう。また、脂性肌の方は、オイル成分が多く入っているタイプは肌がベタつく可能性があるため注意が必要です。
ニキビが気になる方や敏感肌の方向けの化粧水は、以下の記事で選び方を詳しく解説しています。化粧水を選ぶ際にはぜひ参考にしてください。
佐藤 玲史
美容外科専門医
ニキビ・肌荒れには抗炎症成分、毛穴対策にはビタミンC誘導体やAHA、乾燥肌にはヒアルロン酸・セラミド、敏感肌には低刺激設計のものを選ぶのがおすすめです。
テクスチャーや保湿力も考慮し、自分の肌に合うものを取り入れましょう。
コスパで選ぶ｜大容量ならプチプラ、よりこだわるならデパコス
グリセリンフリー化粧水の効果を期待するなら、継続して使うことが大切です。ご自身の予算に合わせて、継続できる価格の化粧水を選びましょう。
プチプラやドラコスは大容量でコスパが良い商品が多く、毎日気兼ねなくパシャパシャ使えるのが魅力です。最近では、プチプラやドラコスにもグリセリンフリーで保湿力に優れた商品が増えています。
一方、デパコスは独自開発の成分にこだわった商品が多く、使用感にこだわりたい方におすすめです。高級感のあるパッケージや香り、テクスチャーにもこだわっているため、毎日のスキンケアが特別な時間になります。
佐藤 玲史
美容外科専門医
スキンケアを毎日続けるうえで「惜しみなく使えること」は大切です。コスパを重視するなら、大容量でプチプラの化粧水を選び、ヒアルロン酸やセラミドなどが含まれているかをしっかり確認しましょう。
ドラッグストアで手に入るものや、詰め替え用があるタイプも便利です。できるだけシンプルな設計で肌にやさしいものを選ぶと、敏感な肌にも使いやすく継続もしやすくなります。
ブランドやメーカーで選ぶ｜ちふれ・セザンヌなど
最近はグリセリンフリー化粧水のニーズが増えていることから、グリセリンフリー化粧水を販売しているブランドやメーカーが増えています。
たとえば、無印良品の化粧水は天然由来成分(※)にこだわっており、保湿成分にセラミドを使用しているため、グリセリンフリーでも乾燥しにくいのが嬉しいポイントです。
また、松山油脂のグリセリンフリー化粧水は、保湿成分にアミノ酸を8種類も使用しています。敏感肌でも使いやすく、水のようにさらっとしているのにしっかり肌がうるおいます。
ちふれのグリセリンフリー化粧水は保湿成分にヒアルロン酸やトレハロース、油性エモリエント成分を使用しています。また、セザンヌはドクダミエキスや植物エキス、ロート製薬の極潤は3種類の和漢エキスやヒアルロン酸を使用しています。
同じ「グリセリンフリー化粧水」でも、ブランドやメーカーによって配合される保湿成分や使用感は異なります。ご自身の肌質や好みに合わせて、さまざまなブランドやメーカーの化粧水を比較検討し選びましょう。
※天然成分を化学的に反応させた成分を含む
楽天市場の人気ランキングから選ぶ｜売れ筋商品を一覧でチェック
どの商品を選ぶか迷ったら、みんなが使っているものから選ぶのもひとつの手段です。楽天市場の人気ランキングでは売れ筋商品が一覧で表示されるため、どの商品に人気があるかすぐにわかります。
グリセリンフリー化粧水はまだ種類が少ないため、ドラッグストアでグリセリンフリー化粧水を探すのは大変ですが、楽天市場なら検索で簡単にみつけられます。
また、楽天市場では、化粧水の他にも乳液や美容液などライン使いするアイテムも一緒に購入できて便利です。グリセリンフリー化粧水を購入する際は、ぜひ楽天市場をご活用ください。
グリセリンフリー化粧水おすすめ20選
ここからは、楽天市場の人気ランキングのなかから、プチプラとデパコスに分けておすすめのグリセリンフリー化粧水をご紹介します。ご自身の予算に合わせてチェックしてみてください。
プチプラのグリセリンフリー化粧水おすすめ11選
まず、プチプラのグリセリンフリー化粧水のおすすめ商品をご紹介します。毎日たっぷり使いたい方や、コスパの良さを求める方におすすめです。
デパコスのグリセリンフリー化粧水おすすめ9選
ここからは、デパコスのグリセリンフリー化粧水のおすすめ商品をご紹介します。グリセリンの代わりとなる保湿成分を贅沢に使用した商品を厳選しました。
グリセリンフリー化粧水の使い方
グリセリンフリー化粧水の使い方は一般的な化粧水と同じです。以下の手順で丁寧に塗り、洗顔後の肌の乾燥を防ぎましょう。
洗顔後の肌に導入美容液、化粧水を塗り、美容液、そしてクリームを使うことで、肌の水分を保持します。
脂性肌の方は、保湿するとベタつきが気になるかもしれませんが、バランスの取れた肌を目指すにはしっかり肌に水分を与えた保湿が大切です。肌のベタつきが気になる方は、油分が多い美容液やクリームは避けましょう。
佐藤 玲史
美容外科専門医
洗顔後、適量の化粧水を手やコットンに取り、顔全体にやさしく馴染ませます。乾燥しやすい部分は重ね付けしましょう。
その後、乳液やクリームで保湿し、水分を閉じ込めます。朝はUV対策も忘れずに行いましょう。シンプルな手順で、肌の調子を整えられます。
まとめ
ニキビや毛穴、皮脂が気になる方は、ベタつきにくいグリセリンフリー化粧水がおすすめです。この記事でご紹介した選び方や医師のアドバイスを参考にして、ご自身の肌に合った化粧水をみつけてみましょう。
グリセリンフリー化粧水を購入する際は、幅広いブランドやメーカーの商品を取り扱う楽天市場がおすすめです。ドラッグストアに行かなくてもスマホやPCでいつでも購入できるため、ぜひご活用ください。
佐藤 玲史
美容外科専門医
ベタつきが気になる方や、皮脂・毛穴対策、ニキビ予防をしたい方にはグリセリンフリーの化粧水がおすすめです。
さっぱりとした使い心地で肌に負担をかけず、快適に使い続けられます。グリセリンの代わりに、ヒアルロン酸やセラミドが配合された設計であれば、保湿力もしっかり保たれ、乾燥対策にもなります。
肌にやさしく、たっぷり使えるコスパの良い化粧水を選ぶことで、毎日のスキンケアがより快適なものになるでしょう。ぜひこの記事を参考に、ご自身の肌に合った一品を見つけてみてください。
※本記事は楽天市場が作成しています。
