ひと手間加えるだけで、洗濯ライフを劇的に変える「洗濯ボール」をご存知でしょうか。
「洗濯後に毛布やブラジャーなどの衣類が絡まって干すのが憂鬱」「ペットの毛がなかなか落ちない」「赤ちゃんの肌にも優しい洗剤で洗濯したい」「シーツやシャツのシワとりが面倒」など、洗濯にまつわるストレスって意外と多いですよね。
そんな洗濯における悩みやストレスを解消してくれるのが「洗濯ボール」です。洗濯機の中に、ぽいっと洗濯物と一緒に放り込むだけで、日々のストレスを解消してくれるとても便利なアイテム。
今回は、そんな洗濯ストレスを解消してくれる「洗濯ボール」の種類や効果の説明を、“ジュニア洗濯ソムリエ”と“クリーニング師”の資格を活かしてセミナーやワークショップなどで活躍中の洗濯ソムリエ・松延友記さんにしていただきます。
おすすめの洗濯ボールもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 洗濯ボールとは?
- 洗濯ボールの選び方
- 種類と効果で選ぶ|スポンジタイプはペットの毛に効果的
- プラスの効果で選ぶ|洗剤いらずのものや消臭作用・カビ対策も!
- デザインで選ぶ|家事タイムに彩りを
- コスパで選ぶ|寿命が短いものも...
- 洗濯ボールおすすめ12選|洗濯ソムリエが紹介!編集部厳選商品も
- 洗濯ボールおすすめ3選【ゴムタイプ】
- 洗濯ボールおすすめ6選【セラミック・マグネシウムタイプ】
- 洗濯ボールおすすめ3選【スポンジタイプ】
- 洗濯ボールの効果的な使い方は?
- 洗剤と一緒に使用することで洗浄力がアップ!
- 洗濯物の量に応じて洗濯ボールの数を調節する
- デリケートな生地はネットに入れて衣類のダメージを防ごう
- ドラム式洗濯機で使用する際は表記を確認!耐熱仕様のものが◎
- おすすめの洗濯ボールを比較する
- まとめ
洗濯ボールとは?
洗濯ボールは、2〜3個を目安に洗濯物と一緒に洗濯機を回すだけで、「洗濯物の絡み防止」「シワ防止」「糸くずやペットの毛を集める」「速乾性を高める」「垢取り」「消臭作用」「洗剤いらずにしてくれるもの」など、実に多様な効果を発揮してくれる便利アイテム!
さらに、細かな洗濯の悩みを解消し、日々の家事を快適にしてくれるだけではなく、節水や洗浄力もアップするなどの効果も!経済的にも優しい商品です。洗濯ボールの用途の違いは、その素材によって変わってきます。
また、同じ素材でも製品によって効果に違いがあるものも。洗濯ボールを購入する際は洗濯ボールの素材とその効能に注目して選びましょう。
洗濯ボールの選び方
洗濯ボールは、多くの種類があり、値段もまちまち。そこで、何を基準で選んだら良いかご紹介します!
種類と効果で選ぶ|スポンジタイプはペットの毛に効果的
洗濯ボールを選ぶ際には、種類と効果から選ぶことが大切です。ここからは、洗濯ボールの種類とその効果を詳しくご紹介してきます。
洗濯ボールの種類は大きく分けて3つ。「ゴムタイプ」「セラミック・マグネシウムタイプ」「スポンジタイプ」です。異なる素材はそれぞれ効果も違うため、その特徴を知ることであなたに最適の洗濯ボールを見つけることができます。
ぜひ、それぞれの洗濯ボールの特徴を参考に、ご家庭の悩みにあった洗濯ボールを選んでみてください。
ゴムタイプの洗濯ボール
- 用途・効果:衣類と衣類の絡まりを防止するタイプで、ゴムの摩擦効果で汚れも落ちやすい
- 素材:ラバーや樹脂
- 形状:凹凸のあるボール
- 向いている洗濯機:縦型洗濯機
- 注意点:樹脂製の洗濯ボールは高熱に弱いため、乾燥モードで使用しないよう注意
ゴムタイプの洗濯ボールは、衣類の絡まりに悩んでいる方におすすめです。洗濯物を取り出すときに、衣類が絡まっていると地味にストレスを感じますよね。しかし、ゴムタイプの洗濯ボールの凹凸のある形状によって、洗濯物同士が絡みにくくなる効果が期待できます。
洗濯物の量が多い家庭にとって、洗濯時のストレスを軽減してくれるアイテムです。とくに衣類が絡みやすい縦型洗濯機との相性は抜群。素材はラバーや樹脂でできており、高熱に弱いので注意が必要です。乾燥機で使用しないようにしましょう。
また、ゴムの摩擦効果で汚れが落ちやすいのも特徴です。衣類の汚れがひどいときに入れるだけで、洗濯機の洗浄力を高めてくれる効果が期待できますよ。
セラミック・マグネシウムタイプの洗濯ボール
- 用途・効果:セラミックやマグネシウムはアルカリイオン水を生成することから、洗剤いらずで汚れを除去し、アルカリイオン水には衣類に付着した油脂分を分解
- 素材:セラミックやマグネシウム
- 形状:プラスチックのボールや布製の袋にセラミックやマグネシウムの成分が入ったタイプ
- 向いている洗濯機:商品によって異なるので購入前に確認
- 注意点:塩素系漂白剤と混ぜない
セラミック・マグネシウムタイプの洗濯ボールには、衣類に付着した油脂分を分解してくれるアルカリイオン水を生成する特徴があります。そのため、洗剤いらずで汚れを除去することが可能です。敏感肌の方や赤ちゃんがいるご家庭で安心して使えますね。
また、洗濯機の中を清潔に保つ効果も期待できるので、きれい好きな方や忙しくて洗濯漕を洗う時間がないという方にもおすすめです。
松延 友記
フレディ レック・ウォッシュサロン プロデューサー
このタイプは、洗剤いらずで汚れを落としてくれるので、界面活性剤アレルギーの方や肌が敏感な赤ちゃんや子供の洗濯に向いています。
スポンジタイプの洗濯ボール
- 用途・効果:スポンジ繊維にホコリや糸くず、髪の毛、ペットの毛などを絡めるタイプ
- 素材:スポンジ/ポリウレタンなど
- 形状:バラエティにとんだ形状で販売されている
- 向いている洗濯機:商品によって異なるので購入前に確認
- 注意点:スポンジタイプの洗濯ボールは高熱に弱いため、乾燥モードで使用しないように注意
ペットを飼っているご家庭で必須なのが、スポンジタイプの洗濯ボールです。スポンジ繊維がホコリや糸くず、髪の毛、ペットの毛などをしっかり絡め取ります。とくに細かいペットの毛は洗濯で落ちていないことが多いので、衣類のお手入れが楽になるはず。
スポンジタイプの洗濯ボールは高熱に弱い特徴があります。乾燥モードを使用しないように注意が必要です。
プラスの効果で選ぶ|洗剤いらずのものや消臭作用・カビ対策も!
洗濯ボールの中でもとくにプラスの効果が期待できるのが、セラミック・マグネシウムタイプ。消臭力や除菌・消臭効果が期待できるアイテムが多く、部屋干しの嫌な臭いや洗濯槽のカビを防いでくれます。外干しや洗濯槽の掃除をする時間がない方におすすめです。
洗濯ボールは素材によって異なる特徴や効果を持っています。あなたが求める効果に応じて使う洗濯ボールの種類を変えたり、複数の種類を組み合わせて使用してみてはいかがでしょうか。
デザインで選ぶ|家事タイムに彩りを
洗濯ボールは人気が高まっているため、さまざまなデザインやカラーバリエーションが登場しています。とくにスポンジタイプの洗濯ボールの形状やデザインは多様。きっとあなたのお気に入りを見つけられるはずですよ。
使う小物がお気に入りのデザインというだけで、洗濯も少し楽しみになるはず。機能で選ぶのも大切ですが、かわいいデザインで選ぶことも重視してみてください。
コスパで選ぶ|寿命が短いものも...
長く使えるセラミック・マグネシウムタイプの洗濯ボールは、コストパフォーマンスにも優れています。ほとんどの製品の買い替え推奨期間は1年以上。洗剤を使わなくても高い洗浄力があり、経済的です。
スポンジタイプは素材が柔らかいこともあり、頻繁な買い替えが必要になります。しかし、寿命が短いからといってコスパが悪いとは限りません。手に入りやすいお手頃価格が多く、ペットの毛で困っている方にとってコスパの高い製品といえます。
コスパで選ぶ際には洗濯ボールの寿命だけではなく、あなたにとってどれだけ役に立つアイテムなのかを考慮して選ぶことが大切です。
洗濯ボールおすすめ12選|洗濯ソムリエが紹介!編集部厳選商品も
では、実際に洗濯ボールを買おうと思うと、そのバリエーション豊富さに戸惑う方も多いのではないでしょうか。
そこで、洗濯ソムリエやクリーニング師の資格を持つ松延友記さんの、おすすめの洗濯ボールと、そのおすすめポイントをご紹介!
また松延さんにお聞きした選び方を参考に編集部が厳選した商品もぜひ、ご参考にしてみてください。
洗濯ボールおすすめ3選【ゴムタイプ】
衣類と衣類のの絡まりをほぐしてくれたり、洗濯ボールと衣服の摩擦によって洗浄力を高めてくれるゴムタイプの洗濯ボールをピックアップ。
まずは、編集部のおすすめ商品をご紹介します!カラフルなものやリーズナブルなものまでピックアップしました。
編集部
洗濯物の中に入れると、カラフルでかわいく、洗濯時の気分が高まりました。
大量の洗濯物が絡まらずに取り出せて、効果を感じます。ただ、小さいので何個も入れてしまうと、洗濯が終わったあと探し出すのに時間がかかってしまうかもしれませんね。
続いて、洗濯ソムリエ・松永友記さんおすすめの商品です。ゴムタイプのキュートなデザインのものを教えてくださいました!
洗濯ボールおすすめ6選【セラミック・マグネシウムタイプ】
セラミック・マグネシウムタイプは、洗剤いらずにしてくれるすぐれもの!
さらに、洗濯物だけでなく洗濯機や排水ホースのカビや汚れを落としてくれます。人の肌、洗濯物、環境、家計に優しいのがこちらの商品の特徴です。
まず、編集部おすすめの商品から。実際に使用してみた感想も、参考にしてみてください。
編集部
絡まりの部分に関して、いつもより洗濯物が取り出しやすく、効果を感じました!
洗剤いらずとのことで、洗濯洗剤を入れずに使用してみましたが、汚れてしまった部分が落ちるほどの洗浄力はなかったです。もし汚れた洗濯物が出たときは、洗濯洗剤と併用した方がいいかもしれないですね。
洗濯ソムリエ・松延友記さんは、洗濯ネットにマグネシウム粒が入っているタイプを紹介してくださいました。
洗濯ボールおすすめ3選【スポンジタイプ】
ここからは、スポンジタイプの洗濯ボールを紹介していきます。
まずは、編集部おすすめのスポンジタイプの洗濯ボールから。ペットを飼っている方は必見の商品です。
編集部
実際に毛を入れて洗濯をしてみましたが、取れたのは半分程度でした。ペットの毛でお悩みの方は、入れないよりは入れた方が洗濯後の負担の軽減になるかもしれませんね。
続いて、洗濯ソムリエ・松永友記さんのおすすめ商品です。かわいくて、使うのが楽しいデザインのものをご紹介いただきました!
洗濯ボールの効果的な使い方は?
洗濯ボールにはさまざまな効果が期待できることがわかりました。しかし、使い方を間違えてしまうと、せっかくの効果も半減してしまいます。
ここからは、洗濯ボールの効果的な使い方をご紹介していきましょう。正しい使い方を知って、洗濯ボールの効果を最大限に発揮させましょう。
洗剤と一緒に使用することで洗浄力がアップ!
セラミック・マグネシウムタイプの洗濯ボールのように、洗濯洗剤がなくても使えるアイテムがあります。しかし、普段よりも少ない量の洗剤を一緒に使用するだけで、さらに洗浄力をアップさせることが可能です。
洗浄力のない洗濯ボールにはもちろん洗濯洗剤は必須。洗濯ボールの役割や効果をしっかり理解して、洗剤の量を調節してみましょう。
洗濯物の量に応じて洗濯ボールの数を調節する
洗濯ボールは洗濯物の量に応じて、適切な個数を使用することが推奨されています。種類によって異なるため、購入時に洗濯物に対して何個使用するのが最適なのかを確認するのがおすすめです。
個数がはっきりと記載されていない、洗濯物の量がわからない場合には、多めに入れておけば間違いありません。個数が多くて困ることはないので、迷ったときには多めに入れておきましょう。
デリケートな生地はネットに入れて衣類のダメージを防ごう
デリケートな素材を使用した服を洗濯する場合には、洗濯ボールが引っ掛かってしまったり、摩擦によって傷んでしまわないようにネットに入れて洗濯しましょう。とくにゴム素材やプラスチック製のボールの場合、摩擦力が高く、生地が傷んでしまう恐れがあります。
お気に入りの服を洗濯する際には、必ずネットに入れおけはダメージから守ることができます。また、手洗いやドライなど、優しく洗う洗濯モードを利用するのもおすすめです。
ドラム式洗濯機で使用する際は表記を確認!耐熱仕様のものが◎
洗濯ボールは縦型が主流でしたが、最近ではドラム式洗濯機に対応している商品も多く登場。縦型とドラム式の両方に対応している洗濯ボールもあります。
ドラム式洗濯機に洗濯ボールは必要ないと感じている方も多いようですが、それは以前の話。ちょっと前までは洗濯物同士の絡まりを回避する目的でしたが、洗剤いらずのものやペットの毛を絡め取ってくれるアイテムがあります。
縦型専用とドラム式対応の洗濯ボールがありますが、その違いはどこにあるのでしょうか。それは、乾燥機に対応しているか否かです。ドラム式洗濯機の多くは乾燥機能が付いているので、洗濯後すぐに乾燥モードに入ってしまいます。洗濯ボールを取り出すタイミングがないため、耐熱仕様になっているものがドラム式対応として販売されていることが多いようです。
ドラム式洗濯機に対応しているのか、乾燥機にも使用できるのかなど、しっかり表記を確認して購入するようにしましょう。
おすすめの洗濯ボールを比較する
まとめ
洗濯ボールは大きく3種類あり、主に樹脂製は洗濯物の絡まり防止、マグネシウムは洗浄力アップ、スポンジ製は糸くずを絡め取るという、それぞれの効果をおすすめ商品とともに紹介させていただきました。どれも洗濯物と一緒に洗濯機に入れるだけというお手軽アイテム。
これまで洗濯物にかかる時間や手間にストレスを感じてきた方にはうってつけの商品かと思います。また、洗剤や水道代の節約も期待できることから、一度試して見る価値はありますね。カワイイものやシンプルなもの、デザインも楽しいものばかり。
洗濯の悩みにあった洗濯ボールを取り入れ、楽しい洗濯ライフとなりますように。
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