Rakuten
食品
2024.11.22

【楽天市場】非常食おすすめ38選|防災リュックには何を入れる?防災アドバイザーがご紹介

非常食おすすめ32選【試食して徹底比較】防災のプロがごはん・おかず・お菓子別に紹介

非常食を自宅に常備していますか?保存性や携帯性に工夫をこらした防災グッズを見かけるようになった現在、非常食もバラエティに富み、美味しさにこだわられたものが増えています。

今回は、備え・防災アドバイザーの高荷智也さんとともに、非常食の選び方やおすすめの非常食をご紹介します。

もしもの時のために、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 防災アドバイザーが伝授!非常食の選び方
  2. 食糧が必要な日数で選ぶ|1日の避難から長期まで
  3. 種類で選ぶ|主食や副食、お菓子など
  4. 後始末がしやすいかで選ぶ|ゴミ処理が簡単、食器が不要など
  5. 非常食おすすめ38選|防災アドバイザーと編集部が厳選
  6. ごはん・おかず系の非常食おすすめ11選
  7. 麺類の非常食おすすめ7選
  8. パンの非常食おすすめ8選
  9. お菓子・飲料の非常食おすすめ12選
  10. 非常食の保管方法・場所は?
  11. 非常食を備えるポイント
  12. 非常食の必要量|3日分では足りない!
  13. 「日常備蓄」や「ローリングストック法」を習慣にする
  14. 非常食を家庭にある食材で用意してみよう
  15. まとめ
この記事を監修した専門家
高荷 智也
備え・防災アドバイザー高荷 智也
「自分と家族が死なないための防災対策」と「企業の実践的BCP策定」のポイントをロジック解説するフリーの専門家。大地震や感染症パンデミックなどの防災から、銃火器を使わないゾンビ対策まで、堅い防災を分かりやすく伝えるアドバイスに定評があり、講演・執筆・コンサルティング・メディア出演など実績多数。著書に『中小企業のためのBCP策定パーフェクトガイド』など。1982年、静岡県生まれ。

防災アドバイザーが伝授!非常食の選び方

まずは、備え・防犯アドバイザーの高荷智也さんに非常食の選び方をご紹介いただきます。

食糧が必要な日数で選ぶ|1日の避難から長期まで

非常食とひとことで言っても、避難用や長期用などのタイプがあります。大きく3つに分けられますので、それぞれの特徴を知って、ご自分にあうタイプの非常食を選ぶのもよいでしょう。

避難用行動食(最大1日分)

避難用行動食

まずは「避難用行動食」です。普段から持ち歩いたり、非常持ち出し袋にいれておいたりして、避難行動中の栄養補給をおこないます。

分量としては最大1日分程度を目安に準備します。

高荷 智也

高荷 智也

備え・防災アドバイザー

避難用行動食の選び方のポイントは、携帯しやすい(小さくて軽い)、食べやすい(そのまま食べられる・喉がかわかない)、エネルギーになる(糖質&高カロリー)ことで、これらを満たすものなら自分の好きな物で構いません。

被災生活用非常食(数日〜1週間程度)

被災生活用非常食

次に「被災生活用非常食」です。個人であれば自宅に、企業や自治体であれば倉庫などで備蓄をおこない、ライフラインが停止した自宅や避難所の食事として準備します。

分量としては数日~1週間分程度を目安にして、普段の食事に近く、火を使わずに食べられるものを中心に用意します。

高荷 智也

高荷 智也

備え・防災アドバイザー

災害直後の食事は前述で紹介した「避難用行動食」でまかない、身の回りの安全が確保できたり、また台風などで事前避難を行ったりする際の食事として「被災生活用」の非常食を食べます。

選び方のポイントは、普段の食事に近く、火を使わずに調理でき、美味しいことです。

アレルギー対応やハラル対応(イスラム対応)の非常食も増えているため、必要な場合は考慮することもできます。

長期用備蓄食(数週間〜数ヶ月分)

長期用備蓄食

最後に「長期用備蓄食」です。長期間にわたるインフラの停止や、短期的な食糧危機への備えを目的にした準備です。

数週間~数ヶ月分
を目安に準備しますが、必要になるケースは希であるため、まずは前述の「行動食」「非常食」を揃えてから用意しましょう。

高荷 智也

高荷 智也

備え・防災アドバイザー

「長期用備蓄食」は、例えば病原性(毒性)の高い新型インフルエンザパンデミックで数週間~数ヶ月にわたり食料調達が難しくなるケースや、大規模噴火や天体ハザードによる短期的な気候変動で数ヶ月程度の食料危機が生じるケースなどへの備えとなります。

発生の可能性だけでいえば低く、対策をおこなうかは個人の判断に委ねられますが、備えあれば憂いなしです。賞味期限の短い非常食では入替のコストが大きくなりすぎるため、できるだけ賞味期限が長いものを選びましょう。

もちろん長期用備蓄食を、被災生活用の非常食として準備することも有効です。

種類で選ぶ|主食や副食、お菓子など

ご飯と肉の缶詰の非常食の画像

昨今の非常食は主食系からたんぱく系、お菓子類までバリエーションが豊富です。

まずは力の源となる主食系非常食をしっかり準備しましょう。最悪のケースを考えると水が不要なものがいいですが、水が使えるようなら和風から洋風まで美味しい非常食を準備することができます。

また、非常食が必要な期間が長くなるほど栄養不足が問題になってきますので、肉・魚・野菜なども用意しておきましょう。缶詰やレトルトの方がおすすめです。

そして非常時といえども、小さなお子さまやお年寄りには甘いお菓子で少しでも元気を出してもらいたいものです。スイーツ系非常食もあるため、いくつか備えておくとよいでしょう。

参考までに、非常食を揃えるにあたって目安の量を表にまとめました。

※賞味期限はあくまで目安です。実際の賞味期限については、各商品に記載されている情報を必ずご確認ください。

種類1日分の目安保存期間
飲料水
(調理にも使える)
1~3L・非常用のものは5年~15年保存可能
・普通の飲料水は1~2年保存可能
レトルトごはん
アルファ米
1~3パック・普通のパックごはんは10ヶ月程度
・アルファ米は5年
パン類
(乾パン、缶パンなど)
1~3缶1年~5年
麺類
(うどん、そば、パスタ、
インスタント麺、カップ麺など)
100gまたは1個・普通のインスタント袋麺・カップ麺は半年程度
・非常食用の麺類は~3年のものもある
シリアル類約50g・袋入りシリアルは約半年
・バータイプシリアルは1年
たんぱく系缶詰
(肉・魚・豆など)
1缶3年
おかず系レトルト食品1~3パック2年
甘いもの
(チョコレート、ビスケット、
飴、はちみつ、ジャムなど)
25g(ティースプーン6杯)5年(※商品による)

ほかにも、餅、梅干し、のり、 乾燥わかめ、野菜・果物ジュース、 栄養補給型セリー飲料、 インスタントみそ汁・スープなども適宜用意しましょう。

人によっては、乳幼児のためのミルク・離乳食や介護食、アレルギー対策の施された食品が必要になるので、追加でリストアップして常備しておく必要があります。

後始末がしやすいかで選ぶ|ゴミ処理が簡単、食器が不要など

後始末がしやすいかで選ぶ|ゴミ処理が簡単、食器が不要など

非常時には、水が使えたとしても洗いものでの使用は極力控えたいところです。また、ゴミもなるべく出さないよう努めねばなりません。

こんなところを要チェック!
  • ゴミ処理は簡単か
  • 食器は必要か(不要のものが好ましい)
  • 道具がなくても準備できるか(缶詰なら缶切り不要のプルタブタイプを)

非常食おすすめ38選|防災アドバイザーと編集部が厳選

ここからはおすすめの非常食をご紹介します。

備え・防災アドバイザー高荷智也さんと、高荷さんの選び方をもとに編集部が選んだ非常食を「ごはん・おかず」、「麺類」、「パン」、「お菓子・飲料」の4つに分けてご紹介します。

ごはん・おかず系の非常食おすすめ11選

まずは、ごはんやおかずになる非常食を紹介していきます。

麺類の非常食おすすめ7選

続いて、麺類の非常食をご紹介します。

パンの非常食おすすめ8選

パンは主食にもなり、持ち運びもしやすいため、避難用行動食にも被災生活用非常食にもなります

お菓子・飲料の非常食おすすめ12選

お菓子やジュースなどの飲料は軽量なものや持ち運びしやすいものが多いため、避難行動用非常食にも最適です

非常食の保管方法・場所は?

非常食の保管方法・場所は?

非常持ち出し袋の次に準備しておくと良いのは、命を守った後に避難所へ移動する際に持ち出す「被災生活用バッグ」です。

数日間避難所で過ごすために移動をする、という状況が想定される場合は、大型のリュックやバッグに、非常食を数日分~1週間分入れておきます。

水を入れて戻すアルファ米や缶詰類、おやつ類、火を使わずにそのまま食べられる非常食などを入れて保管しましょう。

高荷 智也

高荷 智也

備え・防災アドバイザー

まず、津波・火災・土砂災害などの避難時に持ち出す「非常持ち出し袋」を用意しましょう。

これには、1食分~多くて1日分の避難用非常食を入れます。多すぎると重くて避難が遅れてしまいます。

そのまま食べられる携帯食やゼリー飲料などがおすすめです。1年ごとに入れ替えるのが基本です。

非常食を備えるポイント

近年、地震や台風などによりさまざまな災害が起きています。

以前の非常食は「保存期間が長く非常時にエネルギー補給ができる」ことが最優先であり、味や食感は二の次でしたが、最近は機能も向上させながら美味しさを売りにした非常食を多く入手できるようになりました。

そこで、非常食の必要量や覚えておきたいポイントをご紹介します。

非常食の必要量|3日分では足りない!

非常食の必要量|3日分では足りない!

以前は非常食は3日分用意するというのが家庭での備蓄量の目安でした。

しかし、広範囲で大きな被害が予想される南海トラフ巨大地震では1週間以上のサバイバルが必要になると言われています(『内閣府防災情報のページ』による)。

大きな災害では、3日分の非常食では足りない可能性があるため、多めに用意しておくと安心できます。

ちなみに、1人あたりの3日分の食量(非常時)は、水3L、レトルトご飯・アルファ米7パック、レトルト食品2パック、麺類1食分、パン類1食分、缶詰5缶、乾物適量が目安とされています(『緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド』農林水産省による)。

「日常備蓄」や「ローリングストック法」を習慣にする

「日常備蓄」や「ローリングストック法」を習慣にする

自宅が安全な場所にあったり、マンションだったりする場合は、避難所ではなく自宅で在宅避難をおこないます。

この場合は「日常備蓄」が有効です。日常備蓄とは、日頃食せるものや身に付けるものを「多めに備えておく」ことです。食品であれば短期賞味期限のレトルト食品、フリーズドライ食品が食べやすくストック向きです。

日常備蓄を応用して、1ヶ月に1、2回程度ストック分を食べ、食べた分はすぐに買い足すことを常習化させましょう。これを「ローリングストック法(備蓄循環、スマートストック)」といいます。

一定量を常に確保しながらも、定期的に消費することで、消費期限切れの心配を避けることができます。

「日常備蓄」×「ローリングストック法」を実践すれば、実際に被災した際は普段食しているものが口に入ることになり安心です。

高荷 智也

高荷 智也

備え・防災アドバイザー

日常備蓄やローリングストック用の食材を押し入れの奥などに入れると、普段使いにならなくなってしまいます。

そこで普段から立ち入ることの多いキッチンやその付近の食品庫で保管し、日頃から消費するよう心がけましょう。

無くなる前に補充する、という方法がおすすめです。

非常食を家庭にある食材で用意してみよう

非常食を家庭にある食材で用意してみよう

日頃から食パンや炊いた米、カット野菜などを余分に冷凍保存しておくだけでも万が一の時は役立ちます。

生肉は、-18℃の冷凍庫での保存期間は約1ヶ月です。さらに、冷凍期間を1週間~2週間延ばしたり、解凍後は調理不要で食べられるようにしたりするため、予め加熱調理しておくことがおすすめです。

また、一週間以上配給などが滞った場合に備えて、かさばらない非常食を多めにストックしておくことも検討してみましょう。

チョコレートや梅干し、酢昆布などは少量でもエネルギーとなってくれます。

まとめ

できれば非常食を食べるような事態に直面したくないというのが誰しもの願いです。

しかし、災害はいつ起きるか予測できないものです。

あなた自身と愛する人のためにも、この記事でご紹介した非常食を参考に準備しておきましょう。

記事をシェアする
facebookxline