何気なく選んだ「まな板」を使っていませんか?まな板には、木製、ゴム製、プラスチック製とさまざまな材質があり、特徴もお手入れの仕方も異なります。ご自身の生活スタイルによってまな板の材質を変えると、より快適になります。
とはいえ、「自分にぴったりなまな板をどう選べばよいのか?」と悩む方も多いでしょう。そこで今回は、料理研究家の阪下千恵さんがまな板の材質によって異なる特徴を解説していただきました。
編集部おすすめのまな板もご紹介するので、選び方の参考にしてみてください。

まな板の選び方
まな板を選ぶ際は、材質の特徴や適したサイズ、形状を見極めることが重要です。
ご自身のライフスタイルや料理をする頻度をイメージしながら、選び方のポイントをチェックしてみてください。
材質
まな板の材質は主に3種です。木製、プラスチック製、ゴム製とそれぞれの特徴を理解して、適切なものを選びましょう。
木製まな板

木製まな板は刃のあたりが良く、食材もカットしやすいことが特徴です。木の種類(ひのき、ひばな等)によって刃のあたり具合は若干異なりますが、基本的に包丁の刃が傷みにくいことも大きなメリットです。
デメリットとしては、プラスチック製よりも重くて高額になりがちな点です。また、漂白剤を使用できないものが多く、食器洗浄機もひび割れの原因となるため使用不可なことが多いです。
洗った後はしっかり乾燥させる必要もあるため、メンテナンスを怠らないことが大切です。
プラスチック製まな板
プラスチック製のまな板は、色やデザイン、サイズが豊富なうえに値段もリーズナブルなものが多く揃います。
食器洗浄機にも対応できるまな板も多く、漂白剤が使用できるタイプが多いので、お手入れの手軽さが大きな特徴です。折り曲げられるタイプなら持ち運びにも便利で、手入れが容易なのでちょっとしたものを手早くカットする時にも役立ちます。
しかし、木製のまな板に比べて刃のあたり具合が固く、食材も滑りやすいことが欠点です。頻繁に料理をしない人にはおすすめですが、毎日使用する人やメインのまな板として採用するのは避けたほうが良いでしょう。用途に合わせて使い分けることをおすすめします。
ゴム製まな板
ゴム製まな板の大きな特徴は、木製とプラスチック製の両方の特徴を兼ね備えていることです。優れた耐久性とメンテナンスの手軽さが強みで、プラスチック製よりも刃のあたり具合が良いと感じる方も多いようです。
ただし、人によっては木製よりも固く感じることもあります。また、ゴム製のまな板はサイズが大きく業務用として販売されているものがほとんどです。家庭用は種類が少ない上に、木製と並んで価格が高めなため注意しましょう。
サイズ

まな板のサイズはバリエーションが豊富ですが、最も大切なことは自宅のキッチンスペースに収まるかを確認することです。
一方で、あまりにもまな板がコンパクト過ぎると、食材のカットが困難になります。目安としては、30~40cm程の大きさがあれば鶏もも肉や葉野菜、長ネギのような縦に長い食材にも対応しやすいです。
形

長方形のまな板が一般的ですが、長方形はある程度の調理スペースが必要になります。キッチンが狭い場合は、小さめで正方形を選ぶことも選択肢に加えましょう。
また、キッチンの収納スペースや料理をする頻度も考える必要があります。安定した調理を望むのであれば、ある程度の厚みのあるまな板がおすすめです。
ただし、厚すぎると重量が増すことや収納スペースを取られるデメリットもあるため注意しましょう。
まな板おすすめ16選
まな板選びのポイントをチェックしたら、ご自身に合ったまな板を選んでみましょう。
ここからは、編集部が木製、ゴム製、プラスチック製の材質別におすすめのまな板をご紹介します。
木製のまな板おすすめ6選
木製のまな板は刃のあたり具合が良いため、包丁の持ちが良く、食材のカットもしやすいです。
料理を頻繁にする方におすすめです。
プラスチック製のまな板おすすめ5選
プラスチック製のまな板は、取り扱いの手軽さが嬉しいポイントです。
軽量かつお手入れが簡単なので、料理初心者でも使いやすいです。
ゴム&樹脂製のまな板おすすめ5選
ゴム製や樹脂性のまな板は、木製よりも衛生面を保つことが容易かつ、プラスチック製よりも刃のあたりが良いため、メインのまな板に適しています。
業務用として使用されるイメージが強いですが、家庭での使用にも適したまな板をご紹介します。
まとめ

まな板は材質やサイズによって扱いやすさや用途が異なります。選ぶ際は、ご自身の生活スタイルに合わせて選びましょう。
料理を頻繁にする方は木製かゴム製の大き目サイズ、あまり自炊せず使用する機会が少ない方はプラスチック製の小さめサイズがおすすめです。
用途によってメインとサブなど複数枚のまな板を使用する方法もあります。
ご紹介したおすすめ商品を参考に、お気に入りのまな板を見つけてみてください。