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2024.10.02

【楽天市場】マイクロSDカードおすすめ21選|スマホのプロが選び方や規格を解説

マイクロSDカードおすすめ21選|スマホのプロが選び方や規格を解説

マイクロSDカードは、手軽にスマートフォンやゲーム機、パソコンなどのストレージ容量を増やすことができます。

しかし、マイクロSDカード選びには容量以外にも注目すべきポイントがあります。

今回は、マイクロSDカードの選び方のポイントや規格について、ガジェットライターの井上晃さんにお聞きしました。さらに、井上さんおすすめの商品をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

  1. マイクロSDカードとは?スマホのプロが解説
  2. マイクロSDカードの選び方
  3. 用途にあわせて容量(規格)で選ぶ
  4. データの転送速度で選ぶ
  5. 利用シーンを考慮して防水性や耐久性で選ぶ
  6. コスパを重視して選ぶ
  7. サンディスクなどの人気メーカーから選ぶ
  8. マイクロSDカードおすすめ21選
  9. 【SDHC】マイクロSDカードおすすめ7選|4~32GB
  10. 【SDXC】マイクロSDカードおすすめ14選|64GB~2TB
  11. まとめ
この記事を監修した専門家
井上 晃
ライター・エディター井上 晃
スマートフォンを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。

マイクロSDカードとは?スマホのプロが解説

マイクロSDカードを指の上にのせている画像

マイクロSDカードとは、カメラやパソコン、スマートフォン、ゲーム機など、さまざまな電子機器で使用されている小型カードタイプの電子媒体です。

そもそも「SDカード」とは、東芝、パナソニック、米サンディスク社が共同開発した小型のメモリーカードの規格として生まれたものです。

マイクロSDカードは、SDカードより後に開発されたコンパクトな規格です。携帯電話やスマートフォンの普及とともに普及が進みました。

現在では、データを保存するストレージとして一般的に使用されていますが、実は容量や書き込み速度などの違いによりさまざまな規格が存在するため購入時の見極めが難しい製品ジャンルでもあります。

マイクロSDカードには以下のようなメリットとデメリットが存在します。

メリット
  • SDカードよりも安い傾向がある
  • SDカード用の挿入口にも、変換アダプタを介して接続できる
  • 携帯時にかさばらない
デメリット
  • 小さいのでケースなどを用いて管理を徹底しないと紛失しやすい
  • 速度や容量を活かすには機器側の対応状況もチェックしなくてはならない
  • データの長期保存には適さない
井上 晃

井上 晃

ライター・エディター

構造上破損や紛失のリスクもあり、データの長期保存には比較的適さないので、大切な情報はバックアップを忘れずに残しておく必要があることも理解しておきましょう。

マイクロSDカードの選び方

マイクロSDカードをパソコンに挿入するところの画像

ついつい容量ばかりに目がいきがちなマイクロSDカードですが、ほかにもいろいろと選び方のポイントがあります。

それぞれについて解説するので、ご自身の用途に合うものを選ぶのに役立ててください。

用途にあわせて容量(規格)で選ぶ

木の板に置かれた32GBのマイクロSDカードの画像

マイクロSDカードは容量が大きくなるほど価格が高くなるものです。

ちょっと写真を撮ったり、書類データの保管程度なら32GBでも十分です。スマートフォンのストレージ拡張なら64GBクラスがおすすめです。

一方、動画撮影やゲーム機のストレージなど、大容量を扱うなら128GB以上の容量をえらぶのがよいでしょう。
また、SDカードには容量ごとに規格が存在します。スマホやゲーム機側が対応していない規格のマイクロSDカードは使用することができないため、注意が必要です。

マイクロSDカードに記載されている容量と規格の表記の画像
容量の種類
  • SD
    最大2GBの容量の規格です。現代ではほぼ使うことがありません。SDカードが使用できるすべての機器に対応するため、非常に古い機器からデータを移動したいときに使用できます。 
  • SDHC
    4~32GBの容量の規格です。あまり容量が必要ない方や、古めの機器で使用するにはこの規格がよいでしょう。容量の大きさが重要ではない場合に、価格を安く抑えられます
  • SDXC
    64GB~2TBの規格です。最新の機器であれば対応しているため、この規格を選べば大容量のマイクロSDカードが手に入ります。スマートフォンやゲーム機のストレージなど、大容量データを保存したい場合に最適です。

新しい規格に対応していれば古い規格でも使えるため、たとえば、「SDXC」に対応していれば「SDHC」と「SD」規格も、「SDHC」に対応していれば「SD」規格も使用できます。

井上 晃

井上 晃

ライター・エディター

さらに大きい容量を扱えるものとして、2TB〜128TBのSDUCというさらに新しい規格もあります。

データの転送速度で選ぶ

デジカメからPCにデータを転送している画像

データの転送速度とは、マイクロSDカードの「書き込み速度」と「読み込み速度」のことです。高速なものほど快適に使えます。

たとえば、任天堂Switchなど、ゲーム機器のストレージとして使う場合は、読み込み速度でゲームのロード時間が変わるのでチェックしましょう。

井上 晃

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ライター・エディター

連写性能をウリにしたデジタルカメラで使う場合には、「書き込み」の転送速度をチェックしましょう。

もし、SDカードの書き込み速度が遅いと、高性能なカメラでも連写枚数が制限されてしまうことがあります。

パソコンへのデータ転送を頻繁におこなうならば、「読み取り」の転送速度が重要です。

転送速度を示す指標として、データ書き込みの最低転送速度である「スピードクラス」を確認しましょう。

それぞれの特徴を、井上さんに解説していただきました。

ビデオ録画に使うなら「スピードクラス」

スピードクラスは、「スピードクラス」、「UHSスピードクラス」、「ビデオスピードクラス」の3種類に分けられ、どのクラスも数字が大きいほうが高速です。

それぞれ、使用機器が対応していれば、該当のスピードクラスに沿った速さでデータ転送がおこなえます。以下を目安として選んでみましょう。

マイクロSDカードに記載されているスピードクラスの表示部分の画像
動画の解像度目安となるスピードクラス
フルHD動画の撮影・スピードクラス10
・UHSスピードクラス1
・ビデオスピードクラス10
4K動画・UHSスピードクラス2
・ビデオスピードクラス30
井上 晃

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ライター・エディター

もし、書き込み速度が足りない状態で動画撮影などをすると、データ消失や破損につながります。

スマホの拡張ストレージとして使うなら「アプリケーションパフォーマンスクラス」

マイクロSDカードに記載されているアプリケーションパフォーマンスクラスの表示部分の画像

「アプリケーションパフォーマンスクラス」は、スマートフォンやタブレットのアプリケーション向け規格です。アプリケーションの快適性を示すため策定されました。

アプリケーションの実行や保存の処理速度を表す目安となり、読み書きの性能が一定の基準を満たした場合に表記されます。

携帯用ゲーム機のストレージとしてマイクロSDカードを使う場合や、スマートフォンにアプリなどの情報を保存する場合には、このクラスもチェックしておくとよいでしょう。

具体的には、「A1」と「A2」の2つのクラスがあり、それぞれランダムアクセスとシーケンシャル(10MB/秒)の最低処理速度によって定義されます。

シーケンシャル最低処理速度はあまり気にする必要はありませんが、ランダムリード&ランダムライトの最低処理速度は見ておきましょう。

クラスシーケンシャル
最低処理速度
ランダムリード
最低処理速度
ランダムライト
最低処理速度
A110MB/秒1500 IOPS500 IOPS
A210MB/秒4000 IOPS2000 IOPS
井上 晃

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ライター・エディター

A2の方がより高い性能を備えていますが、家庭用ゲーム機ならA1対応で十分だと思います。

利用シーンを考慮して防水性や耐久性で選ぶ

水にぬれたスマートフォンの画像

利用するシーンによってもマイクロSDカードの選び方は変わります。使用する機器が想定する環境で耐えられるかどうかを、確認しておくことが重要です。

持ち運ぶことの多いスマホや水辺での使用も考えられるアクションカメラなどで、万が一機材にトラブルがあってもデータを守ってくれます。

井上 晃

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ライター・エディター

防水や耐水性能については、「IPX〜」で示されるJIS防水保護等級の仕様で確認できます。

たとえば、IPX7は1mの水中に30分沈んでいても内部に水が入らないことを表します。

スマートフォンをうっかり水に濡らしてしまった場合には、マイクロSDカードも濡れてしまう可能性があります。そのため、上記のような仕様を確認しておきましょう。

雪国の冬で撮影をするような場合には、気温が氷点下になることもあります。撮影機器だけでなく、マイクロSDカードの動作温度も忘れずにチェックしましょう。

ドライブレコーダーで使う場合には、撮影とデータの上書きが何度も繰り返されるため、記録媒体に負荷がかかります。過酷な利用環境を想定した「高耐久」な製品を選択しておいたほうが、トラブルを未然に防ぎやすいです。

井上 晃

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ライター・エディター

たとえば、大容量・低価格な製品では、MLCやTLCといった書き込み方式が採用されますが、書き込みできる上限回数が少なくなります。

一方で、高耐久な製品ではSLCという書き込み方式が採用され、書き込みできる上限回数が多いのが特徴です。

また、夏冬ともに車内の温度は過酷になるので、物理的にも高耐久な製品が安心です。

コスパを重視して選ぶ

電卓とコストの札の画像

マイクロSDカードを選ぶ際、価格を重視する方もいるでしょう。

コスパを重視するなら、低価格なマイクロSDカードを選ぶのがおすすめです。

井上 晃

井上 晃

ライター・エディター

転送速度の速さや耐久性などにこだわる場合には、どうしてもハイエンドの製品を選択せざるを得ません。

どうしても必要な場合を除き、マイクロSDカードは消耗品と割り切って、価格の安いものを選ぶとよいでしょう。

サンディスクなどの人気メーカーから選ぶ

選び方に困ったら、人気メーカーから選ぶのもおすすめです。大切なデータを扱うなら、信頼性のおけるメーカーのものを選びたいものです。

マイクロSDカードを展開する各人気メーカーについて、井上さんに解説していただきました。

人気メーカーから選ぶ

SanDisk(サンディスク)

トップシェアを誇るSDカード市場の老舗です。メーカーサイトでは、SDカードに関する規格の細かい説明を公開しているので、規格を細かく知りたいなら同社のサイトを確認してみましょう。

ラインナップとしてはエントリークラスからハイエンドまでの順で、「Standard」「Ultra」「Extreme」「Extreme PRO」という4ブランドを展開しています。

専門的な用途を想定していなければ、Ultraのラインナップを選択すれば問題ないでしょう。

KIOKXIA(キオクシア)

聴き慣れない方も多いかもしれませんが、東芝の半導体メモリ事業を2017年に分社化して設立したブランドです。旧東芝メモリといえばわかる方も多いでしょう。

2020年5月から国内販売を開始しました。SDカード関連では、「EXCERIA」「EXCERIA Plus」「EXCERIA HIGH ENDURANCE」「EXCERIA PRO」などをラインナップしています。

Transcend(トランセンド)

台北に本拠地を構える半導体メモリの大手です。標準モデルのほかに、ドライブレコーダーに適した「High Endurance」モデルや、A2対応の「High Performance」モデルをラインナップしています。

マイクロSDカードおすすめ21選

ここからは、井上さんと編集部おすすめのマイクロSDカードをご紹介します。

【SDHC】マイクロSDカードおすすめ7選|4~32GB

まずは、コストパフォーマンスが高いSDHC規格のマイクロSDカードをご紹介します。

【SDXC】マイクロSDカードおすすめ14選|64GB~2TB

続いて、大容量が魅力のSDXC規格のマイクロSDカードをご紹介します。

大きめの容量を求める方におすすめです。

まとめ

大量のマイクロSDカードの画像

マイクロSDカード選びには、容量以外にもさまざまな選び方のポイントがあることをご理解いただけたのではないでしょうか。

用途や利用シーンにあわせて、ぴったりのマイクロSDカードを探してみてください。