お子さまから大人まで幅広く人気を集めているトランポリンは、少し前まではアクティビティ施設やトレーニング教室で楽しむものというイメージがありましたが、コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたこともあり需要が急増しました。
自宅で楽しめるコンパクトな商品も続々と登場しています。
この記事では運動やストレス発散、ダイエットにも使えるトランポリンの魅力や購入時の選び方、おすすめ商品などをご紹介します。
子どもも大人も楽しめる!トランポリンがもたらす5つの効果とは?
トランポリンの人気が急上昇したのは、子どもの運動や遊び道具だけではなく、大人の健康や美容にもよいと注目されたことが理由です。
実際にトランポリンがもたらすといわれる5つの効果について、ひとつずつ確認していきましょう。
- 有酸素運動効果
消費カロリーは5分間で約50kcalと、短時間で効率よく脂肪燃焼ができます。 - 無酸素運動効果
跳んだり浮遊したりしながら全身の筋肉を使うので、筋トレ効果があり体幹も鍛えられます。 - リンパの流れを促進
リンパの流れがスムーズになることで、デトックス・基礎代謝アップなどさまざまな効果があります。 - ストレス発散
ただ跳ぶだけの単純な運動を無心で繰り返すことで、嫌なことを考えるのも忘れてストレス解消ができます。 - 子どもの運動能力養成
跳ぶことによる「空中感覚」を早期から養うことで、さまざまなスポーツに適応する運動神経が自然と身につきます。
未経験でもすぐ楽しめるようになるのも、トランポリンの良さです。
年齢や性別関係なく気軽にトライすることができますので、気分転換用に職場に設置するのもよいかもしれませんね。
トランポリンは痩せる?気になるダイエットの効果について
最近ではトランポリンダイエットという言葉も耳にしますよね。シェイプアップを目的にトランポリンを始めたいという方も多いのではないでしょうか。
ジョギングで100kcalを消費するためには約15分かかりますが、トランポリンの場合は約10分で消費ができます。そう考えると、トランポリンは効率的に脂肪を燃焼させる方法であると考えられます。
トランポリンは運動が苦手な方も挑戦しやすいという大きなメリットがあります。
ダイエットのための運動がストレスとなっては長く続きません。その反面、家庭用のトランポリンを使えばあまり負担なく楽しく続けられますよね。
長く続けられるということは、ダイエットが成功に近づく可能性も高まるでしょう。
家庭用トランポリンの選び方
トランポリンの素材にはいくつかのタイプがあり、機能や個性もアイテムによって異なります。また、子ども用か大人用かによっても選ぶ商品はしぼられます。
チェックポイントごとの選び方を解説しますので、ご家庭にあったトランポリンを探す参考にしてみてください。
バネの種類で選ぶ|耐久性や安全性に注目しよう
トランポリンは、フレーム(枠)にベッド(ジャンプ面)を固定する構造となっています。ベッドの固定にはスプリングまたはゴムケーブルが用いられており、それぞれ使用感が異なります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、用途や使用場所などに応じて選びましょう。
耐久性が高いスプリングタイプ
- よく跳ねる
- 丈夫で壊れにくく、メンテナンス次第で長く使用できる
- きしみ音が騒音になる可能性がある
- 踏み外した場合、スプリング部分で怪我をする恐れがある
「スプリングタイプ」は、ベッドの固定に金属製のスプリングが用いられているタイプです。
よく跳ねるうえに丈夫だというメリットがあります。劣化によりスプリングが破損した場合でもパーツ交換ができるので、メンテナンス次第で長く使うことが可能です。
ただ、跳ぶ度にきしみ音があり、それが周囲への騒音になってしまう可能性があります。
また、お子さまが踏み外した際に、スプリング部分に足をぶつけたり指をはさんだりする恐れもあるので注意が必要です。子ども用のトランポリンには、付属または別売のスプリングを覆う安全カバーを必ず付けましょう。
安全性に優れたゴムタイプ
- 音が静かなので、マンションでも安心
- スプリングタイプに比べて安全性が高い
- 安価な商品が多い
- スプリングタイプに比べると耐久性が劣る
- ゴムケーブルが緩んだり切れた場合、交換することができない
ベッドの固定にゴムケーブルが用いられた「ゴムタイプ」のトランポリンも最近増えています。
このタイプはスプリングタイプに比べて音が静かな点が最大の魅力で、マンションなどでの使用にもおすすめです。
スプリングタイプに比べて怪我のリスクが少ないことも安心要素だといえますが、耐久性はスプリングタイプより劣ります。
また、ゴムケーブルが緩んだり切れたりしても交換ができない商品も多いです。安価な商品も増え気軽に楽しめる反面、買い換え時期が早く訪れることもあるということは頭に入れておきましょう。
サイズで選ぶ|コンパクトな折りたたみ式なら収納しやすい
一般的な家庭用トランポリンは円形のものが大半です。
直径100cm前後・高さ20cm以上のサイズが主流ですが、直径130m・高さ35cm以上あるものや、屋外設置にもおすすめの大型タイプもあります。
迷ったときは使い勝手のよい平均サイズを選びましょう。小さすぎると、もの足りなさや不安定さを感じる可能性があります。
もちろんサイズを選ぶ際は、設置スペースを確保できるかどうかの確認も忘れないようにしましょう。
部屋が狭い方や持ち運ぶ機会のある方には、脚を取り外してフレームをコンパクトにたためる折りたたみタイプもおすすめです。
耐荷重で選ぶ|大人が使用するなら100kg以上がおすすめ
トランポリンを選ぶときに耐荷重を確認するのも、安全のためには重要なポイントです。
耐荷重は70kg〜150kgと商品によってさまざまです。耐荷重70~80kgは子ども向けと考え、大人用には100kg以上のものを選びましょう。
大柄な方やしっかりエクササイズしたい方には120kg以上ある商品が安心です。
また脚の本数も商品によって4本・6本・8本と種類があり、当然本数が多いほど安定感も高くなりますので耐荷重と併せてチェックしましょう。
静音性で選ぶ|ゴムタイプならマンションでも安心
家庭用トランポリンの気になる点として、音や振動の問題が挙げられます。特にマンションなどの集合住宅に住む方にとっては重要な課題です。
これらの問題については、商品の選び方やアクセサリの追加で対策することが可能です。
音が気になる方は、振動音の少ないゴムタイプを選びましょう。最近では、室内使用に最適な静音設計のトランポリンが増えています。また滑り止めを兼ねた防音マットや、防音効果の高いジョイントマットを敷くのも有効です。
ただ、お子さまが床で直接ジャンプすることに比べれば、トランポリンで遊ぶほうが騒音はずっと少なく、予想以上に音は気にならないという声もあります。
付属機能で選ぶ|子どもにおすすめなのは手すり付きタイプ
最近のトランポリンはとても進化しており、便利な機能がついた商品も多数登場しています。
特に手すり付きのトランポリンは、子どもや高齢者の安全強化はもちろん、アクティブな大人にもおすすめです。体をひねったり高く跳んだりするなど、複雑なエクササイズにも挑戦できます。
また幼い子どもでも安心して遊べる、外への落下や転倒を防止する安全ネット付きのトランポリンもあります。ファミリーでトランポリンを楽しみたい方は、手すり付きのタイプも選択肢のひとつとするとよいでしょう。
家庭用トランポリンおすすめ16選
編集部が厳選したおすすめのトランポリンを、スプリングタイプ・ゴムタイプに分けてご紹介します。
ここまでご紹介した選び方のポイントもふまえながら、お気に入りのトランポリンを見つけましょう。
スプリングタイプの家庭用トランポリンおすすめ5選
ジャンプ力があり、運動やエクササイズがしっかりできるスプリングタイプをご紹介します。きしみ音の程度も気になりますが、静音設計のモデルも登場しています。
ゴムタイプの家庭用トランポリンおすすめ11選
軽量・安全・静かで、マンションなどの室内用としても人気のあるゴムタイプのトランポリンには、さまざまなモデルがあります。
子どもと大人が共有できる幅広い活用性と耐荷重を搭載しているので、家庭用トランポリンの主流になりつつあります。
まとめ
子どもから大人、年配者まで気軽にできて室内でも楽しめるトランポリンは、大活躍するアイテムです。
YouTubeやSNSなどでエクササイズ動画もチェックできるので、運動や健康・美容維持、ストレス解消にトランポリンをどんどん活用しましょう。