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2025.12.05

【楽天市場】エアコンの選び方|畳数や省エネ性能のほか押さえておきたいポイントを解説

エアコン 選び方

エアコンの新規設置や買い替えを考えているものの、種類が多すぎてどう選べば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

エアコンは一度購入すると数年は買い替えることがないため、慎重に選びたい家電の1つです。効率良く部屋を冷やしたり暖かくしたりできるものを選べば、節電につながる可能性があります。

本記事では、エアコンを購入する際にチェックしたいポイントを解説します。こだわりたい条件を選んでいくと、おすすめのエアコンを探し出せるので、ぜひご自身にぴったりの商品を見つけてみてください。

この記事を監修した専門家
たろっさ
IT家電ライターたろっさ
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの家電ライター。学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテストなどで表彰された経験も。家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通。家電で分からないことはなく、現在は家電ライターの業務を通して「すべての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力。プライベートではかなりコアなゲーマーで、過去に格闘ゲームの大会で全国大会に出場した経験も。現在は2D格闘ゲーム、FPSを中心に活動している。
  1. エアコン選びは設置場所を基準に考えよう
  2. あなたにぴったりのエアコンを選ぼう
  3. STEP 1. 設置する部屋の広さを選ぶ
  4. STEP 2. 付加機能を選ぶ
  5. STEP 3. 換気機能を選ぶ
  6. STEP 4. 省エネ対応を選ぶ
  7. STEP 5. 遠隔操作できるものを選ぶ
  8. STEP 6. メーカーを選ぶ
  9. STEP 7. 予算を選ぶ
  10. まとめ

エアコン選びは設置場所を基準に考えよう

エアコン 選び方

満足できるエアコンを選ぶコツは、どの部屋に設置するかを基準に考えることです。まずは、設置したい部屋の畳数を把握しましょう。

エアコンには「13畳~14畳向け」のように、性能が推奨畳数によって分かりやすく表記されています。この畳数を参考にして選ぶことが大切です。

しかし、実は部屋の畳数ぴったりに選べば安心というわけではありません。木造や鉄筋造、部屋の構造や日当たりによって最適なエアコンの畳数は増減します。

一般的には、部屋の畳数よりも少し余裕のある性能のエアコンを選ぶことによって、冷暖房が効くまでの時間が短縮でき節電につながることがあります。

10畳であれば13畳〜14畳向けのもの、15畳であれば18畳〜20畳向けのものなど、おおよそ1.2倍〜1.3倍程度が目安と言われることが多いです。

リビングダイニングキッチンや天井の高い部屋のような、空気の循環が起こりにくい部屋は特に高めの性能のエアコンががおすすめです。

また基本性能のほかに、様々な機能があります。部屋の用途ごとに以下のような機能が人気なため、導入する部屋の大きさや用途と併せて必要なスペックのイメージを持つことをおすすめします。

部屋人気の機能
リビング省エネ、快適な空気を送る空気清浄機能
寝室就寝時に便利なタイマー機能、空気清浄機能
子ども部屋消し忘れが防止できる遠隔操作機能

あなたにぴったりのエアコンを選ぼう

エアコンを選ぶ際、設置したい部屋に合わせてこだわりたい機能は異なります。電気代を節約できる省エネ対応や、便利な遠隔操作機能に注目するのもおすすめです。

メーカーによってもデザインや得意とする機能などの特徴が異なるので、ぜひご自身に合うものを見つけてみてください。

STEP 1. 設置する部屋の広さを選ぶ

  • 部屋の環境に合った畳数選びを
  • 吹き抜けがあるなら2サイズ大きい畳数を

はじめに、エアコンが対応している畳数を確認しましょう。なお、カタログや取扱説明書に表記されている畳数はあくまで目安で、環境によって効きやすさは変わります。

日当たりが良い部屋や、天井が高い吹き抜けがある部屋に設置する場合はエアコンの出力が更に必要になるため、おおよそ2倍大きいタイプを選ぶのがおすすめです。

たろっさ

たろっさ

IT家電ライター

エアコンを選ぶ際に重要なのが畳数の選択です。

この選択を誤ってしまうとどんなに性能が上位のモデルであっても思った通りの性能が発揮できず、結局不満を持ったまま使用することになるかもしれません。

必ず部屋の広さは正確に把握しておきましょう。

STEP 2. 付加機能を選ぶ

  • フォルター自動洗浄機能は掃除が楽
  • 内部乾燥や脱臭機能はニオイを防ぐ

エアコンには一般的に冷暖房と除湿機能が備わっていますが、それらだけではなく、付加機能が付いているものも多くあります。

以下に、あると便利な機能をまとめました。付加機能は価格へ大きく影響してくるため、予算を考慮したうえで検討してください。

機能説明
空気清浄機能・部屋の汚れをキャッチし、快適な空気を排出するための機能
フィルター自動洗浄機能・自動で内部フィルターの汚れを落とし排出する機能
・ミドルクラス以上のものに搭載されている
・業者に分解掃除を依頼すると割高になるケースがある
加湿機能 ・暖房を使いながら湿度調整できる機能
センサー機能・人の気配を感知して自動で運転を停止したり、位置に応じて気流を制御したりする機能
内部乾燥機能 ・室内機の内部結露によるカビやニオイの発生を防ぐ乾燥機能
除菌機能エアコン機内部のカビを除菌する機能
脱臭機能 ・様々な気になるニオイを脱臭する機能
衣類乾燥機能 ・部屋干しの布団や衣類を乾かす機能
・乾燥目的のため温度や風量の調節はできない
マイナスイオン機能・空気中のチリやホコリをキャッチし、化学物質やウイルスを除去する機能
たろっさ

たろっさ

IT家電ライター

他にも結露を発生させてエアコン内部を洗浄する凍結洗浄や、AIを使用して天気予報をダウンロードし、湿度や温度を先回りして快適にする予測機能などもあります。

また、北海道や東北、北陸の寒冷地向けに室外機にヒーターを備えた寒冷地エアコンなどもあるため、冬にメインの暖房として使用したいという方は併せてチェックしてみましょう。

STEP 3. 換気機能を選ぶ

  • エアコンには換気機能がついていない
  • 床置きは買い足しにおすすめ

換気機能は、室外と室内の空気を循環させる機能のことです。
エアコンは一見、部屋の空気を循環させて換気しているように感じるかもしれませんが、室内の空気だけを吸い込んで温度調整をしているため、換気ができているわけではありません。

コロナ禍の影響を受けてから、換気機能を搭載したエアコンを販売しているメーカーもあります。より快適に過ごすために、換気機能もチェックしてみてください。

STEP 4. 省エネ対応を選ぶ

  • 省エネ対応なら年間約20,000円の電気代を節約
  • 消費電力量とAPFに注目する

年間の電気代が気になる方は、省エネ性能が備わっているエアコンを選ぶのがおすすめです。

契約している電力会社が経済産業庁の「節電プログラム」を行っている場合、参加表明をして一定の節電条件を達成すると、月額20,000円近い補助金が発生する場合もあります。

10年使えば200,000円ほどの差が出ることになるので、省エネ性が高いかどうかは重要な要素です。

省エネ性が高い製品は本体価格が高いものの、長期的に見るとお得になることも多々あります。

省エネ性能を測るには、消費電力量とAPFに注目してください。指標の意味は以下の通りです。

消費電力量 ・1年間にエアコンが消費する電力量の目安
・数値が小さいほど消費電力が少なく省エネ性能が高い
APF ・通年エネルギー消費効率のこと
・使用電力を1とした時に冷暖房能力を何倍発揮できるかを表した数値
・数値が大きいほど省エネ性能が高い
たろっさ

たろっさ

IT家電ライター

本体価格が安いと初期投資は少なくなりますが、電気代だけでなくお手入れにも手間がかかったり、冷房の効きが上位モデルに比べて悪かったりと様々な面で劣ってしまいます。

使用頻度が多い部屋のエアコンは、ミドルクラス以上のモデルを選ぶように意識すると良いでしょう。

STEP 5. 遠隔操作できるものを選ぶ

  • 専用アプリで外出先から操作できる
  • 帰宅後すぐに快適な環境で過ごせて便利
  • ペットや子どもだけの留守番でも安心
エアコン 選び方

エアコンの中には、専用のアプリを使用して、スマホから電源操作ができるモデルもあります。電源を消し忘れたか不安な際でも外出先から操作でき、暑い日は帰った瞬間から涼しく快適に過ごせて便利です。

外出中に室内の温度や湿度を確認できるため、ペットや子どもを留守番させている場合も役立ちます。

STEP 6. メーカーを選ぶ

  • メーカーごとにシリーズを展開 
  • 機能と予算のバランスを考えて選ぶ

各メーカーに代表的なモデルや機能があるため、気になる特徴で絞り込むのも手です。

代表的なエアコンメーカーと特徴は以下のとおりです。

メーカー特徴
ダイキン工業(DAIKIN)・加湿、除湿、換気に優れた「うるさらX」を展開
・カラー展開が豊富で、薄くてデザイン性に優れた「risora(リソラ)」も人気
パナソニック(Panasonic)・「エオリア」シリーズが有名
・ナノイーを使って脱臭や有害物質を抑制できる
・お掃除ロボットが有名でフィルター掃除に定評がある
三菱電機(MITSUBISHI) ・「霧ヶ峰」シリーズを展開
・センサー機能が優秀で人の体感温度や床の温度を感知しながら気流を調整する
日立(HITACHI)・「白くまくん」シリーズを展開
・エアコン内部を凍らせて汚れを洗い出す凍結洗浄がある
シャープ(SHARP) ・プラズマクラスター搭載で、ニオイや菌の対策ができる
東芝(TOSHIBA) ・無風感冷房機能で冷えすぎを防止する製品がある
・人を避けて送風する風よけも対応
三菱重工サーマルシステムズ(MITSUBISHI)・部屋の全体または一部を選んで空調調節ができる機能を備えた製品がある
富士通(富士通ゼネラル)・ハイブリッド気流(温度と速さが違う2種類の気流)で、季節に合わせて快適な環境を作る
・室内機が小さく取り付けやすい
コロナ(CORONA) ・結露水の影響で熱交換器に付着した油汚れやホコリを洗浄する、アクアドロップ洗浄機能を備えた製品がある
たろっさ

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IT家電ライター

各メーカーさまざまな特徴がありますが、エントリーモデルにはそこまで大きな違いはありません。予算に合わせた製品選びをしましょう。

STEP 7. 予算を選ぶ

  • 工事費用が別途かかる可能性も
  • 設置環境次第では工事費に100,000円以上

予算に合わせて機種を選ぶ場合、エアコン費用のほかに、工事費用がかかる可能性もある点に注意が必要です。

室内に専用コンセントがない場合は引き入れ工事が発生して、追加で20,000円以上かかる可能性があります。配線を床下や床上に隠し、1Fの配電盤から2Fの部屋に引き入れると100,000円以上かかるケースも珍しくありません。

工事費も加味したうえで本体の価格を決めていくと、予算オーバーを防げます。

たろっさ

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IT家電ライター

エアコンを設置する際、2000年代初頭までは電源を延長コードなどで賄っている場合も多く見られました。

しかし、電源の取り回しが原因でエアコンの発煙や発火、火災に至るケースが多く見られたため、現在は各メーカー説明書に専用コンセントを使用しての取り付けという点が明文化されています。

エアコン専用コンセントがない部屋には必ずコンセントの増設工事が必要になるので、その点は注意しましょう。工事費用が不安であれば、家電量販店などで設置の見積もりを依頼すると良いでしょう。

まとめ

エアコン選びは、快適な室内環境を整え、電気代の節約にもつながる重要なポイントです。

本記事では、家電ライターたろっささんの解説とともに、設置する部屋の広さから付加機能、乾燥機能、省エネ対応、遠隔操作機能、メーカー、そして予算まで、7つのステップに沿ってご自身にぴったりのエアコンを見つける具体的な方法をご紹介しました。

これらの情報を参考に、ぜひ楽天市場であなたに最適なエアコンを見つけて、一年中快適な暮らしを実現してください。

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