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2024.10.31

【楽天市場】離乳食はいつから?進め方やおすすめの調理道具、注意点をわかりやすくご紹介

離乳食はいつから?進め方やおすすめの調理道具、注意点をわかりやすくご紹介

離乳食は赤ちゃんの成長にとって重要なステップですが、はじめて育児をする方は戸惑うことも多いのではないでしょうか。「どのタイミングではじめればいいの?」「何が必要かわからない」など、疑問や不安を抱えることもあるでしょう。

この記事では、専門家にアドバイスを伺いながら、赤ちゃんの成長に合わせた離乳食の進め方やおすすめの道具、注意点を解説します。はじめて離乳食を作る方にもわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を監修した専門家
江口恵子
料理家・フードスタイリスト江口恵子
雑誌、広告、WEBサイトなどで、ナチュラルなスタイリングと実生活に根付いた提案が人気。講演会、料理教室、ケータリング、カフェ、とあらゆるシチュエーションで野菜たっぷりの美味しくて体に優しい料理を伝えるべく活動中。著書「作って伝える 郷土ほっこりおやつ」「子どもといっしょに季節の食しごと&保存食」「普段つかいの器は5つでじゅうぶん」
  1. 離乳食とは?
  2. 離乳食をはじめるタイミング
  3. 離乳食の進め方
  4. 離乳食におすすめの食材
  5. 離乳食作りにおすすめの調理道具
  6. 離乳食をあげる時に必要な食器やアイテム
  7. 離乳食作りの時短テクニック
  8. 離乳食を作る時の注意点
  9. 離乳食を食べたがらない時の対処法
  10. まとめ

離乳食とは?

 離乳食とは?

赤ちゃんが成長してくると、母乳やミルク以外からも栄養を取る必要が出てきます。赤ちゃんが、固形の食べものを食べはじめる時期の食事を「離乳食」と言います。

離乳食の目的は栄養を取ることだけではなく、食べものを噛んだり飲み込んだりする練習をするためでもあります。また、食べる楽しさを知ることも大切なポイントです。

離乳食は、最初はペースト状のものを与えて、少しずつ固形の種類を増やしていきます。赤ちゃんが離乳食を食べ慣れるにつれて消化吸収機能が少しずつ発達し、様々な食材を食べられるようになります。

江口恵子

江口恵子

料理家・フードスタイリスト

離乳食は、赤ちゃんの成長に伴い母乳やミルクだけでは補いきれない必要な栄養素やエネルギーを補います。

また、食への興味を持ち、食べることの楽しさや喜びを覚えることや、今後の規則正しい生活を送るためにもとても大切な役割を持っています。段階を経て少しずつ「食べること」に慣れながら体と心の成長を促します。

離乳食をはじめるタイミング

離乳食をはじめるタイミング

離乳食をはじめるタイミングは生後5〜6ヶ月が目安ですが、赤ちゃんによって個人差があります。
以下のようなサインがみられたら、離乳食をはじめるタイミングだと考えましょう。

・首が座っている
・食べものに興味を示す
・支えるとお座りができる
・スプーンを口に入れても吐き出さない

ただし、赤ちゃんが上手く食べられない場合や嫌がる場合は、無理して食べさせずに一度止めることも大切です。赤ちゃんのペースに合わせてゆっくり進めていきましょう。

何か不安があれば、医師に相談すると安心して進められます。

江口恵子

江口恵子

料理家・フードスタイリスト

5~6ヶ月を目処に、赤ちゃんが食べることへ興味を持ったころからはじめるとスムーズにいきます。

月齢が低い頃は特に個人差が大きいので、「何ヶ月だから離乳食をスタートして、何ヶ月目だから次のステップに」と、タイミングやマニュアルに振り回されないよう、お子さまの様子をしっかり見ながら、本人と保護者のペースでゆっくり進めていくのも途中で息切れしないポイントです。

離乳食の進め方

ここからは、離乳食の月齢ごとの進め方をご紹介します。一般的な例でご紹介しますが、赤ちゃんの成長に合わせて進めましょう。

離乳食初期・ゴックン期(5〜6ヶ月頃)

離乳食初期・ゴックン期(5〜6ヶ月頃)

生後5〜6ヶ月頃を目安に、先ほどご紹介したタイミングがきたら離乳食をはじめます。この時期の赤ちゃんはまだ噛めないため、すりつぶした食べものを飲み込むことを目標にします。

離乳食は1日1回の食事からはじめて、赤ちゃんを食べものに慣れさせることが大切です。

最初は、10倍粥を小さじ1杯食べさせることからはじめます。赤ちゃんの様子をみながら、2〜3日ごとに1杯ずつ増やしていきましょう。10倍粥は、お米1に対して水を10倍の量で炊いて作ります。

赤ちゃんが10倍粥に慣れてきたら、豆腐・にんじん・かぼちゃ・ほうれん草・白身魚などをペースト状にして与えます。

離乳食中期・モグモグ期(7〜8ヶ月頃)

離乳食中期・モグモグ期(7〜8ヶ月頃)

離乳食中期のモグモグ期は、生後7〜8ヶ月頃を目安としてはじめます。この時期は、赤ちゃんが自分の舌で食材を押しつぶして食べることを目標にします。

この時期から1日の食事を2回に増やし、主食・主菜・副菜をバランス良く与えます。

主食は10倍粥より少し硬めの7倍粥のほか、柔らかく茹でたうどんやパンもおすすめです。お粥以外に、ブロッコリー・にんじん・きのこ類・鶏のささみなども食べさせてみましょう。

食材は、絹ごし豆腐のように軽い力で押しつぶせる硬さにします。食材はできるだけ細かく刻み、赤ちゃんがそのまま飲み込んでも喉に詰まらないようにしましょう。

離乳食後期・カミカミ期(9〜11ヶ月頃)

離乳食後期・カミカミ期(9〜11ヶ月頃)

離乳食後期のカミカミ期は、生後9〜11ヶ月頃を目安としてはじめます。この時期は、赤ちゃんが食べものを噛んで食べることを目標にします。1日3回の食事をできるだけ決まった時間に与えて、食事のリズムを作りましょう。

主食には、これまでよりも硬めの5倍粥のほか、うどん、パン、パスタを柔らかくしたものもおすすめです。牛肉や豚肉など、これまでに試したことがない食材にもチャレンジしてみましょう。

赤ちゃんが食べることに慣れてきたら、調味料で薄く味つけをして風味をつけると、味わいの変化が楽しめます。

食材はバナナ程度の硬さを目安として、赤ちゃんが自分で噛んで食べられる硬さのものを用意します。

離乳食完了期・パクパク期(12〜18ヶ月頃)

離乳食完了期・パクパク期(12〜18ヶ月頃)

生後12〜18ヶ月頃を目安に、離乳食完了期のパクパク期に移ります。この時期は、赤ちゃんが栄養をほぼ食事から取れるようにして卒乳を目指します。

食事は1日3回を基本に、赤ちゃんも大人と同じタイミングで食べる習慣をつけます。

赤ちゃんが自分でスプーンやフォークを使って食べる練習をはじめましょう。最初は手づかみで食べることが多いかもしれませんが、少しずつ慣れていけば問題ありません。

主食は柔らかいご飯やパンをメインにし、野菜や肉類、魚類など様々な食材を食べさせましょう。食べ物の硬さは赤ちゃんが歯ぐきで噛めるくらいに調整し、大きさは1cm角を目安にカットします。

江口恵子

江口恵子

料理家・フードスタイリスト

月齢はあくまでも目安程度に捉えて、ゆっくりと、お子さまのペースで進めましょう。
栄養があるからと、興味がない食材を無理やり出すよりも、美味しそうに嬉しそうに食べるものから優先して食べさせてみて下さい。

また、食べなかったり残したりしても良いので、苦手な食材も時々出すと自然と食べられる食材が増えていきます。

昨日は食べたのに今日は食べない、その逆のこともあります。一喜一憂せずに、ゆっくりと気長に楽しみながら進めていくくらいの気持ちで離乳食を進めましょう。

離乳食におすすめの食材

離乳食におすすめの食材

離乳食の中期以降は、赤ちゃんの成長をサポートするために主食・主菜・副菜をバランス良く食べさせることが大切です。

主食は体を動かすエネルギー源となるもので、炭水化物を多く含むものを与えます。主食にはご飯、パン、うどん、スパゲッティ、さつまいもなどがあり、赤ちゃんの成長段階に合わせて柔らかさを調整します。

主菜は、筋肉や血液を作るために必要なたんぱく質を取ることを意識して選びます。食材は、肉類、魚類、卵、牛乳、ヨーグルト、チーズ、豆腐、納豆などがあります。赤ちゃんが食べやすいように、細かく刻んで柔らかくしたものを与えましょう。

副菜は、ビタミンやミネラルなど、様々な栄養素を補うために必要です。にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、キャベツ、りんご、バナナなど、お野菜を中心に果物などの食材を与えることをおすすめします。

また、生後6ヶ月からは、赤ちゃんの成長のために以下の栄養素を取り入れましょう。

栄養素名主な食材
ビタミンAにんじん、かぼちゃ、ほうれん草、しらす
ビタミンDしらす、鮭
肉類、魚類
亜鉛肉類、魚類
江口恵子

江口恵子

料理家・フードスタイリスト

エネルギー源となる炭水化物(米、パン、麺、芋類)、ビタミンミネラルのために野菜や果物、体を作るたんぱく質をバランスよく取り入れるようにしましょう。難しく考えなくても、ぱっと見た感じで様々な色が入っていると栄養バランスも自然と良くなります。

個人差はありますが、比較的赤ちゃんが好きで扱いやすい食材は、かばちゃやさつまいも、にんじんといった甘みある野菜類です。味だけではなく、食感も大きく左右するので、離乳食が進むにつれて、柔らかさ、つぶし加減、切り方、サイズなども工夫してみると良いですね。

離乳食作りにおすすめの調理道具

離乳食作りでは、食材をすりつぶす、細かく刻むなどの工程があり、大人の食事作りよりも手間がかかります。

ここからは、離乳食を作る時にあると便利な調理道具をご紹介します。ぜひ活用してみてください。

ブレンダー

ブレンダーは、食材を細かく刻む、ペースト状にするなど、離乳食作りの面倒な工程を簡単にできる調理器具です。

離乳食は初期・中期・後期と食材の細かさを変える必要がありますが、アタッチメントが豊富なものを選ぶと幅広い調理に対応できます。

また、何にでも興味を示して触ってしまう赤ちゃんのことを配慮して、安全性を考えて選ぶことが重要です。チャイルドロック機能があるものを選ぶと、万が一赤ちゃんがブレンダーに触れても誤作動が起こる危険性が低くなります。

片手で簡単に操作できるハンドブレンダーの選び方について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

ブレンダー
ハンドブレンダー
ハンドブレンダーおすすめ17選|混ぜたり泡立てたり!基本の使い方もマスターしよう

すり鉢

食材をペースト状にする道具には、すり鉢もあります。ブレンダーと比べて手軽に使えるため、少量の食材をペースト状にしたい時にあると便利です。

赤ちゃんが食べる量は少ないので、小さめのすり鉢とすりこぎ棒があれば十分です。すり鉢は使用中に滑ることがあるため、滑り止めがついているタイプをおすすめします。

すり鉢

茶こし

離乳食初期は食材をペースト状にする必要がありますが、大きな裏ごし器が必要な量ではありません。少量の食材をペースト状にしたい時は、手軽に使える茶こしがあると便利です。

茶こしは食材をペースト状にできるほか、しらすを入れてお湯をかけると簡単に湯通しができます。茶こしは幅広い用途に使えるため、離乳食用にひとつ持っておくと役立ちます。

また、茶こしはシンプルな形で洗いやすいため、使い終わったあとのお手入れが楽な点も嬉しいポイントです。

茶こし

計量スプーン・計量カップ

計量スプーンと計量カップは、離乳食を作る時だけではなく、赤ちゃんに与える食事の量を量る時にも使えます。

離乳食は作る量が少ないため、大さじと小さじのほかに小さじ1/2もあると便利です。離乳食を作る時は、きちんと計量して赤ちゃんに適切な味をつけましょう。

赤ちゃんの食事の量は、月齢ごとに大まかな目安が設けられています。計量スプーンで食事の量を把握する習慣をつけると、毎日の離乳食の量を一定に保つことができます。

計量スプーン・計量カップ

製氷皿

離乳食をはじめたら、離乳食用に製氷皿を用意しておくと便利です。製氷皿を使うと、まとめて作った離乳食を簡単に小分けして冷凍保存できます。だし汁やスープなどの液体も製氷皿を使うと簡単に冷凍でき、使いたい分だけすぐに取り出せます。

離乳食用の製氷皿は、食材に霜やホコリがつかないように蓋つきがおすすめです。

 製氷皿

離乳食セット

離乳食用の調理器具をまとめて揃えたい方や、どれを選べば良いか迷う方には、離乳食作りに役立つ調理器具がセットになったものがおすすめです。

離乳食セットにはすり鉢や計量スプーンなどが含まれており、すりつぶす、ペースト状にするなどの調理ができます。

また、離乳食初期から完了期まで対応できる離乳食セットなら、赤ちゃんの成長に合わせて長く使えます。

離乳食セット
江口恵子

江口恵子

料理家・フードスタイリスト

私自身が3人の離乳食で一番使っていたのが小さいすり鉢で、離乳食スタートの時から完了期まで、離乳食が終わったその後もずっと使っています。

離乳食用やセットになったものもいいですし、サイズが小さいのであれば離乳食用ではなくても問題ありません。専用でない方がお子さまが成長した後も、普段の料理に使えます。

離乳食をまとめて作ってストックするなら、ブレンダーやチョッパーが便利ですが、どちらも少量だと使いにくいので、取り分けで作る場合はすり鉢、小さなホイッパーで都度潰す方が時短&便利です。

また、バターウォーマーやミルクパンがあれば、少量の加熱、温め直しもレンジより微調整ができて楽です。

離乳食をあげる時に必要な食器やアイテム

ここからは、赤ちゃんに離乳食をあげる時に必要な食器やアイテムをご紹介します。

スプーン

離乳食を与える時に使うスプーンは、赤ちゃんが食べやすいように、赤ちゃんの口のサイズに合ったものを選びます。

ペースト状の食材を与えることが多い離乳食初期は、平たいスプーンを使うと赤ちゃんが食べやすいです。親が食べさせる時は、持ちやすく食べさせやすい、持ち手が長いスプーンがおすすめです。

離乳食中期や後期になると、赤ちゃんは深いスプーンでも食べられるようになります。赤ちゃんが食べやすいように、成長に合わせてスプーンの形を選びましょう。

スプーン

食器

食事中は赤ちゃんが食器を落とす可能性があるため、落としても割れにくい素材でできた食器を選びましょう。プラスチック製やシリコン製の食器は軽くて持ちやすく、落としても割れにくいのでおすすめです。

自分で食べる練習をはじめた赤ちゃんには、縁がついた食器を選ぶと食べものがすくいやすくなります。底に滑り止めがついている食器を使うと、食器を落とす、ひっくり返すなどの心配を減らせます。

何かと忙しい離乳食の時期は、食器の機能面にも注目して選びましょう。簡単に温め直したいなら電子レンジ対応の食器、後片づけを楽にしたいなら食洗機対応の食器をおすすめします。

 食器

エプロン

離乳食の時期は洋服に食べ物をこぼして汚すことが多いため、エプロンを用意しましょう。

赤ちゃん用エプロンの主な素材と特徴は、以下の通りです。

エプロン
種類特徴
布製・柔らかくて肌触りが良く、洗濯しやすい
・濡れると生地に染み込みやすい
シリコン製・汚れがつきにくく、汚れてもさっと拭き取れる
・やや重たく、赤ちゃんが嫌がる場合がある
ナイロン製・軽くて丈夫で汚れがつきにくい
・水分にあまり強くない素材もある

赤ちゃん用のエプロンは、月齢に合わせて素材や形を変えると快適に食事ができます。離乳食初期はまだ食べ物をこぼしにくいため、スタイ感覚でつけられる柔らかい布製がおすすめです。

食べこぼしが多い離乳食中期は、袖があるスモックタイプを選ぶと洋服の汚れが防げます。赤ちゃんが自分で食べはじめる時期になったら、食べこぼしをキャッチできるシリコン製やナイロン製の大きなポケットつきが便利です。

椅子・ベビーチェア

離乳食の時に使う椅子は、赤ちゃんが座った時に足がぶらぶらしないように、足置きがあるタイプや、床につけられるタイプがおすすめです。踏ん張ると正しい姿勢を取りやすくなり、上手く噛めるようになります。

赤ちゃんの椅子には、高い位置に座らせる「ハイチェア」と、低い位置に座らせる「ローチェア」があります。大人と一緒に食事をすることを考えて、普段食事をしているテーブルの高さに合う椅子を選びましょう。

高さを変えられるタイプを選ぶと、成長に合わせて調整できるため長く使えます。また、赤ちゃんが安全に食事できるように、体を固定するベルトがあると安心です。

椅子・ベビーチェア
江口恵子

江口恵子

料理家・フードスタイリスト

スプーンの素材によって味の感じ方が異なるので、あまり食が進まない時はスプーンの素材を変えてみると良いかもしれません。木製のスプーンはあたりも和らかいのでおすすめです。

カトラリーや食器類はもちろん、エプロンや椅子も衛生面を考えると、洗いやすさ、乾きが早いもの、すぐに拭けることも選ぶ時のポイントになります。 食器に関しては、軽すぎでカタカタ動くものより安定感があるものが食べる時に気が散らなくておすすめです。

離乳食作りの時短テクニック

ここからは、忙しくて毎日離乳食を作るのが大変な時に役立つ、時短テクニックをご紹介します。

冷凍保存を活用する

冷凍保存を活用する

離乳食作りは、細かく刻んだりペースト状にしたりと手間がかかるため、冷凍保存を上手に活用しましょう。まとめて作った時に1食分ずつ小分けにして冷凍しておくと、忙しい時でも加熱するだけですぐに離乳食が完成します。

冷凍保存に向いている食材は、お粥、野菜のペースト、茹でたにんじんなどがあり、これらを調理したあとに冷凍します。卵の白身や豆腐は冷凍すると食感が変わりやすいため、あまり冷凍保存には向いていません。

冷凍したものを食べる際には、必ず加熱して食べることが大切です。自然解凍は雑菌が繁殖する可能性があるため避けてください。また、冷凍したものは風味が落ちやすいため、1週間程度で食べきりましょう。

市販のベビーフードを活用する

市販のベビーフードを活用する

離乳食をすべて手作りすると負担になりやすいため、市販のベビーフードも上手に活用しましょう。ベビーフードは、調理の手間が省けるだけでなく調理道具の後片付けも不要で、疲れている時にはとても便利です。

ベビーフードは赤ちゃんの成長段階に応じた硬さや味つけがされているため、ベビーフードを選ぶ時はパッケージに記載されている月齢を基準に選びましょう。

ベビーフードの選び方のポイントやおすすめ商品は、以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

ベビーフードおすすめ12選|和光堂やキューピーなど人気メーカーから自然派商品まで__mono_id__34471700012032
ベビーフードおすすめ18選|和光堂やキユーピーなど人気メーカーから自然派商品まで

レシピ本を活用する

レシピ本を活用する

離乳食のレシピ本は、赤ちゃんの月齢に合わせたレシピや栄養バランスが考慮されたレシピが多く掲載されています。

離乳食の時短テクニックを掲載しているレシピ本も多く、短時間で効率良く離乳食を作るためのアイデアがたくさん詰まっています。例えば、冷凍保存のコツやまとめて作る時のポイント、すぐにできる簡単レシピなどが盛り込まれています。

毎日の献立に悩んだ時や効率良く作りたい時は、レシピ本を活用しましょう。

江口恵子

江口恵子

料理家・フードスタイリスト

意外と落とし穴になるのが、まとめて作って冷凍保存する方法です。解凍、温め直しに手間取ったり、食べ切れずに無駄になったりすることがあります。

少量使いが可能な冷凍野菜を使ったり、大人のごはん作りの時にひと工夫して(味つけは最後、油を使わない調理にするなど)取り分けたり、炊飯器にインして同時調理することなどが素材も時間も無駄なく時短に繋がります。

離乳食を作る時の注意点

ここからは、離乳食を作る時の注意点をご紹介します。離乳食を作る時は、衛生面やアレルギーを起こしやすい食べ物に気をつけるなど、大人の食事を作る時よりも細心の注意を払いましょう。

離乳食の食材には必ず火を通す

 離乳食の食材には必ず火を通す

離乳食作りは、衛生管理がとても重要です。離乳食をはじめてすぐの赤ちゃんはまだ免疫力が十分でないため、大人の食事を作る時よりも衛生面に気をつけましょう。

離乳食を作る際は、食中毒を防ぐために必ず火を通しましょう。液体はしっかり沸騰するまで、固形の食材は中心に火が通るまで加熱し、半生状態で与えないようにします。

また、調理器具や食器を清潔に保つことも大切です。調理前には手を洗い、食材に菌をつけないように気をつけましょう。

離乳食のNG食材に注意

 離乳食のNG食材に注意

離乳食を作る際には、以下のような赤ちゃんに食べさせたり飲ませたりしてはいけない食材に注意する必要があります。

食材名理由
はちみつ・1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけない
・ボツリヌス菌に感染する恐れがある
エビ、イカ、カニ・甲殻類や軟体動物はアレルギーを引き起こしやすい
・1歳以降に少しずつ食べさせる
そば・重篤なアレルギーを引き起こす可能性がある
・1歳半までは与えない方が良い
ナッツ類・アレルギーを引き起こす可能性がある
・硬いため、飲み込むと窒息する可能性がある
生もの(刺身や生卵)・食中毒になる可能性がある
・中心まで火を通して与える
牛乳・1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけない
・離乳中期以降はシチューなどの材料として、加熱調理すれば利用できる

離乳食は上記の食材を避け、赤ちゃんが消化しやすい食材を選びましょう。

江口恵子

江口恵子

料理家・フードスタイリスト

食中毒やアレルギーの原因になる素材は避け、清潔で安全な素材を選んでしっかりと加熱しましょう。

温めなおしも、しっかりと加熱してから冷ますように、道具類やキッチンで使う布巾、台布巾は清潔なものを使うよう心掛けてください。

離乳食を食べたがらない時の対処法

離乳食を食べたがらない時の対処法

離乳食をはじめると、赤ちゃんがまったく食べたがらない時があるかもしれません。

赤ちゃんが離乳食を食べたがらない時は、そもそもお腹が空いていない可能性があります。次の食事までの間隔を長くして、お腹が空いている状態で食べさせてみましょう。

赤ちゃんがスプーンを口に入れると嫌がる場合は、スプーンの素材を変えると上手くいくことがあります。歯固めなどのおもちゃを使って、普段から口にものを入れる練習をするのもおすすめです。

また、赤ちゃんによっては食感を変えると食べることがあります。片栗粉でとろみをつける、裏ごしして滑らかにするなどの工夫をしてみましょう。

赤ちゃんが離乳食を食べなくても、一時的なものなら焦る必要はありません。赤ちゃんが少しでも食べたら褒めてあげて、楽しい雰囲気で食事をすることが大切です。

江口恵子

江口恵子

料理家・フードスタイリスト

大人が美味しそうに楽しそうに食事の時間を過ごすことも大切です。離乳食の時期に限らず小さいお子さまは、食べむらや個人差があるものなので、「食べる」「食べない」ばかりに目を向けず、気長に進めていきましょう。

素材の種類や味だけではなく、食感や素材の切り方、食べる時の道具を変えると食べることもあるので、様々な角度で工夫してみると良いと思います。

まとめ

まとめ

離乳食は、赤ちゃんの成長に合わせて進めることが大切です。離乳食作りが無理なく続けられるように、便利な調理道具や市販のベビーフードを上手に活用しましょう。

調理道具や食器、ベビーフードなどを購入する際は、インターネットで手軽に購入できる楽天市場がおすすめです。

楽天市場では離乳食に関する商品を幅広く取り扱っており、24時間いつでも注文ができるため、育児の合間に買いものができます。楽天市場で購入したものはご家庭に届けられるため、重い荷物を持ち運ぶ必要がないのが嬉しいポイントです。

赤ちゃんに必要なものを購入する時は、ぜひ楽天市場をご利用ください。

江口恵子

江口恵子

料理家・フードスタイリスト

周りや本やネットなどに書かれている内容と比較ばかりしないで、参考程度に捉え、お子さまの体調がよく、元気で機嫌よく過ごしていれば大丈夫です。

作ることも、食べさせることも大変ではありますが、ちょっとした工夫で離乳食作りはぐんと楽で楽しいものになります。自分に合った道具を上手に選んで無理なく続けられる自分なりのやり方を見つけてみてください。

※本記事は楽天市場が作成しています。

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