空調服®は、暑い環境での作業やアウトドアシーンで活躍するアイテムです。ファンによって衣服内に風を送り込み、汗の蒸発を促すことで涼しさを感じることができます。
ベスト、半袖、長袖タイプがあり、人気メーカーからさまざまなモデルが展開されています。
この記事では、産業医のアドバイスを交えながら、空調服®の選び方を詳しく解説します。おすすめの商品もご紹介しますので、参考にしてみてください。
本記事は医師が特定の商品を推奨するものではありません
「空調服®」は株式会社空調服の登録商標です。同社の製品およびライセンスを受けた商品のみが「空調服」と称することができます。
また、東京大学医学部衛生学にて環境医学や免疫学を研究。予防医学、産業衛生学を学び、労働衛生コンサルタント、産業医資格も取得。
現在では産業衛生活動をサポートしているロハスグループの代表産業医として多くの企業の産業衛生活動をサポートしたり、YouTubeや多くの講演活動をしている。
空調服®とは|特徴やメリットを解説
空調服®とは、株式会社空調服が展開する、ファンによって衣服内に風を送り込む機能を備えたウェアのことです。
ファンで外気を取り込み、衣服内に風を循環させることで汗の蒸発を促し、涼しさを感じられます。暑い環境でも快適さを保ちやすく、熱中症対策としても活用されています。
夏場の屋外作業や高温環境の工場をはじめ、ゴルフや釣り、登山などのアウトドアシーンでも活躍しています。
使用環境に合わせた素材や機能を備えたモデルも多く展開されているため、作業内容や用途に応じて選びやすい点も魅力です。
関谷剛
産業医
現在は空調服®をはじめとするファン付き作業服が、さまざまな作業現場で使用されています。適切に使用することで、熱中症対策に役立つとされています。
作業環境や用途に合った製品を選ぶことが大切です。
空調服®の選び方
ここでは、空調服®の選び方を解説します。
袖の長さやバッテリーの稼働時間など、購入前にチェックしておきたいポイントを産業医のアドバイスと共に解説します。
袖の長さで選ぶ|用途に合わせてベスト・半袖・長袖から選択
空調服®には、ベスト、半袖、長袖といった袖の長さが異なるタイプがあります。袖の長さによって動きやすさや涼しさが変わるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。
ベストのメリット、デメリットは以下の通りです。
- 袖がないため、腕まわりを動かしやすい
- 軽量で動きやすい
- 腕が露出するため、日焼けしやすい
半袖のメリット、デメリットは以下の通りです。
- 涼しさと動きやすさを両立しやすい
- 袖口から風が逃げやすい
- 腕が露出するため、日焼けしやすい
長袖のメリット、デメリットは以下の通りです。
- 腕まで風が届きやすい
- 日焼けや汚れ、すり傷の防止にも役立つ
- 袖が作業の邪魔になる可能性がある
ベストや半袖は腕が露出しますが、インナーシャツを組み合わせれば日焼け対策ができます。
また、サイズ選びも重要なポイントです。ジャストサイズでは作業着内で風がうまく循環せず、ウェアが十分に膨らまないため、涼しさを感じにくくなることがあります。
風をしっかり循環させたい場合は、メーカーのサイズ表を確認したうえで、ややゆとりのあるサイズを選ぶと良いでしょう。
関谷剛
産業医
体格や体質に応じて、自分に合った空調服®を選びましょう。体の大きさだけでなく、暑さの感じ方や汗のかきやすさなども総合的に考慮して選んでください。
また、作業効率も重要な要素であるため、できれば購入前に一度試着し、動きやすさやフィット感を確認しましょう。
バッテリーの稼働時間で選ぶ|使用する時間に合わせて選択しよう
空調服®にはバッテリーの稼働時間も確認し、使用時間に合ったモデルを選びましょう。
稼働時間は風量設定によって大きく変わるため、最大風量での稼働時間をチェックしましょう。仕事で長時間使用する場合は、目安として最大風量で8時間以上使えるモデルを選ぶと良いです。
また、ファンとバッテリーは同じメーカーの組み合わせを選ぶことをおすすめします。メーカーが異なる場合、互換性がなく、性能を十分に発揮できなかったり、正常に動作しないことがあります。
あわせて、充電時間も確認しておきましょう。充電に時間がかかるモデルの場合、翌日使用するまでに十分な充電ができない可能性があります。3〜4時間程度で充電できるモデルであれば、日常使いにも適しています。
関谷剛
産業医
作業環境によって、選ぶべき空調服®は異なります。作業時間や作業場所、休憩時間の取り方なども、バッテリーの稼働時間や充電場所なども考慮して選びましょう。
高性能な製品を購入しても、作業現場で充電場所を確保できない場合は、性能を十分に活用できません。
素材で選ぶ|使用環境や用途に合わせてチョイス
空調服®は、使用されている素材によって特徴や機能が異なるため、使用環境や用途に合わせて選びましょう。
代表的な素材は、ポリエステル、綿、綿・ポリエステル混合、ナイロンの4種類です。それぞれのメリット、デメリットを以下の表にまとめました。
ポリエステルのメリット、デメリットは以下の通りです。
- 軽量
- 乾きやすい
- シワになりにくい
- 比較的水に強い
- 通気性や吸水性は綿に劣る
- 火や熱に弱い
- 静電気が発生しやすい
綿のメリット、デメリットは以下の通りです。
- 通気性や吸水性に優れる
- 燃えにくい
- 肌触りが良い
- シワになりやすい
- 乾きにくい
- 縮みやすい
綿・ポリエステル混合のメリット、デメリットは以下の通りです。
- 通気性と吸水性、扱いやすさのバランスが良い
- 乾きやすい
- シワになりにくい
- ポリエステルの混率によっては火や熱に注意が必要
- 静電気が発生しやすい
ナイロンのメリット、デメリットは以下の通りです。
- 耐久性や撥水性が高い
- 摩擦に強い
- シワになりにくい
- 火や熱に弱い
- 通気性や吸水性が低い
例えば、ポリエステルは軽量で乾きやすいため、屋外作業やアウトドアなど、涼しさや動きやすさを重視したい環境で使用するのにおすすめです。ただし、火や熱に弱いため、火花が発生するような現場での着用は避けた方が良いです。
溶接や建設現場など火の粉が飛びやすい環境では、綿素材や難燃加工が施されたモデルが適しています。
関谷剛
産業医
空調服®の生地が肌に直接触れる場合は、着心地や素材による肌トラブルにも注意が必要です。
難燃性や肌触りを重視する場合は綿素材が有力な選択肢ですが、コストや重量、耐久性なども含めて総合的に判断して選んでみましょう。
機能性で選ぶ|現場の状況に合わせてチェック
空調服®を選ぶ際は、現場の状況に合わせた機能性にも注目してみましょう。使用環境に適した機能を備えているかどうかで、快適さや安全性が大きく変わります。
- フード付き
・首元や頭部まで風が届きやすく、直射日光対策にも役立つ
・屋外作業が多い場合におすすめ - フルハーネス対応モデル
・墜落制止用器具(フルハーネス)を装着しやすい設計で、着用時でも動きやすく快適に作業しやすい
・高所作業が多い方におすすめ - 遮熱加工
・生地にアルミコーティングやチタンコーティングなどを施すことで、作業着内の体温上昇を抑えやすくなる
・炎天下での屋外作業が多い場合におすすめ - 保冷剤ポケット付き
・背中などに保冷剤を入れられるポケットを備えており、冷感効果を高めやすい
・暑さの厳しい環境で、より涼しく作業したい場合におすすめ
関谷剛
産業医
作業環境によっては外気温が非常に高く、空調服®が熱い空気を取り込んでしまい、かえって熱中症のリスクが高まることがあります。
このような環境では、保冷剤を併用できるタイプも選択肢のひとつとなります。作業環境を十分に確認した上で、環境に適したタイプを選びましょう。
楽天市場の人気ランキングから選ぶ|人気メーカーの商品もランクイン
空調服®の人気商品を知りたい方は、楽天市場の人気ランキングをチェックしてみましょう。楽天市場では、売れ筋商品をデイリーや週間ごとにランキング形式でご紹介しているため、トレンドを把握しやすいのが魅力です。
ランキングには、人気メーカーの商品もランクインしています。実際に購入した方のレビューも掲載されているため、着心地や使いやすさなどを参考にしながら、ご自身に合った商品を選んでみましょう。
空調服®おすすめ28選
ここからは、おすすめの空調服®を半袖、長袖、ベストタイプに分けてご紹介します。
半袖の空調服®おすすめ9選
まずは、半袖でおすすめの空調服®をご紹介します。
長袖の空調服®おすすめ9選
続いて、長袖でおすすめの空調服®をご紹介します。
ベストタイプの空調服®おすすめ10選
ベストタイプでおすすめの空調服®をご紹介します。
空調服®に関するよくある質問
空調服®に関してよくある質問を解説します。
空調服®のデメリットとは?注意点はある?
空調服®は暑さ対策に役立つ一方で、いくつか注意点もあります。
ファンで作業着の内部に風を循環させる構造のため、着用時にウェアが膨らみやすく、作業の妨げになる場合があります。特に、狭い場所での作業や細かな動作が多い現場では、ウェアの膨らみが作業の支障になる場合があるため注意しましょう。
また、粉じんが多い環境には不向きとされています。ファンが粉じんを吸い込むことで衣服の内部が汚れやすくなるほか、ファンなどの機器が故障する可能性があるためです。
さらに、気温が極端に高い場所や湿度が高い環境では、十分に涼しさを感じにくい点にも注意しましょう。ファンが取り込む空気自体に熱気や湿気が多い場合、汗の蒸発が促されにくくなり、涼しさを感じにくくなります。
熱気や湿気が多い環境では、ほかのアイテムも併用しながら、熱中症対策を行うことが大切です。以下の記事では、熱中症対策や暑さ対策におすすめのグッズをご紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
関谷剛
産業医
空調服®は熱中症対策をサポートし、作業時の快適性を向上させることを目的としています。
空調服®だけに頼るのではなく、水分や塩分を適切に補給し、必要に応じてほかの暑さ対策用品も活用しながら、総合的な熱中症対策を行いましょう。
空調服®のファンとバッテリーの寿命はどれくらい?
空調服®のファンやバッテリーの寿命は、使用環境やメンテナンスの状態によって異なります。
特にバッテリーは消耗品で、一般的には300~500回程度の充電に耐えられるように設計されています。2日に1回の頻度で充電する場合、バッテリー寿命の目安は2~3年程度です。
ただし、高温環境での使用や適切なメンテナンスが行われていない場合は、ファンやバッテリーの劣化が早まることがあります。
長く快適に使い続けるためには、定期的にファンのホコリや粉塵を取り除き、水濡れを避けながら適切にメンテナンスを行いましょう。
関谷剛
産業医
作業中に空調服®のバッテリーが切れて使用できなくなると、冷却効果が得られなくなり、熱中症のリスクが高まる可能性があります。
バッテリーや配線、接続部などの電気系統に不具合がないよう、定期的に点検やメンテナンスを行いましょう。
空調服®の使用が禁止されているところは?
空調服®は、使用環境によっては着用が禁止または制限される場合があるため注意が必要です。
例えば、粉じんが多く発生する現場や火気を扱う作業、極端な高温環境では、安全上の理由から使用を禁止または制限しているケースがあります。
ファンで外気を取り込む構造のため、粉じんや有害物質を吸い込む可能性があるほか、火花による発火の危険性もあるためです。
企業や現場ごとに安全基準やルールが定められている場合もあるため、事前に着用できるかどうか確認しておきましょう。作業環境に適したモデルを選び、ルールに従って正しく着用してください。
関谷剛
産業医
空調服®は、外部の空気を服の内部に取り込み、汗の気化熱を利用して身体を冷却する仕組みです。
したがって、空気が汚染されている場所や粉じんの多い環境、外気温が極めて高い環境では、体調不良や熱中症のリスクが高まる恐れがあります。
まとめ
空調服®は、作業現場やアウトドアシーンなどで活躍する、熱中症対策や暑さ対策に役立つアイテムです。ベストや半袖などの袖の長さに加えて、素材や機能性なども確認し、用途や使用環境に適したものを選びましょう。
購入時には、楽天市場を活用するのがおすすめです。ランキングで人気商品の情報やレビューを参考にしながら、暑さが厳しい環境でも快適に過ごせる一着を見つけてみてください。
関谷剛
産業医
空調服®は、暑い環境下での作業をサポートする便利なアイテムです。最近では、訪日外国人旅行者からも注目を集めているそうです。
もともとは作業現場での利用が中心でしたが、近年ではさまざまな用途で活用されるようになりました。
ただし、空調服®は万能ではありません。水分や塩分を適切に補給するなど、基本的な熱中症対策も併せて行いましょう。
※本記事は楽天市場が作成しています。