普段の食事では摂りきれない栄養素をたっぷりと含んでいるグラノーラは、毎朝バタバタとしてゆっくりできない忙しい現代人の強い味方です。
近年ではダイエットやティータイムのお供としても人気を集めており、ヘルシー志向、健康志向などの幅広い需要に応えるため、たくさんのメーカーから豊富な種類のグラノーラが販売されています。
そこで今回編集部では、「人気メーカー」「ヘルシータイプ」「オーガニックタイプ」「高級タイプ」という4つの切り口で、おすすめのグラノーラを厳選してご紹介します。
グラノーラが好きな方や自分にぴったりなグラノーラの選び方を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
グラノーラとは?

一般的にグラノーラとは、穀物、ナッツ、ドライフルーツ、シロップ、植物油などを混ぜオーブンで調理し味付けまでしたもののことを言います。
- 味付けされているため、そのままでも食べやすい
- もみ殻を脱穀しただけの全粒穀物のため、栄養価がとても高い
フルーツが入った、フルーツグラノーラのほかにも、最近は薬膳として使われるクコの実やスーパーフードのキヌア、和の食材であるきなこなど、さまざまな食材をプラスしたグラノーラが人気を集めています。
グラノーラは栄養満点?

グラノーラは栄養価が高いと言われていますが、その理由はグラノーラの中身にあります。
グラノーラは麦、玄米、トウモロコシやオーツ麦などの穀物加工品が主原料になっています。白米と同じ穀物ですが、もみ殻を脱穀しただけなので、その分栄養価が高いとされています。
また、グラノーラにはドライフルーツやナッツが入ってることが多くあります。ドライフルーツにはビタミン類やミネラル、ナッツにはポリフェノールと栄養素がたくさん含まれています。
このようにグラノーラには体に嬉しい栄養素がたくさん入っていることが特徴です。
グラノーラの選び方

グラノーラは、たくさんのメーカーによって豊富な種類の商品が販売されています。
種類が多すぎてどれにしようか迷ってしまう方は、次の5つのポイントでグラノーラを選ぶことがおすすめです。
- 目的で選ぶ
- 希望する栄養素が入っているかで選ぶ
- 食べるタイミングで選ぶ
- コスパで選ぶ
- オーガニック素材など使用されている素材で選ぶ
それぞれの選び方のポイントについて、詳しく解説します。
健康促進やダイエットなど目的で選ぶ
食事目的としてだけではなく、健康促進やダイエット目的でグラノーラを選ぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
グラノーラには「糖質オフ」や「カロリーオフ」、「食物繊維たっぷり」など、特化した特徴を持つ商品もあります。
目的に合わせて、ぴったりのグラノーラを選ぶのがおすすめです。
糖質オフ

低糖質ダイエット目的の方は、糖質オフのグラノーラを選ぶのがおすすめです。
グラノーラの生地に豆乳を使ったもの、ドライフルーツを少なめにしてナッツを加えたもの、砂糖無添加のものなど、糖質をオフするための工夫が施されています。
カロリーオフ
カロリー制限ダイエット目的の方は、カロリーオフタイプのグラノーラを選ぶのがおすすめです。
通常のグラノーラの半分にまでカロリーを抑えたものや、脂質を80%カットしたものなど、おいしさは変わらないのに低カロリーな商品があります。
食物繊維たっぷり

グラノーラはそもそも食物繊維の多い食品ですが、オーツ麦がたっぷり入っている商品を選べば、さらにたくさんの食物繊維を摂取することができます。
オーツ麦の食物繊維量は、白米に比べ約22倍だと言われています。
食物繊維をたっぷり摂りたい方は、オーツ麦が多く入った商品を選ぶのがおすすめです。
希望する栄養素が入っているかで選ぶ
グラノーラには鉄分、カルシウム、プロテインなど、+αの栄養素を添加した商品があります。
栄養不足を感じたときも、グラノーラなら手軽においしく、欲しい栄養素を摂取することができます。
鉄分入り
鉄分たっぷりのレーズンが入っているグラノーラは、鉄分不足を感じている方におすすめです。
特に女性は鉄分不足から貧血になりやすいので、グラノーラで手軽に鉄分を補えるのはとても助かります。
カルシウム入り
乳製品や小魚、大豆製品などを意識して摂っていない方は、気づいていないだけでカルシウム不足になっている可能性があります。
カルシウム入りのグラノーラは、成長期のお子さまはもちろんのこと、外食が多く栄養バランスが気になる大人の方にもおすすめです。
プロテイン入り
最近ブームが見られるプロテイン入り食品ですが、グラノーラにもプロテイン入りのものが登場しています。
プロテイン入りのグラノーラは、たくさん運動をする方や、お肉やお魚を毎食は食べないという方におすすめです。
食べるタイミングで選ぶ

グラノーラを朝・昼・夜のいつ食べるのか、タイミングで選ぶのもおすすめです。
- 朝におすすめ…ヘルシーなフルーツたっぷりタイプ、+α栄養素添加タイプ
- 昼におすすめ…チョコ味やカレー味など、おいしさと満足感重視のタイプ
- 夜におすすめ…ヘルシーな低カロリータイプや糖質オフタイプ
また、最近は普段使いのほかに、災害時用の備蓄品としてグラノーラを選ぶ方もいます。
災害時用の非常食にするのであれば、カロリーオフタイプや糖質オフタイプではなく、なるべく栄養価の高いグラノーラを選ぶのがおすすめです。
「賞味期限が迫ってきたら食事として消費し、新しいものを購入する」というローリングストック法ならムダもありません。
1食あたりのコスパで選ぶ

グラノーラを毎日食べたい方は、1食あたりの価格が安い大容量タイプを選ぶのがおすすめです。
グラノーラの1食分はおよそ50gなので、1食あたりの価格は以下の計算式で求められます。
1袋あたりの価格÷1袋あたりの容量(g)×50=1食50gあたりの価格
一般的に小分けの袋入りよりも、大容量タイプのグラノーラの方が、1食あたりの価格が安くなるのでコスパが良いです。
容量と価格を比較して、1食分が安いグラノーラを選ぶと継続しやすいでしょう。
オーガニック素材など使用されている素材で選ぶ

健康志向の方におすすめなのは、オーガニックのグラノーラです。
オーガニックとは、化学農薬や化学肥料を使わない有機農業により生産された農畜産物のことです。
オーガニックな素材を使って、保存料や着色料などをできる限り使わずに加工した食品を「オーガニック食品」と言います。
オーガニックのグラノーラは、有機農業で生産された素材を使っている点、保存料・着色料が低減されているという点から健康的で安全性の高い商品です。
食の安全や健康にこだわりたい方は、オーガニック素材を使用したグラノーラを選んでみてください。
グラノーラおすすめ32選
グラノーラは種類が豊富なため、各メーカーが独自の割合で食材を配合するなどしてこだわりを追求しています。
ここからは、「定番」「ヘルシータイプ」「オーガニックタイプ」「高級タイプ」の4つに分けて編集部おすすめ商品をご紹介します。
定番のおすすめグラノーラ10選
まずは、カルビーや日清シスコなど人気メーカーからおすすめ商品をご紹介します。
ヘルシー志向の方におすすめのグラノーラ9選
たくさんグラノーラが食べたいけれどカロリーなどが気になる方におすすめなヘルシータイプのグラノーラをご紹介します。
オーガニック素材を使用したおすすめのグラノーラ6選
自分やご家族の健康が気になる方におすすめのオーガニック素材を使用したグラノーラをご紹介します。
贅沢な素材を使用したおすすめのグラノーラ7選
最後に、高級志向の方におすすめしたい贅沢なグラノーラをご紹介します。
グラノーラのいろいろな食べ方
グラノーラはそのままでも十分に食べやすいことが魅力です。しかし、そんなグラノーラのおいしさをよりいっそう引き出す食べ方がたくさんあります。
ここでは、そんなグラノーラのおいしい食べ方をご紹介します。
牛乳やヨーグルトをかける

シリアルのように牛乳やヨーグルトをかけて食べるスタンダードなパターンです。手軽な上に大体のグラノーラと相性の良い食べ方です。
フルーツボウルに入れる

ハワイの定番朝ごはんであるアサイーボウルのように、もともと栄養価の高いアサイーのピューレとグラノーラは相性が良いです。デザート感覚で食べられます。
アイスのトッピングにする

お好みのアイスと混ぜて手軽なデザートとして楽しむのもおすすめです。グラノーラでアイスクリームをサンドして食べる方法もあります。
お菓子にする

お菓子作りの際にグラノーラをプラスすると、おしゃれなティータイムのおやつとなります。
パンケーキ生地に混ぜればふわふわ食感とのコントラストを楽しめるほか、クッキー生地に混ぜてオーブンで焼けばザクザクとした歯ごたえがやみつきになります。
スープに入れる

意外かもしれませんが、おすすめなのがスープとグラノーラの組み合わせです。温かいポタージュスープにグラノーラを入れると、甘味や旨味がプラスされるだけではなく噛み応えも加わり満足感も味わえます。
まとめ
グラノーラは、独自の具材を使っていたり、全体のバランスを考えて配合されていたりするなど、食感にこだわっていたりなど、商品ごとに特徴があります。
グラノーラは、いくつもの具材を組み合わせてできているため、種類がとても豊富です。
朝食やおやつ、夜食など、いつでも手軽に食べられるグラノーラを、食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。