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ペットフード・ペット用品
2025.01.16

【楽天市場】キャットフードウェットタイプおすすめ50選|獣医師が選び方をご紹介

キャットフードウェットタイプおすすめ39選【獣医師監修】最新人気ランキングも

ウェットタイプのキャットフードは、ドライフードよりも味や香りがよく、嗜好性が高くて猫の食いつきもよいといわれています。

キャットフードには、総合栄養食、一般食、食事療法食などと種類があり、ウェットフードもこれらの種類に分かれています。さらに、フレークタイプやパテタイプ、ゼリータイプ、スープタイプなど形状もさまざまです。

猫の体調や好みによって最適なものを食べさせてあげたいですよね。

そこで、愛猫のフードに悩む方のため、獣医師の石井万寿美先生にウェットフードの選び方を伺いました。

編集部おすすめのウェットフードもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. ウェットタイプのキャットフードとは?
  2. 獣医師の石井万寿美先生が解説!ウェットタイプのキャットフード6つの選び方
  3. ①形状の種類で選ぶ|フレークタイプやパテタイプなど
  4. ②安全性で選ぶ|賞味期限に余裕があるなど
  5. ③原材料で選ぶ|猫の好みは肉?魚?
  6. ④成分で選ぶ|グレイン・グルテンフリーや無添加
  7. ⑤猫の年齢で選ぶ|子猫・成猫・シニア猫
  8. ⑥目的で選ぶ|総合栄養食、一般食、食事療法食
  9. ウェットタイプのグレイン・グルテンフリーは商品数が多い?
  10. ウェットタイプのキャットフードおすすめ50選
  11. フレークタイプおすすめキャットフード16選
  12. パテタイプおすすめキャットフード14選
  13. ゼリータイプおすすめキャットフード15選
  14. スープ(ペースト)タイプおすすめキャットフード5選
  15. まとめ
この記事を監修した専門家
石井 万寿美
獣医師、作家石井 万寿美
まねき猫ホスピタル院長。酪農学園大学大学院研科終了。「Yahoo!ニュース」個人 オーサー。『笑っていいとも』などテレビ出演や多くの著書を持つなど幅広く活躍中。著書『動物のお医者さんになりたい』シリーズがベストセラー。その他、主な著書として『動物のお医者さんになりたい』『虹の橋のたもとで』『老犬との幸せな暮らし方』など。

ウェットタイプのキャットフードとは?

おしゃれなタイルの上で食事する猫の画像

ウェットタイプのキャットフードとは、水分の含有量が多いキャットフードのことです。原材料である魚や肉の香りがとても強く、食感も柔らかくて消化にもよいという特徴があります。

猫は水をあまり飲みたがらない場合が多いため、夏場はとくに脱水状態が心配になります。そんなときにも、ウェットタイプのキャットフードは食事で水分を補ってくれます。

ただし、ウェットタイプに多い一般食(おかず、おやつの役割)だけを食べさせると栄養バランスが崩れることもあります。

一般食のみを主食としている場合、体調に変化がなくても、たまにでよいので血液検査をしてあげましょう。栄養バランスが偏っているかどうかチェックできます。

石井 万寿美

石井 万寿美

獣医師、作家

ウェットフードは、猫にとって好ましい味と香りなので、喜ぶ子が多いです。水分が多いので、下部尿路疾患や慢性腎不全の子たちに向いています。

デメリットとしては、水分が多い分食べている割に太りにくいことです。総合栄養食(主食の役割)が少ないので、購入するときはよく確認してください。

獣医師の石井万寿美先生が解説!ウェットタイプのキャットフード6つの選び方

「最近フードの食いつきがよくない」「成長に合わせてフードを切り替えたい」という悩みがある飼い主の方も多いでしょう。

愛猫の健康を守るためには、毎日の食事選びがとても重要になるとわかっていても、何を基準に選べばいいのか迷ってしまいます。

そこで、ウェットタイプのキャットフードを購入する前に知っておきたいポイントを獣医師の石井万寿美先生に伺いました。

①形状の種類で選ぶ|フレークタイプやパテタイプなど

パテタイプのキャットフードとドライタイプのキャットフード

ウェットフードは食感の違いで、フレークタイプパテタイプスープタイプゼリータイプの4種類に分けられます。

それぞれの特徴について、石井先生に伺いました。

フレークタイプ

石井 万寿美

石井 万寿美

獣医師、作家

主に魚で作られていることが多く、人間でいうツナ缶をイメージしてもらうとよいです。

原材料がそのまま入っているので嗜好性が高く、価格もそう高くないものが多いです。一般食が多く、総合栄養食は少ないです。

パテタイプ

石井 万寿美

石井 万寿美

獣医師、作家

肉や魚をペースト状にして、すりつぶしてあります。見た目には何が入っているかわかりにくいので、原材料を見て確認してください。

口腔内にトラブルのある子は、なめらかなので食べやすい子も多いです。ただ、歯につく場合もあります。そして価格は高い場合が多いです。

パテタイプには、総合栄養食が多くあります。

ゼリータイプ

石井 万寿美

石井 万寿美

獣医師、作家

材料をゼリーで固めたタイプです。スープより水分量が少ないですが、猫の中にはこの液体と個体の間のような食感が好きな子もいます。

スープ(ペースト)タイプ

石井 万寿美

石井 万寿美

獣医師、作家

水分量が多く、スープの中に材料が浮かんでいる感じです。飲水量が少ない子におすすめです。

とろみのあるもの(ポタージュスープのようなペースト状)、ないもの(コンソメスープのようなさらっとしたもの)がありますが、猫の嗜好性で選んでください。

②安全性で選ぶ|賞味期限に余裕があるなど

灰色の猫が猫缶をかかえている画像

ウェットタイプのキャットフードは缶やパウチに入っているものが多く、酸化しにくくなっています。

なおかつ1回で使いきれるものがほとんどなので、開封しなければ缶詰なら3年、レトルトパックで2年が目安となっています。ただ開封前でも、冷蔵庫などの冷暗所に保管しておきましょう。

開封後は必ず1日のうちに与えましょう。余ったからといって食べかけを保存したり、常温放置したりしていると、水分の多いウェットフードは腐敗しやすくなります。

購入するときは、賞味期限に余裕があるもの、製造年月日が近日のものを選ぶようにしましょう。

③原材料で選ぶ|猫の好みは肉?魚?

肉のかたまりの前で手を出している猫の画像

普段何気なくキャットフードを与えていると、原材料が何でできているかを考える機会はあまりないかもしれません。

日本人は昔からよく魚を食べていました。島国でまわりを海に囲まれた日本で生まれ育った猫は、人と同じように魚を食べて生きていました。

しかし世界の猫は、海沿いでない限り基本的には肉を食べて生きています。鶏やターキー、ウシなど肉の種類もさまざまです。魚好きだと思っていた猫は、実は肉も好きかもしれません。

色々な原材料のキャットフードが手に入る時代なので、日本製のものだけではなく、海外で作られたキャットフードに目を向けてみると、食べ飽きるなんて日はこないかもしれません。

④成分で選ぶ|グレイン・グルテンフリーや無添加

セピア色の世界、揺れる小麦と空の画像

野生で生きていたとき、猫は肉食でした。多少の穀物は食べましたが、小麦などを食べる機会は少なかったため、小麦アレルギーをもつ猫もいます。

下痢気味という猫は、グレインフリーやグルテンフリーのものに切り替えると、それだけで便通がよくなったりします。

イネ科(米、小麦粉、コーンなど)の穀物が原材料に入っていないのがグレインフリーです。

対して、麦類全般が入っていない、グルテン(小麦などに含まれるタンパク質の一種)を含んでいないものがグルテンフリーになります。

また、保存性や香りを高めるための人工的な添加物が入っていないもののほうが、猫の体には負担になりにくいです。

⑤猫の年齢で選ぶ|子猫・成猫・シニア猫

三匹の子猫が仲良く並んでいる画像

赤ちゃんのご飯を大人が食べないのは、人も猫も同じです。成長する体に合わせて、日々のキャットフードも変えていく必要があります。

年齢によって必要なカロリーやタンパク質の量は異なってくるので、カロリー表示や成分表をよくチェックして、猫の年齢に適したものかどうか確認しましょう。

離乳食を卒業した猫なら大人のものも食べられるようになってくるので、全年齢のものに切り替えてもよいでしょう。シニア猫に対して高タンパクな食事を続けていると慢性腎不全になりやすいので、注意が必要です。

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⑥目的で選ぶ|総合栄養食、一般食、食事療法食

市販されているすべてのキャットフードは、総合栄養食一般食食事療法食の3つに分けられます。

必要な栄養を摂取したいなら「総合栄養食」

ウェットのキャットフードと灰色の猫
メリット
  • 総合栄養食と水だけで健康が維持できる
デメリット
  • 猫が好みにくい味や香りだったりする

総合栄養食とは猫が必要とする栄養基準を満たし、新鮮な水と一緒に与えるだけで健康を維持できるフードのことです。

猫の成長に必要な栄養素をバランスよく取れるように調整されているため、基本的に食事はこれだけで問題ありません。

ペットフード公正取引協議会が定める試験基準を満たした商品には「総合栄養食」という表示があります。健康面で特に問題がない猫に主食として与えるなら、この表示があるものを選びましょう。

石井 万寿美

石井 万寿美

獣医師、作家

総合栄養食のメリットは、これと水だけを与えると他に何も与えなくても健康を維持できることです。

デメリットは、嗜好性が高いとは言いきれないものもあります。健康面だけを考えていると、猫が食べてくれない場合もあります。猫が喜んで食べてくれる工夫をしましょう。

ご褒美のおやつとしてあげる、ドライフードと混ぜるなら「一般食」

総合栄養食や一般食のキャットフードが置かれている画像
メリット
  • 猫が好みやすい味や香りがする
  • 種類が豊富
デメリット
  • 一般食のみ食べていると栄養バランスが崩れる場合がある

一般食と表示されている商品は、必要な栄養を一定量満たしたものです。総合栄養食に混ぜることが多く、おかずのようなものと考えてください。

総合栄養食のように栄養バランスが整っているものではありません。あまり与えすぎないようにしましょう。

1日1回のおやつやご褒美として、またはドライフードのトッピングとして与える方法がおすすめです。

ウェットタイプでは一般食が最も多く、食事療法食としてのウェットタイプはあまりありません。購入する際は総合栄養食なのか一般食なのかをしっかり確認してから買いましょう。

石井 万寿美

石井 万寿美

獣医師、作家

一般食は、総合栄養食に比べて嗜好性が高いです。また、種類も豊富です。

その反面、一般食だけを食べていると栄養バランスが崩れる場合もあります。一般食を食べさせている場合は、ときどき血液検査をして栄養のバランスを見てあげましょう。

病気の治療・予防をしたいなら「食事療法食」

缶に入ったウェットタイプのキャットフードの画像
メリット
  • 病気の療養を行い、病気の進行を遅らせる
  • 病気の改善が期待できる
デメリット
  • 価格が高い
  • 猫が好む味にできていないことが多い

病気の治療や予防のために与える「食事療法食」というウェットフードもあります。これは、猫の病気に合わせて動物病院などから処方されるものです。

最近は市販で売られている食事療法食もありますが、飼い主の自己判断で購入したり与えたりしてはいけません。猫の体調面で心配があれば、まずは獣医師に相談しましょう。

石井 万寿美

石井 万寿美

獣医師、作家

食事療法(medical diet)とは、食事の量やバランス、また成分を調節することによって病気の療養をしたり、病気の進行を遅くしたりすることです。

そのための食事を食事療法食といいます。病気は、糖尿病、腎臓病、下部尿路疾患、肥満などが一般的です。

メリットは、食べていると病気の進行が遅くなったり、改善されたりすることです。デメリットは、嗜好性があまり高くないことと、価格が高いことです。

ウェットタイプのグレイン・グルテンフリーは商品数が多い?

麦と器に入った小麦粉、木のスプーンがランダムに並べられている画像

ウェットフードは、原材料である肉や魚を調理したものを砕いたり、形を崩して缶やパウチに封入しています。

かさ増しのための小麦やデンプンを使用していないことが多く、一般的にドライタイプのものよりウェットタイプの方がグレインフリーの商品が多い傾向にあります。

ただし、増粘剤など粘りを出すためにグルテンを使用している場合があるので、成分表をチェックしてみましょう。成分表がほとんど原材料のみのシンプルなものだと、余計な成分が入っていないので安心して与えられます。

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ウェットタイプのキャットフードおすすめ50選

ここからは、獣医師の石井万寿美先生の選び方を参考に、編集部が厳選したウェットタイプのキャットフードを「フレーク」「パテ」「ゼリー」「スープ(ペースト)」の4つのタイプ別にご紹介します。

フレークタイプおすすめキャットフード16選

まずは、お肉やお魚を細かく割いて食べやすい大きさにし、歯ごたえも残したフレークタイプのキャットフードをご紹介します。

ドライタイプのご飯にふりかけのようにかけると、普段とは違った食事になります。

パテタイプおすすめキャットフード14選

原材料をすり潰し、滑らかな食感に仕上げたのがパテ状のキャットフードです。

一食分に小分けになっているものが多く、味や香りも肉食の猫が好むものが多くなっています。

フワッとしたムース状のものや、ごろっとしたお肉のかたまりが入っているなど、グルメな猫も満足するでしょう。

ゼリータイプおすすめキャットフード15選

とろりとしたゼリーの中に、お魚やお肉が入っているのがゼリータイプのキャットフードです。

栄養たっぷりのダシから作られたぷるんとしたゼリーは、かたいものが噛めなくなってきた高齢猫や、まだ堅いものが噛めない子猫にピッタリです。

スープ(ペースト)タイプおすすめキャットフード5選

おやつやご褒美として愛猫との時間を楽しくしてくれるのが、スープ(ペースト)状のキャットフードです。

封を切ってそのまま食べさせることができます。

特に水をあまり飲まない猫のおやつタイムや、ドライタイプ(カリカリ)をふやかすために使うのもおすすめです。

まとめ

お皿に盛られた猫用ウェットフードの画像

猫用のウェットフードの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。

「ウェットフード」といっても、食感や栄養などさまざまなタイプがあります。愛猫の年齢や好みに応じて、お気に入りのフードを見つけてください。

気になるウェットフードがあれば、少量購入して猫の好みをチェックしてみましょう。

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