「最近、愛犬が太ってきた」「運動量が減ってきたので食事を見直したい」と感じている方は、低脂肪ドッグフードへの切り替えも選択肢として検討してみましょう。
低脂肪ドッグフードとは、脂質を抑えたドッグフードのことで、体重管理や肥満予防、シニア犬の健康維持のサポートに役立ちます。
この記事では、獣医師の解説を交えながら、低脂肪ドッグフードの選び方をわかりやすく解説します。併せて、おすすめの低脂肪ドッグフードもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、この記事では日常の健康管理を目的としたフード(総合栄養食)を主にご紹介します。疾患がある場合は療法食が必要となることがあるため、必ず獣医師に相談してください。
本記事は医師が特定の商品を推奨するものではありません
山口県内の動物病院で代診を務めたのち、2006年ふくふく動物病院を開業、2023年同病院を譲渡し、現在はペテモ動物病院の院長としておもに犬や猫の診療を行う。ペットの記事執筆や監修を行うアイビー・ペットライティングの代表も務める。
低脂肪ドッグフードとは?どんな犬におすすめ?
低脂肪ドッグフードとは、一般的なドッグフードに比べて脂質の割合が低いドッグフードのことです。
「低脂肪」に明確な基準はありませんが、一般的なドッグフードの脂質が13~15%程度であるため、脂質が12%以下のものは低脂肪タイプに分類されることが多いとされています。
メーカーによって基準が異なるため、あくまでも目安として捉えておきましょう。
低脂肪ドッグフードは、体重が増えやすい犬や体重管理が必要な犬に向いています。脂肪を抑えることでカロリーをコントロールしやすくなり、体重管理や肥満対策をサポートします。
また、低脂肪ドッグフードは脂肪量を抑えた設計のため、成犬に比べて基礎代謝や活動量が低下しやすいシニア犬にも適しています。さらに、脂質を控えつつ必要な栄養を摂取したい場合にも選択肢になります。
低脂肪ドッグフードはすべての犬に適しているわけではありません。
フードの切り替えは慎重に検討し、持病がある犬やシニア犬の場合は、事前に獣医師へ相談してみましょう。
平松 育子
獣医師
低脂肪のドッグフードを選ぶ際は、単に脂肪が少ないだけでなく、年齢や運動量、健康状態に合っているかを確認することが大切です。
必要なエネルギーやたんぱく質、ビタミン、ミネラルとのバランスが取れたフードを選ぶことが、健康維持につながります。
低脂肪ドッグフードの選び方
低脂肪ドッグフードの選び方をご紹介します。獣医師のアドバイスも参考にしながら、愛犬にぴったりのアイテムをみつけてみましょう。
主原料で選ぶ|低脂肪の肉や魚を使った高たんぱく質のもの
低脂肪ドッグフードは、脂質の低さだけでなく、良質なたんぱく質が十分に含まれているかも大切です。たんぱく質は筋肉量の維持に関わる栄養素であり、体重管理中でも代謝を保つために欠かせません。
主原料には、低脂肪の肉や魚を使用した高たんぱくなフードを選びましょう。具体的には、鶏肉や魚類など、脂質が比較的少ない原材料を主原料としたものがおすすめです。
また、体重管理を目的とする場合、たんぱく質含有量が25%以上の製品がひとつの目安とされています。
高たんぱくのフードは、場合によっては腎臓に負担をかけることがあります。特にシニア犬では腎機能が低下していることも多く、腎不全のリスクに注意が必要です。
低脂肪フードを選ぶ際も、たんぱく質量とのバランスが大切なため、心配な場合は獣医師に相談してから与えると安心です。
一方で、主原料が穀物のフードは炭水化物の割合が高くなりやすく、製品や与え方によっては低脂肪でも摂取カロリーが増えることがあります。
その結果、低脂肪フードに切り替えたにもかかわらず体重が増加するケースもあるため、体重管理を目的とする場合は主原料の構成まで確認してください。
平松 育子
獣医師
原材料表示では、一般に先に記載されている原材料ほど配合量が多いとされています。
肉や魚などの消化しやすい動物性たんぱく質が主原料のフードを選ぶと安心です。一方、穀類中心のフードは、栄養バランスや消化性にも目を向け、愛犬の体質に合うかを確認しましょう。
油脂で選ぶ|原材料名や質を確認しよう
低脂肪ドッグフードを選ぶ際は、使用されている油脂の原材料や質にも注目してみましょう。脂質は必要な栄養素のひとつでもあるため、過度に制限しない設計のフードを選ぶことも大切です。
中でも、亜麻仁油やサーモンオイル、チアシードオイルなどを使用したドッグフードがおすすめです。これらの油脂にはオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸といった必須脂肪酸が含まれることがあり、皮膚や被毛の健康維持をサポートします。
一方で、「動物性油脂」「植物性油脂」のように、具体的な原材料名が記載されていない場合は注意が必要です。油脂の由来や品質が判断しづらい場合があるため、できるだけ原材料が明確に記載されているドッグフードを選ぶと安心です。
平松 育子
獣医師
ドッグフードに使用される油脂には、大きく分けて動物性と植物性があります。
また、脂肪の中には食事からでしかとることができない必須脂肪酸があり、リノール酸やαリノレン酸が代表です。亜麻仁油、ひまわり油に多く含まれます。
カロリーで選ぶ|愛犬の運動量や年齢に合わせる
カロリーにも注目し、愛犬の運動量や年齢に合ったフードを選びましょう。体重管理を目的とする場合は、100gあたり350kcal以下を目安にすると良いとされています。
ただし、ただカロリーが低いドッグフードを選べば良いわけではありません。犬によって消費エネルギーが異なる点に注意が必要です。活発に運動する犬など活動量が多い場合、カロリーが低すぎるとエネルギー不足を招く可能性があります。
また、一度に多くの量を食べられない犬の場合は、必要なエネルギーを確保できるカロリー設計のフードを選びましょう。ドッグフードを切り替える際は、体調やライフステージに応じて獣医師に相談しながら検討すると安心です。
平松 育子
獣医師
ドッグフードをカロリーで選ぶ際は、避妊や去勢手術の有無も重要なポイントです。手術後は代謝が低下し、太りやすく痩せにくくなりがちです。
体重を維持するためには、一般的に手術前より約30%カロリーを抑える必要があるといわれているため、体重管理を意識してフードを選びましょう。
添加物を確認して選ぶ|合成保存料や香料などはなるべく避けよう
添加物は品質維持などの目的で用いられるため、一概に不要とは言い切れません。ただし一部の添加物は、体質によっては長期的な摂取で不調につながる可能性があるとされています。
以下のような添加物が使用されていないかを確認しましょう。
- 人工着色料
- エトキシキン(合成酸化防止剤)
- BHA、BHT(合成酸化防止剤)
- プロピレングリコール(保湿剤)
また、食物アレルギーが気になる場合は、低アレルゲン設計やグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードを選ぶのもおすすめです。
平松 育子
獣医師
ドッグフードの添加物は、すべてが不必要なわけではありません。酸化を防ぐ保存料や、栄養を補うビタミン、ミネラル類などは品質維持や健康のために必要です。
一方で、着色料や強い香料など嗜好性だけを高める目的のものは必須ではないため、目的と安全性を確認して選ぶことが大切です。
楽天市場の人気ランキングから選ぶ|人気商品をチェック
低脂肪ドッグフードを選ぶ際は、楽天市場の人気ランキングを活用するのがおすすめです。人気ランキングをチェックすれば、今どのような商品が人気なのか、ひと目で把握できます。
多くの商品にはレビューが掲載されており、食いつきや食後の様子などを参考にできるのもメリットです。
楽天市場の人気ランキングを活用して、愛犬に合った低脂肪ドッグフードをみつけてみてください。
低脂肪ドッグフードおすすめ21選
ここからは、おすすめの低脂肪ドッグフードをご紹介します。「小型犬」「中型犬」「大型犬」に分けてご紹介しますので、愛犬の体格に合わせて参考にしてみてください。
小型犬用低脂肪ドッグフードおすすめ7選
小型犬用でおすすめの低脂肪ドッグフードをご紹介します。小粒で食べやすい形状のタイプもご紹介していますので、愛犬の年齢や好みに合わせて選んでみてください。
中型犬用低脂肪ドッグフードおすすめ7選
中型犬用でおすすめの低脂肪ドッグフードをご紹介します。食いつきが気になる場合は、味わいや食感にこだわった商品にも注目してみてください。
大型犬用低脂肪ドッグフードおすすめ7選
大型犬用でおすすめの低脂肪ドッグフードをご紹介します。体重がかかりやすい関節の健康維持をサポートする栄養素を配合した商品もあるので、愛犬の健康状態に合わせて選んでみてください。
低脂肪ドッグフードに切り替える際のポイント
低脂肪ドッグフードに切り替える際は、段階的に移行することが大切です。これまで与えていたドッグフードに新しいドッグフードを少量混ぜ、7~10日ほどかけて切り替えましょう。
ドッグフードを急に切り替えると、消化が追い付かず、軟便や下痢につながることがあります。その場合は切り替え期間をさらに延ばし、無理のないペースで移行してください。
食いつきが悪い場合は、ぬるま湯でふやかしたり、電子レンジで軽く温めたりするなどの工夫をしてみましょう。香りが立ち、食欲が促されることがあります。
また、鶏ささみやヨーグルト(無糖、低脂肪)など、低脂肪なトッピングを少量加えるのもおすすめです。ただし、乳製品が体に合わない場合もあるため、少量から試し、体調に変化があれば中止して獣医師に相談しましょう。
平松 育子
獣医師
持病がある犬は、自己判断で低脂肪フードに切り替えないことが大切です。膵炎、腎臓病、消化器疾患などでは適した栄養バランスが異なるため、必ず獣医師に相談しましょう。
フードの切り替えは体調や検査結果を確認しながら、慎重に段階的に行うことが望ましいです。
まとめ
低脂肪ドッグフードは、体重管理が必要な犬やシニア犬に向いている場合があります。主原料や油脂、カロリーなどを確認し、愛犬の健康状態や年齢に合ったフードを選びましょう。
低脂肪ドッグフードを購入する際は、楽天市場の利用がおすすめです。購入者のレビューを参考にできるほか、スマホやPCでいつでも手軽に購入できます。
楽天市場を活用して、愛犬にぴったりの低脂肪ドッグフードを見つけてみてください。
平松 育子
獣医師
低脂肪ドッグフードは健康管理に役立ちますが、年齢や体質、持病に合わせて選ぶことが大切です。
脂質だけでなく、たんぱく質やカロリー、原材料のバランスも確認し、必要に応じて獣医師に相談しながら適切に取り入れましょう。
※本記事は楽天市場が作成しています。