季節の変わり目に肌がゆらいだり、新しく購入した美容液がヒリヒリしみたりと、敏感肌の方は美容液選びに悩むことが多いのではないでしょうか。
敏感肌の方がスペシャルケアとして美容液を取り入れる場合は、できるだけ肌への刺激が少ないものを選ぶことが大切です。
この記事では、敏感肌向け美容液の選び方を、医師のアドバイスと共にわかりやすく解説します。
さらに、ドラッグストアで人気のプチプラから、特別な日のケアにぴったりのデパコスまで、市販の敏感肌向け人気商品を厳選してご紹介します。ぜひご自身の肌にぴったりな1本をみつけてみてください。
※本記事は医師が特定の商品を推奨するものではありません
敏感肌の原因は？
肌には外部の刺激から守るバリア機能が備わっていますが、何らかの原因でそのバリア機能が低下すると、刺激を受けやすい「敏感肌」になります。赤みやピリピリ感、乾燥などの症状が現れるのが特徴です。
敏感肌になる原因は、主に以下の4つがあります。
- 紫外線
- 空気の乾燥
- 過度の洗顔
- 肌に合わない化粧品の使用
敏感肌になる原因は日常生活の中にも多く潜んでいるため、スキンケアアイテムの選び方が重要になります。バリア機能が低下した敏感肌の方は、できるだけ肌に刺激の少ない美容液を選びましょう。
福井美典
美容皮膚科医
敏感肌の原因には、皮膚の角質層のバリア機能の低下、皮脂の欠乏、栄養素の不足などが挙げられます。
また、洗顔やクレンジング時の擦りすぎによる摩擦も、物理的刺激としてバリア機能を低下させる要因となります。
敏感肌向け美容液の選び方
敏感肌の方に向けて、美容液の選び方を皮膚科医のアドバイスと共に解説します。ご自身の肌に合った商品をみつけるために、ぜひチェックしてみてください。
肌の悩みに合わせて選ぶ｜乾燥やシミなどをケア
美容液は、特定の肌の悩みに対応した美容成分が凝縮されたスペシャルケアアイテムです。選ぶ際は、ご自身の肌の悩みに合わせて選びましょう。
代表的な肌の悩みと、その悩みにおすすめの成分は以下の通りです。
| 肌の悩み | おすすめの成分 |
|---|---|
| 乾燥 | 肌の水分を保持し、バリア機能をサポートする「セラミド」 |
| シミ・そばかす | メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを予防する美白(※1)有効成分の「ビタミンC誘導体」「アルブチン」 |
| ハリ不足 | エイジングケア(※2)ができる「レチノール」「ナイアシンアミド」 |
| ニキビ | 肌荒れを防ぎ、ニキビ予防をサポートする「グリチルリチン酸」「サリチル酸」「ビタミンC誘導体」 |
商品のパッケージに記載された成分表で、ご自身の悩みに合った成分が含まれているかを確認しましょう。
以下の記事では、それぞれの悩みに特化したおすすめの美容液や選び方をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
※1 メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと
※2 エイジングケアとは、年齢に応じた肌ケアのこと
福井美典
美容皮膚科医
敏感肌の方で、部分的な乾燥、シミ、ニキビなどの肌悩みを伴う場合は、スキンケアの中で美容液を上手に取り入れると良いでしょう。
美白ケアには、ビタミンCの中でも刺激が少ない「ビタミンC誘導体」や「アルブチン」などが有効です。ハリ不足には「レチノール」が知られていますが、皮むけが強く出るとバリア機能が低下して敏感肌を悪化させるおそれがあります。
毎日の使用は避け、4～5日に1回、夜のみなど、限定的な頻度で取り入れるのがおすすめです。
低刺激設計を選ぶ｜アルコールフリーや無香料
敏感肌の方は、肌への刺激をできるだけ減らすために、低刺激設計の美容液を選びましょう。
商品を選ぶ際は、「敏感肌向け」「低刺激性」などのパッケージの表記が目安になります。
さらに、以下のようなテストが行われているかも、判断基準のひとつになります。
| テスト名 | 特徴 |
|---|---|
| アレルギーテスト | 皮膚アレルギー反応の有無を確認するテスト |
| パッチテスト | 肌に製品を貼り、かぶれなどの皮膚刺激が出ないかを確認するテスト |
| スティンギングテスト | かゆみや痛み、ひりつきなど、刺激感の有無を確認するテスト |
植物由来成分は肌に優しいイメージがありますが、人によっては刺激を感じることもあります。高濃度のビタミンCやレチノールも同様に、ピリピリとした刺激や赤み、かゆみを感じる場合があるため注意が必要です。
ご自身の肌に合うかを確かめるためには、まずサンプルを試してみるのがおすすめです。サンプルやトライアルセットで確認し、肌に合うことがわかってからフルサイズを購入すれば、無駄なくスキンケアを続けられます。
福井美典
美容皮膚科医
コスメを選ぶ際は、低刺激設計であるかを確認する指標として「スティンギングテスト」が実施されているかどうかに注目すると安心です。
ただし、肌の状態は体調や季節の変化、女性であれば生理前やホルモンバランスの揺らぎなどによっても変動します。そのため、どのようなコンディションの肌にも合うかを確かめるために、サンプルを使って試してからの購入をおすすめします。
テクスチャーで選ぶ｜毎日心地良く使うために
美容液を毎日心地よく使うためには、テクスチャーも大切なチェックポイントです。どんなに優れた成分が配合されていても、ベタつきや肌なじみの悪さを感じると、使うのが億劫になることがあります。
さらっとしたテクスチャーの美容液は、軽い使い心地でベタつきにくいのが魅力です。肌に素早くなじむため、すぐにメイクをしたい朝のスキンケアに適しています。
一方、とろみのあるテクスチャーは濃密でコクがあり、リッチな使用感を楽しめます。肌をしっとりと包み込むように保湿するため、乾燥が気になる方や念入りなお手入れをしたい方に向いています。
ご自身の肌質や好みに合わせて、心地よく続けられるテクスチャーを選びましょう。
福井美典
美容皮膚科医
皮脂の量や角質の水分量には個人差があり、テクスチャーはスキンケアを選ぶ上で欠かせないポイントです。
とろみがありじんわりと肌に馴染むタイプ、こっくりとした質感で高保湿なタイプ、ジェルのように軽く伸びるタイプなど、その種類はさまざまです。最も大切なのは、実際に使ってみて「心地良い」と感じられるものを選ぶことです。
続けやすさで選ぶ｜コスパが良いプチプラ・憧れのデパコス
美容液の効果を実感するためには、同じものを継続して使うことが大切です。ご自身の予算に合わせて、無理なく使い続けられる価格の美容液を選びましょう。
プチプラ美容液は、手軽に試しやすい点が魅力です。美白(※1)有効成分が含まれたものやエイジングケア(※2)ができるものなど、機能面でも優れた商品が多くあります。
一方、プチプラよりも高価なデパコスの美容液は、ブランド独自の先進技術や希少な美容成分を使用している点が大きな魅力です。テクスチャーや香り、ボトルデザインなど、細部に至るまで丁寧に設計されています。
プチプラの美容液は、以下の記事でも詳しくご紹介しています。コスパ重視の方は、ぜひチェックしてみてください。
※1 メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと
※2 エイジングケアとは、年齢に応じた肌ケアのこと
福井美典
美容皮膚科医
続けやすさを重視するなら、プチプラの美容液を選ぶのが現実的です。手に取りやすい価格だからこそ、複数の種類を試して比較できる点も大きなメリットです。
楽天市場の人気ランキングで選ぶ｜レビューや口コミもチェックできる
「敏感肌向けの美容液がたくさんありすぎて、どれを選べば良いかわからない」と言う方は、ぜひ楽天市場の人気ランキングをご覧ください。
多くの方が購入している売れ筋商品がひと目でわかり、ご自身にぴったりの美容液をみつけるヒントになります。気になる商品をみつけたら、購入する前に実際に使った方のレビューをチェックしておきましょう。
楽天市場はプチプラからデパコスまで豊富に揃っており、人気ランキングでは肌の悩みやブランドなどで絞り込んで探すこともできます。
楽天市場は美容液のサンプルやトライアルセットを取り扱う店舗も多く、気軽に試せるのが嬉しいポイントです。気になる美容液があれば、ぜひ一度試してみましょう。
敏感肌向けの美容液おすすめ30選
ここからは、これまで解説した選び方のポイントを踏まえ、敏感肌におすすめの美容液をご紹介します。「プチプラ」と「デパコス」に分けてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
プチプラの敏感肌向け美容液おすすめ15選
まずは、ドラッグストアで人気のプチプラの敏感肌向け美容液からご紹介します。低刺激設計であるだけでなく、毎日惜しみなく使えるコスパに優れた商品を厳選しました。
デパコスの敏感肌向け美容液おすすめ15選
ここからは、デパコスの敏感肌向け美容液のおすすめ商品をご紹介します。ブランド独自の技術やこだわりの成分が詰まった、低刺激設計でもリッチな使用感が得られる商品を厳選しました。
敏感肌向け美容液の使い方
美容液に期待できる効果を最大限引き出すためには、正しく使うことが大切です。
美容液は、基本的には商品の使用順に従って使いますが、一般的なスキンケアの順番は以下の通りです。
化粧品は、水分が多いものを先に使い、油分が多いものは後に使うのが一般的です。
ただし、導入美容液を使用する場合は化粧水の前に使いましょう。導入美容液をスキンケアの最初に使うことで、次に使う化粧品の馴染みを良くする効果が期待できます。
美容液を塗る際は、以下の手順で優しく丁寧に行いましょう。
- 美容液を手に取って温める
- 美容液を顔全体に馴染ませ、ハンドプレスする
- 乾燥が気になる部分に重ねづけする
スキンケアの際に肌をこすったり、強くパッティングしたりすると、敏感な肌には刺激となります。敏感肌の方は、できるだけ肌に負担をかけないよう意識してお手入れを行いましょう。
敏感肌の方は、洗顔料や化粧水も慎重に選ぶことが大切です。商品の選び方やおすすめ商品などの詳しい情報は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
福井美典
美容皮膚科医
美容液は、一般的に化粧水の後に使用します。化粧水で顔全体をしっかり保湿した後、気になる箇所に美容液を馴染ませて落ち着かせましょう。必要に応じて重ね付けをしても構いませんが、摩擦を避け、優しく丁寧なケアを心掛けることが大切です。
なお、ブースター美容液の場合は、洗顔直後の清潔な肌に使用し、その後に化粧水を重ねてください。
まとめ
デリケートで刺激を受けやすい敏感肌の方は、肌悩みに合わせて選ぶだけでなく、低刺激設計で肌に優しい美容液を選ぶことが大切です。
この記事でご紹介した選び方を参考にして、ご自身の肌にぴったりの商品をみつけてみましょう。
美容液を購入する際は、プチプラからデパコスまで、幅広いブランドの商品を取り扱う楽天市場がおすすめです。気になる商品があれば、まずはサンプルやトライアルセットを使って、ご自身の肌に合うか確認すると安心です。
福井美典
美容皮膚科医
敏感肌の方が美容液を選ぶ際は、まず低刺激設計であるかを確認しましょう。その上で、サンプルやトライアルキットを数日間試してみたり、プチプラの美容液をいくつか購入して比較したりするなど、いくつかの方法があります。
また、季節の変わり目や、女性の場合はホルモンバランスが揺らぐ前などは、肌のコンディションに合わせて使い分けが必要です。日々、気温や天気が変化するのと同じように、肌の状態も一定ではありません。
ご自身の肌と対話するような気持ちで、スキンケアを通じてケアの時間を楽しんでみてください。
※本記事は楽天市場が作成しています。
