お弁当はキャラ弁、デコ弁に始まり、社会人になってからも男子弁当や節約弁当、ダイエット弁当、わっぱ弁当など、SNSでもたくさん話題になるほど人気があります。
ですが、これから弁当生活を始める方にとっては、どんな弁当箱がいいのか、種類の多さに迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
その時々のニーズにあった容器や機能、サイズの弁当箱を使うことは、お弁当をおいしく食べるために大切です。
そこで今回は、テレビやラジオなどへの出演、自宅料理教室開催など幅広く活動中の料理研究家の阪下千恵さんと、つきの家族食堂「作り置き弁当」を宝島社より発売中のAmeba公式トップブロガー・つきさんこと長田知恵さんに、弁当箱の選び方や種類について伺いました。
後半ではおすすめの弁当箱もご紹介するので、弁当箱の購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


料理研究家とAmeba人気ブロガーに聞いた弁当箱の選び方とは?


阪下 千恵
料理研究家・栄養士・家事研究家
まずは、誰が、どんな場所で食べるための弁当箱なのかを考え、それに適した弁当箱を選ぶことが大切です。
例えば、幼児が保育園や幼稚園で、中高生が学校で、大人の女性がオフィスで、男性用のがっつり弁当、など年齢やシチュエーションによって選ぶ弁当箱が違ってきます。
弁当箱を選ぶには、持ち運びやすさや見た目など、年齢だけでなく食べる場所も重要な要素だからです。
サイズで選ぶ|子どもから大人まで適量のサイズ感とは?

- 園児:270~370mL
- 小学生:370~600mL
- 中高生女子~大人の女性:450~650mL
- 中高生男子~大人の男性:600~800mL
- 家族用:3000mL
これはあくまでも目安です。普段の食べる量や運動量などを考えて、ちょうどよい弁当箱を選びましょう。

長田 知恵
ブロガー
大人用はおかずが大きいので深い方が入れやすく、子ども用はおかずが小さいので浅型のもので、取り外し可能な仕切りがあると便利ですよ。
メンテナンスのしやすさで選ぶ|毎日使うので洗いやすさも大切
毎日のことなので、洗いやすさや耐久性も重要です。ふたや角までしっかり洗いやすいかなどをチェックしましょう。
毎日手洗いし、拭いて乾かすことができれば、わっぱなどの天然素材でももちろん大丈夫です。

阪下 千恵
料理研究家・栄養士・家事研究家
安い弁当箱は、すぐにパッキンが壊れてしまうこともあるので、できれば信頼できるメーカーのしっかりしたものを買うのがおすすめです。
使い勝手で選ぶ|ふたの密封度や開け閉めのしやすさなど


長田 知恵
ブロガー
使い勝手で選ぶ際は、凸凹がないフラットなものがおすすめ。中面がフラットな方が、洗いやすく、詰め込みやすいからです。
密閉度は高い方がよく、パッキンの取り外しがラクにできるもの。また、使う本人のカバンに入れやすいものを選んであげるのも大事なポイントです!汁漏れしにくいものを選びましょう。
園児用の弁当箱の場合は、ふたの開け閉めのしやすさも必ず確認しましょう。
デザインや色で選ぶ|お弁当の時間が楽しみに!

お弁当を食べる時間が楽しくなるよう、使う方が気に入るものを選ぶようにしましょう。とくにお子さま向けの場合、好きなキャラクターや色など、お弁当の時間が楽しみになるよう一緒に選ぶのもおすすめです。
なお、持ち運びのしやすさも重要なので、あまりかさばりすぎないデザインのものを選びましょう。
保温機能で選ぶ|いつでも温かいお弁当を
スープジャーや魔法瓶型の弁当箱は、お昼まで温かい状態や冷たい状態をキープできます。また、ジャーポット型ではなくても、ふたを凍らせることで保冷剤代わりになるプラスチックの弁当箱があります。

長田 知恵
ブロガー
温かいままにしたい場合、保温が長時間キープできるものがよいです。また、重くなりがちなのでコンパクトなタイプが良いですね。
素材に注目して選ぶ|用途によって使いやすいものを

(提供:長田知恵さん)

長田 知恵
ブロガー
素材はステンレス製のものが衛生的です。ニオイ移りが少なく、そしてサビにくく、普段使いにはおすすめ。ときどき、雰囲気を変えるために曲げ天然素材のわっぱを使うのもありです。
プラスチックの弁当箱

「プラスチック」は、一般的な弁当箱の素材です。ふたにはかぶせタイプ、パッキンでとめるタイプ、シールふたのタイプがあります。洗いやすく、色もカラフルでデザインも豊富です。
まず1個目の弁当箱を選ぶなら、プラスチックのパッキンでとめるタイプの弁当箱がおすすめです。
ステンレス製・アルミ製の弁当箱

「ステンレス」とは「サビない」という意味で、その名の通りサビが付きづらく、いつまでも清潔感を保てます。
また、ニオイ移りが少なく、耐熱性も抜群です。強度も高いので、傷つきにくいのが特徴です。丸型、四角型などサイズも豊富なので選びやすいですね。
「アルミ」は、ステンレスより傷はつきやすいですが、サビづらいのに比較的軽いのが特徴です。アルミ素材の弁当箱は、幼稚園などで保温するために指定されることもあり、お子さま用のデザイン展開も豊富です。
雑貨屋さんなどでは大人向けのアルミ弁当箱も売っていて、天然素材の弁当箱同様おしゃれに見えるのが特徴です。
天然素材の弁当箱

「杉」を使ったわっぱや「竹かご」など天然素材の弁当箱もあります。
天然素材の弁当箱はごはんの湿気を吸ってくれるので、冷めてもごはんがおいしいという特徴があります。また、何を入れてもおしゃれに見えるのも嬉しいポイントです。
弁当箱おすすめ29選
それでは、編集部が厳選したおすすめの弁当箱を、タイプ別にご紹介します。
【スリムタイプ】弁当箱おすすめ7選
まずはスリムな弁当箱からご紹介します。スリムな弁当箱は幅を取らない分、ビジネスかばんや学生かばんに入れやすいです。
【保温機能付き】弁当箱おすすめ7選
次に保温機能付きの弁当箱をご紹介します。熱いものは熱いまま、冷たいものは冷たいままなので、一年中使える便利な弁当箱です。
【おしゃれ・かわいい】弁当箱おすすめ7選
それでは次に、いつもと変わらない弁当のおかずが、容器を変えるだけでいつも以上に美味しそうに見えるおしゃれな弁当箱や、かわいいデザインの弁当箱をご紹介します。
【子ども用】弁当箱おすすめ5選
続いて、保育園や幼稚園、小学生くらいのお子さま用におすすめの弁当箱を5つご紹介します。買いやすい価格帯も魅力的です。
【アルミ・ステンレス素材】弁当箱おすすめ3選
最後に、アルミやステンレス素材の弁当箱をご紹介します。
まとめ

スリム、保温機能付き、おしゃれ、子ども用、アルミ・ステンレス素材の弁当箱をご紹介しましたが、気になる弁当箱はありましでしょうか。種類の違う弁当箱を揃えておくと、お弁当のバリエーションが広がるのでおすすめです。
今回の内容を参考にぜひお気に入りの弁当箱を見つけてみてください。